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10月23日（日）、「2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’」が有明アリーナにて開催されました。

全13公演の総動員数が110,000人を記録した同ツアー。フジテレビュー!!では、この日行われた千秋楽公演の模様をレポートします。

開演の16時に差しかかると、場内のBGMとして流れていた楽曲「We Alright」に合わせてJAM（※JO1ファン）から手拍子が。公演への期待感が高まっていきます。

オープニング映像が終わると、バンドの生演奏が鳴り響くなかJO1が登場。大平祥生さんの「This is JO1！」という呼び掛けを皮切りに、M1「Move The Soul」がスタート。河野純喜さんの歌声が伸びやかに響き渡ります。

淡いピンク色の光で包まれる会場。実はJAMが持つ“ペンライトの海”がスタッフによって遠隔操作で切り替わり、曲の展開に合わせて会場の照明やLEDモニターの演出とシンクロ。JO1とJAM、会場が一つとなってライブを作り上げているように感じられました。

M2「Born To Be Wild」、M3「Algorithm」へ。まだ3曲目にして会場に銀テープが放たれ、公演は序盤からハイテンション。そのままM4「YOLO-konde」、M5「Walk It Like I Talk It」と続きました。

メインステージに並んだJO1は「Go to the TOP！JO1です！」の挨拶ののち、トークコーナーへ。

鶴房汐恩さんは「小学生の頃からあだ名は『ボンボン』です」とPR。木全翔也さんはマイクを通さずに地声で「こんにちは！」と叫んだのち、「今日はオーラス（＝ALL LAST）です、盛りあがっていきましょう！」、豆原一成さんも「オーラス、来た〜！」と叫んでハイテンション。

佐藤景瑚さんは「JAM、昨日、僕の夢に出てきましたか？ドキドキしたんですよ。今日は出てきますか？」、東京出身の白岩瑠姫さんは「ただいま、東京〜！今日も素敵な思い出にしていきましょう」、川西拓実さんは「腕が痛いぐらい拍手して、体が疲れるぐらい立っていてください」。

金城碧海さんはJAMに拍手を煽り、“手締め”もばっちりと成功。続く大平さんも「JOクラップ！JOクラップ！」と盛り上げ、「最高に幸せな一日にしましょう」と呼びかけました。

河野さんはなぜかキレながら「お前らさあ！今日、オーラスだって言ってんじゃねえかよ！盛り上げれるのかい？…拍手が小さいよ！“こいつ”が怒るぞ！」と、自身が着ている衣装にプリントされたキャラクターを指差す場面も。

與那城奨さんは「全力でいきますので、全力で向かってきてください！」、川尻蓮さんも「今日は、俺らのためにぶっ倒れるまで盛り上がってください！」と熱く語りました。

オープニングでのトークコーナーを終えると、川西さんは「もう次の曲ですか？はあ…。よし！では皆さん、まだまだ続きますので楽しんでください。続いての曲は…！」とゆっくりと煽って会場が静まり返ったのち、「…Shine A Light」と小声でぼそっと紹介。その可愛らしさに会場から黄色い歓声が上がりました。

M6「Shine A Light」、M7「僕らの季節」を終え、会場のモニターには「KIZUNA TAROT」と題された映像がスタート。“占い師”に扮した川尻さんが、JO1メンバーをタロットカードで占っていきます。

タロット占いVTRが進むなか、JO1メンバーと“絆”を深められるのは「エアリアルヨガをしている人」だという川尻さん。

「この中で、エアリアルヨガをやったことがある人たち、5秒間アイコンタクトだ！」と川尻さんが呼びかけると、モニターの一部の画面が生中継映像に切り替わり、ランダムに選ばれた場内のJAMが続々と映し出される演出へ。突然の出来事に驚きながらもしっかりと「Go to the TOPポーズ」をカメラに見せるJAMも登場し、会場からは笑いと温かい拍手が起きました。

その後もVTRが続くなか、「まもなく（JO1は）バラバラになってしまう。だいたい15分間ぐらい…」と川尻さん。彼の高笑いとともに映像が終わると、画面には「UNIT STAGE」のテロップが。ここからは、JO1メンバー11人が少人数に分かれてパフォーマンスを披露しました。

川尻さん・鶴房さん・與那城さんはM8「RUNNING」を歌唱。與那城さんは曲の伴奏が終わってもなおワンフレーズを歌い上げました。大平さん・川西さん・木全さん・河野さんはM9「Get Inside Me」を披露。大平さんは腕を大きく縦に振ってJAMと一緒にリズムを取り、ステージに腰かけて優しい表情で会場を見渡しました。

前の2曲と打って変わって、ヒップホップサウンドが特徴的なM10「KungChiKiTa」へ。会場に「Are You Ready？」と絶叫が響き、金城さん・佐藤さん・白岩さん・豆原さんがラップを歌いながら雄々しく登場しました。

白岩さんはフードを深くかぶり、ストリート系の雰囲気をまとって魅了し、金城さんや佐藤さんも曲のイカつい世界観を全力で表現。徐々に曲調がヒートアップしていくなか、曲の終わりで豆原さんが「Thank you.」と締めて歓声が上がりました。

ここでトークコーナーへ。「どもどもども〜」と、川尻さんらJO1メンバーがステージ上に次々と戻ってきました。

鶴房さんが「“メンバー、IN！”って指示が出る前に、奨くんがステージに入ってた」、川尻さんは「入ってたし、声が裏返ってた」と、「RUNNING」の途中で一音だけ外してしまった與那城さんをイジると、会場からはエールの拍手が。與那城さん本人も「自分が一番びっくりしたよ。裏に戻ったら、メンバーに大笑いされて。歌ってるとき、冷や汗がバーって出た（笑）」と振り返りました。

「まあ“そういうこと”もありますよね！」とメンバーからフォローされるなか、「“そういうこと”はない」と川西さんが淡々とカットイン。しかし直後に「…良かったです」と褒め、周囲からは「いい人！」「（まるで）監督！」と称賛の声が上がりました。

木全さん、河野さん、大平さんの3人はJAMがいるアリーナに直接登場。木全さんは「こんにちは〜」と言いながらJAMに手を振ってメインステージへと移っていきました。

続いて登場した佐藤さんは、與那城さんが音を外してしまった場面をマネする一幕も。與那城さんが「イジってくれるなぁ…（笑）」と反論するなど、一同が“わちゃわちゃ”で盛り上がっているなか、「豆（※豆原）が髪分けてるの好きやわぁ」とつぶやく川尻さん。「可愛い！」「（前髪の形が）ハートみたい！」と注目が集まり、豆原さんがうれしそうに笑顔でピースサインを見せました。

M11「Be With You（足跡）」では、川西さんがどこか切ない表情で歌い上げる姿が印象的。M12「ZERO」では、曲の序盤で佐藤さんがピースを見せるシーンで、ほかのメンバーもピースをする場面も。

M13「流星雨」を終えて再びVTR転換へ。「KIZUNA CM制作」と題されたVTRが始まり、JO1メンバーが今回のツアーをPRするCMに登場しました。

M14「SuperCali」では、11人が息のそろった群舞を披露。M15「無限大」ではサポートダンサーとともに迫力あるパフォーマンスで魅了したのち、M16「La Pa Pa Pam」へ。木全さんは情熱的で激しいラップを歌い、直後に続く鶴房さんは対照的なほどクールな表情でカメラを見つめて“お手振り”を。

再びトークコーナーへ。

「『SuperCali』、皆さんは踊れますか〜？」と聞いたのは川尻さん。客席のJAMがうなずくと「今、うなずきましたね？」と詰め寄るように確認し、JO1とJAMで一緒に「SuperCali」のサビを踊る場面もありました。

ライブも中盤にさしかかるなか、次の曲フリへ。佐藤さんが「すいませんスタッフさん！あの曲やっちゃっていいですか？」と煽ったのち、衣装のジャケットから赤いバラを取り出すと大きな歓声が。JO1が新曲「Rose」を披露しました。

真っ赤な照明で照らされ、客席の椅子に振動が伝わるほどビート音が鳴り響く会場。鶴房さんと木全さんがサビ直前の歌詞「Rose」をそれぞれ吐息混じりの低い声でささやき、圧倒的な存在感を見せました。

M18「Speed of Light」へ。河野さんがハイトーンボイスで歌い上げ、曲が終わってもマイクを通じて息切れの音が聞こえてくるほど臨場感にあふれていました。

生のドラム演奏も相まって、場内のテンションが最高潮のままM19「OH-EH-OH」へ。金城さんは髪が乱れるほど激しくも色気のあるパフォーマンスを見せ、M20「GrandMaster」では川尻さんが音に合わせて華麗にクロスターン。曲終わりにメンバーが即興ダンスをリレー形式で繋ぐシーンでは、踊っている鶴房さんを押しのけて（？）與那城さんがばっちりとカメラに目線を向けました。

トークコーナーに戻ると、河野さんは「靴のチャックが壊れて、開けっぱでずっと踊ってました」と告白。鶴房さんは「僕の衣装に付いていた、かばんの紐がちぎれて…ごめんなさい衣装さん」と懺悔を。

白岩さんのトーク中には、あまりにも彼の髪に空調の風が当たりすぎて会場がざわつくハプニング（？）も。「俺だけ当たってるの（笑）？」とはにかみながら風をしのぎました。

「これは夢じゃなくて現実なので、明日からもお仕事、学校頑張りましょう（笑）」と川西さんがトークコーナーを締めくくると、M21「REAL」へ。

曲中、本来なら踊るはずのシーンで、川尻さんと白岩さん、佐藤さんと金城さんがハグをして会場が沸く場面も。ラストは川西さんが河野さんを肩車しようとしますが、持ち上がらないまま曲が終わってしまい、メンバーから「なんそれ？」とツッコミが入りました。

JO1がいったん退場したのち、アンコールへ。実に1時間以上もおよんだ濃厚なアンコールも、引き続きレポートしていきます。

＜JO1、千秋楽公演で1時間超の“アンコール”「2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’」ライブレポート＞

写真：©LAPONE ENTERTAINMENT