30年以上前の洋服や父の遺品を片付けたい…高齢の親たちを説得する方法は？

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女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。

12月6日（金）の放送では「未婚の子どもが心配な親」「実家の片付け問題」「夫婦の価値観の違い」というテーマについて、MCの設楽統とゲストの千秋、カンニング竹山、庄司智春、横澤夏子、和泉節子、三木哲男（婦人公論担当局長）が討論した。

「実家の片付け問題」で議論になったのは、必要ないモノを処分するために親をどのように説得したらいいのか。今話題の“片付けヘルパー”永井美穂さんが、実際に高齢者のご自宅を訪れてアドバイスする様子も紹介された。

視聴者から寄せられたのは、「30年以上前の洋服を整理できない母」や「父の遺品を捨てたくないという母」に悩む娘たちからのお悩みだ。

お悩み相談を受けて、千秋は「母が新婚旅行の時に買った父のマフラーをまだ持っていた」という心温まるエピソードを披露。庄司の母も、もう着られなくなってしまったお気に入りのセーターを、折に触れて取り出しては、またしまうのを繰り返しているという。

また、番組公式SNSや視聴者からも「使わない食器が多すぎる」「100均が大好きでモノが増えるばかり」「レジ袋をため込んでいる」「昔勉強していたスペイン語のテキストが大量にある」など、実家の親の“捨てられないエピソード”が続々と寄せられた。

視聴者の意見を募る「せきらら投票」では、「30年前の洋服を取っておく実家の母に、処分をうながすか、そっとしておくか」を調査。すると、「処分をうながす」が68％、「そっとしておく」が32％という結果に。

しかし竹山は、作家の五木寛之が著書で書いた言葉を借りながら「高齢者の楽しみは、思い出と共に生きることなのだから、断捨離なんかしなくていい」と主張。危険な場所だけ整理すれば、片付けは親が亡くなってからでもいいという竹山の言葉を受け、三木も「モノ＝人生なのだから、捨てるとしても丁寧に扱ってあげないと」と、親への接し方にアドバイスを送った。

とはいえ、年末年始の帰省のタイミングで親に片付けを促したい人も多いはず。そんな時はどうしたらよいのだろうか。

“介護と片付けのプロ”の永井さんによると、ポイントは親に「どんな時に使おうと思って保管してあるのか」という聞き方をすること。そうすると、親も捨てられないモノの用途を具体的に考えてくれるので、片付けが進みやすくなるという。

また、「ちょうだい」と言って捨てられないモノをもらってしまうのも、一つの手だそうだ。

「未婚の子どもが心配な親」のテーマで登場したのは、60代の女性からのお悩み相談だ。彼女は、実家暮らしの30代の息子に恋人ができないことを心配しているのだが、友達から「親と同居している男性はモテない」と指摘されたという。

婚活中は相手が一人暮らしかどうかをチェックしていたという横澤は、「（同居は）独り立ちしていない印象なので、モテない」とバッサリ。千秋も「18～20歳で家を追い出してでも自立させたい。何もできないままでは困る」と主張し、竹山も「家を出ていろいろ経験することで成長する」と同調した。

しかし、息子と結婚ギリギリまで同居していたという和泉は「親元で見られるほうがいい」と反論。三木は「親が離したくない部分もあるし、追い出しても子どもが帰ってきてしまうパターンもある」と、親離れ・子離れの難しさを分析した。

「交際中の年上女性と結婚したいのに、母の結婚相手への条件が高くなりすぎていて、反対されている」という29歳男性のエピソードも登場。

和泉は、「47歳独身の娘のことが心配」と自らの悩みを打ち明けた。

千秋は「本人が楽しければそれでいい。幸せかどうか判断できるのは、何十年も後」と、心の持ち方を変えるようアドバイス。SNSでも「子どもが幸せなら、未婚でも既婚でもいい」「きちんと自立しているなら、結婚する必要はない」などの意見が挙がり、独身者らしいユーザーから「親に今日の『ノンストップ！』見てほしい」という声も届いた。

ほか、「夫婦間の価値観の違いをめぐるモヤモヤ」では、「息子の進路について」や「旧姓のまま仕事を続けることについて」についての夫婦間の価値観の違いに悩む女性たちのエピソードが登場。エピソードを受けて、この秋から住民票や運転免許証に旧姓併記ができるようになったことなどが紹介された。