12月28日(土)23時40分~放送される、フジテレビ系オトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』 第4話。
視聴者の予想のナナメ上をさらに超えてくる展開が話題になっている。
本作は、元少年Aという過去を持つ弁護士・御子柴礼司(要潤)を主人公に「罪の償いとは何か」を問うヒューマン法廷ミステリー。
第3話では、 新章「老人ホーム介護士殺害事件編」がスタート。御子柴の医療少年院時代の担当教官・稲見(勝野洋)が殺人罪で起訴され、その弁護を御子柴が担当することに。
御子柴を敵視する検事の岬(津田寛治)と再び法廷で対峙する中、稲見は「私に正当な罰を」と弁護を拒否。
御子柴の存在意義が揺らぎ、裁判の行方も気になるところだが、第4話では、“悪魔の弁護人”が誕生するに至った衝撃の「エピソード・ゼロ」が解禁されるという。
そこで、 御子柴の少年期・園部信一郎を演じるのは大西利空(りく) と、医療少年院で最初に信一郎に話しかけてきた関西弁の少年・嘘崎雷也(“嘘崎”は、プリズンネーム)役の下川恭平に話を聞いた。
大西は、映画『キングダム』で主人公・信の幼少期を演じ、来年公開の『るろうに剣心・最終章』 では、明神弥彦役を演じる。
下川は、『おんな城主 直虎』『フルーツ宅配便』などに出演 。ともに注目の若手俳優だ。
<大西利空&下川恭平インタビュー >
――演じる役についての印象は?
大西:自分が死んでしまう役は結構あったけど、人を殺してしまう役は初めてでした。台本読んだ時は、すごく辛そうな役だなと感じました。
オーディション前には、実際に犯罪者の本を読みました。すごく「残酷だな」と思ったし、それを自分がやると思ったら、「どう演じたらいいんだろう」と最初は戸惑ったけど、撮影するまでに練習したり、台本を読んで、どういう役柄か考えたりして頑張りました。
下川:僕は北海道出身で、 関西弁の役が初めてだったので、とにかく知り合いの関西の人たちに聞いたり調べたりして練習しました。(台詞を自分の声で)録音して、「これ合っている?」と周りに聞いたりもしました。
僕が演じる嘘崎は、ずっと嘘をついているというキャラクターなので、大阪弁も嘘かもしれない。実際、セリフでも嘘だと言ってます。性格的に明るい点は(自分に)近いので演じ甲斐があり、楽しめそうな役だなと思いました。
――お互いの印象は?
大西:すごく楽しかったです。オーディションとかで結構会っていたりしたんですけど、共演は初めてなので。ライバル?男子は、ライバルとかない気がします。みんな楽しんでやっているから。
下川: 僕が東京に来たのは3年前。そのオーディション会場で最初に見た時は「あの大西利空さんがいる!」ですよ。その後も何度かオーディションで会ったりしていたので、顔見知りではあったけど(共演して)まぁ、いい子だなと(笑)。一緒にやっていて、とても楽しかったです!
――撮影の合間もずっと2人で話していましたね。
大西:2人とも『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』が好きで。
下川:そのアニメや漫画の話で盛り上がりました。対等に話せるというか。年下にあんまり感じないですね。
――撮影で印象に残ったことはありますか?
下川:(ロケ地となった)現場のオーラがすごかったですね。
大西:元精神病院の廃病棟だったんですが、閉鎖された空間ですごく怖かったです 。
下川: それが(医療少年院として)合ってましたね、本当に。
大西&下川:(顔を見合わせて、大きくうなずく)
――稲見教官役の勝野洋さんの印象は?
大西&下川:(声を合わせ) すっごい、優しい!いい人!
大西:勝野さんが(子どもの頃)九州にいた時の話とかもしてくれて楽しかったです。
――ほかの共演者のみなさんはどうでしたか?
大西:山岸教官役のスチール哲平さん(元芸人)は、すっごい面白かったです!
下川: 僕が台詞を詰まった時に、「大丈夫だよ」って言って、台本の読み合わせをしてくれたり、本当に優しかったです。
また、柿里教官役の嶋尾康史さん(元阪神タイガース) は、 役柄的にはめちゃ怖いというか、厳しい教官なんですけど、プライベートでは紳士のよう。僕が(柿里教官の)首を絞めるシーンがあるんですけど、「本気で締めちゃっていいよ」とか、「ちゃんと乗っかっちゃっていいよ」とか言ってくれて、さすがだなって感じました。
大西:反省房にいるシーンで(自分が)体育座りしていて、嶋尾さんが立っていたんですけど、すごい背が高いんですよ。オーラがヤバくて、とても怖かったです(笑)。
――最後に、第4話の見どころを教えてください。
大西: 脱獄のシーンですかね。(教官に)掴みかかるアクションシーンが(立ち)位置的にすごく難しかったので、そこが見どころです。
下川: 礼司(信一郎)が雷也という人間を通して、最初はウザがりながらも本当の友達を見つけ、今まで内気だったのがどんどん解放されていって、人としての心を見つけていくというところが見どころだと思います。(ふと大西の方を見つめ) 今いいこと言ったぞ!珍しく (笑)。
<第4話あらすじ>
御子柴(要潤)は、無罪を拒絶する被告人・稲見(勝野洋)からクビを言い渡される。だが、弁護を続けようと抗うその様子を見た洋子(ベッキー)は、ある女性を訪ねる。
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