『silent』第2話完全版
青羽紬(川口春奈)は8年ぶりに佐倉想(目黒蓮)と偶然の再会を果たすも、手話で一方的に話され、状況が把握できずに立ちすくむ。
一方、想はこの8年間の想いが募り、行き場のない気持ちを消化できずに紬のもとから立ち去る。そんな様子を見ていた桃野奈々(夏帆)は、想のもとに駆け寄り、そっと寄り添った。
<ドラマ『silent』これまでのあらすじ完全版>
想は高校卒業のころに耳に違和感を抱くようになり、その異変にいち早く気づいた母・律子(篠原涼子)が病院に連れて行くと、遺伝性の可能性があると診断された。
自分のせいかもしれないと責任を感じてなかなか受け入れられない律子に対し、想は申し訳なく思い、そのまま上京することを決め、紬にも病気のことは隠して別れを告げる。
高校時代の友人であり紬にとっては現在の恋人・戸川湊斗(鈴鹿央士)から連絡先を聞いた想は、紬にLINEのメッセージを送り、再び会うことになる。偶然再会した時に紬が落としたイヤホンを返したかったのだ。
その日、紬と想は音声認識アプリを介して他愛ない会話をして別れる。
紬は湊斗に想と会ったことを話す。すると「想、耳が聞こえなかったでしょ」と言う湊斗。知っていたことに憤る紬。
湊斗は、紬が知ったら不安定になってしまうことを心配していたと告げる。湊斗も想に会いたいのではないかと紬が聞くも、湊斗は自分は会わなくて良いと答えた。
そして、湊斗は2人が再会したことに不安はぬぐえないものの、その想いとは裏腹に春尾正輝(風間俊介)の手話教室を紬に紹介する。
手話教室に通い始めた紬は、想に「もう一度会って話したい」とLINEメッセージを送った。
紬と想は先日会ったカフェで再会。音声認識アプリを立ち上げようとする想を制した紬は、覚えたての手話で会話を始めた。
しかし、込み入った話になると、紬は音声認識アプリで聞きたいことを想に尋ね始める。想はスマホに文字を打ち込んで紬の問いに答えた。
なぜ聴力を失ったのかを知った紬は、最後に会った時に「電話したい」や「声が好き」などと嫌なことを言ってしまったと想に謝る。だが、「嬉しかった」と答える想。
紬は「好きな人ができた。別れよう」と想からLINEメッセージが送られたと反論。すると想は「好きな人ができた」ではなく、「好きな人がいる」と送ったと紬を指差した。涙が溢れ出す紬に、想は「悲しませたくなかった。そうやって泣くと思ったから」と続ける。行き場所のない両想い…。
そんな思いを振り払うように、「今は泣かせない人がいるのか?」という想の問いかけに、紬はいると返した。
お互いのわだかまりが消えた紬と想は、カフェを出て仲良さそうに帰途につく。
自分のアパート近くに来た時、紬のスマホが着信。湊斗からだ。近くまで来ていると話す湊斗だが急に話をやめた。
想が自分ではない場所に目を移したことに気づく紬。想の視線の先にはスマホを耳にあてた湊斗の姿があった。
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