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2022年11月30日 |

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“へき地俳優”吉岡秀隆 北海道の医学生へエール「僕もまだ役者の勉強中。一緒に頑張りましょう」_site_large

“へき地俳優”吉岡秀隆 北海道の医学生へエール「僕もまだ役者の勉強中。一緒に頑張りましょう」

めざましmedia編集部

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吉岡秀隆さん、柴咲コウさんが、北海道の医学生と“へき地医療”について語り合いました。

東京から僻地の離島に赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助と、島の人々との交流を通して命の尊さを描く「Dr.コトー診療所」。約16年ぶりの続編となる映画が12月16日(金)に公開されます。

先日、撮影場所にもなった日本最西端の島・与那国島にて、どこよりも早い凱旋プレミア上映会を実施。そして、11月29日には北海道・札幌医科大学の学生を前にトークイベントを開催。

吉岡さん、柴咲さん、中江功監督が登壇しました。

“へき地俳優”吉岡秀隆 北海道の医学生へエール「僕もまだ役者の勉強中。一緒に頑張りましょう」_bodies

北海道の医学生たちは、「コトー」を知ってる?

「Dr.コトー診療所」は、絶海の孤島に赴任した Dr.コトーこと、五島健助が島のたった1人の医師として島民の命を救う物語。

今回は、北海道で実際に直面している「へき地医療の現実」を扱う講義を真剣に聞き終えたばかりの生徒たちに向けた、トークイベントとなりました。

“へき地俳優”吉岡秀隆 北海道の医学生へエール「僕もまだ役者の勉強中。一緒に頑張りましょう」_bodies

会場に姿を見せた吉岡さんは、まず「Dr.コトーって知ってますか?」と、20代前半が中心の生徒たちに声をかけます。すると、多くの手が上がり、ホッとしたように笑みをこぼしました。

柴咲さんも「私はいち俳優なので、皆さんにとって学びとなるようなものを提示できるのか不安ですが、(今日の講義を通して)何か繋がりや共感を感じてもらえたらうれしいなと思います」と、未来の医師を目の前に、緊張した面持ちでコメント。普段のイベントとは違った雰囲気に身を引き締めている様子でした。

そんな中、まずは『北の国から』シリーズ(フジテレビ)を長年北海道で撮影をしていた吉岡さんに、北海道のイメージを聞くと「北海道は、実は久しぶりということもなく、この前も大通公園でトウモロコシを1人で食べていました(笑)。与那国の人もそうですけど、自然が厳しいところに住んでいる人は心根が優しいですよね」と、ニッコリ。

柴咲さんも「両親の出身が北海道ということもあり、小さい頃から縁があったのですが、大人になってから改めて北海道の魅力に取りつかれて、2年前くらいから住み始めました」と明かすなど、それぞれ北海道との縁の深さを話しました。

「僕は、(代表作が)北の国から南の島へっていう意味で、“へき地俳優”って呼ばれていて(笑)」と語る吉岡さんは、先ほどまで行われていた講義の内容について聞かれると「コトー先生のセリフの中に『病気を診るな。人を診ろ』というのがあるんですが、本当にその気持ちでずっと演じてきた気がします」とコメント。

「その『人を診る』ということだけでも実はすごく難しいことで、病気だけ治すというほうがもしかしたら簡単なのかもしれないと思うことも、きっとありますよね。役者である僕としても、いかに現地の人やスタッフたちと協力し合って、モノづくりをしていくかというところは少し似ているかもしれません」と、長年役者として医療に向き合ってきた吉岡さんならではの視点で、優しく生徒たちに語りかけました。

柴咲さんも、吉岡さんの言葉に深く頷きながら「ドラマがスタートした2003年は、私はまだ20代で、そういった地方での暮らしやそこに点在するさまざまな問題を知りませんでした」と回顧。

続けて、「そういう問題は人がいないところに行けば行くほど実は山積みで、当時は小さい島の問題だったかもしれないけど、それが近い将来、日本全体の物語になっていくのかもしれないという認識を孕(はら)みながら、この作品が製作されたのかなと思いました」と、“へき地医療”の在り方について話しました。

“へき地俳優”吉岡秀隆 北海道の医学生へエール「僕もまだ役者の勉強中。一緒に頑張りましょう」_bodies

さらに、中江監督が「映画のモデルとなった鹿児島県の下甑島にある診療所に掲げてある基本理念が『島民の医療に対する不安を解消することに努めます』ということなんです。現場の先生たちが一番に望むのは、医療に対する不安を取り除くことなんだと、その時に気づきました」と話す場面も。

“へき地俳優”吉岡秀隆 北海道の医学生へエール「僕もまだ役者の勉強中。一緒に頑張りましょう」_bodies

講義をした札幌医科大学に勤め、へき地医療にも携わってきた辻喜久教授も「一足先に映画を試写で見させていただいたのですが、すごく胸を掴まれるようなシーンがいくつもあって、私自身の医師としての経験とも照らし合わせて、見終わって帰るときに目が赤くなってしまいました。今日も皆さんからもものすごく温かい励ましの言葉をいただけた気がします」と話し、実際に患者と向き合う医師からの思いに吉岡さん、柴咲さん、中江監督も感銘を受けた様子でした。

吉岡秀隆が「人に救われた経験」

会場に集まった学生から「予告映像に『人を救って、人に救われて、ずっとここで生きてきた。』という言葉がありましたが、役を演じる中で、実際に周りの人々から救われた経験はありますか?」という質問が。

これに対し「今回手術シーンでは本当に怖くなってしまって、震えが止まらなくなってしまったことがありました。そういった経験は長い間役者をやっていて初めてだったのですが、自分の中で五島健助という男が生きてしまっていて、この16年のコトー先生の重みみたいなものを背負わされたときに僕はとてもじゃないけど演じられないと思ってしまったんです」と、撮影時の苦悩を明かした吉岡さん。

続けて、「その時、柴咲さんが震える僕に『五島先生の気持ちは吉岡さんにしか分からないですからね。でも私はそばにいますよ、吉岡さん』って言ってくれて。スッと吉岡秀隆という人間に戻してくれたんです。それで一緒にいた和田さん役の筧利夫さんも腰をグッと支えてくれて『それでいいんだよ、吉岡』と励ましの言葉をかけてもらえて、今回の作品で言えば、その2人に本当に支えられました」と感謝。

“へき地俳優”吉岡秀隆 北海道の医学生へエール「僕もまだ役者の勉強中。一緒に頑張りましょう」_bodies

すると、柴咲さんは「毎回こうやって吉岡さんが素敵に話して下さるので、私がすごく素敵な人に見えますよね」と照れ笑いをしていました。

最後には、吉岡さんが「役者もいろんな役者がいるように、お医者さんも色んなお医者さんがいていいと思うんです。たとえ自分が頑張っている姿を誰も見てくれてる人がいなかったとしても、あの時自分は頑張ったと思えることが、必ず自分の心の財産になっていくと思うので、僕もまだ役者の勉強中ですが、皆さんもお医者さんの勉強一緒に頑張りましょう!」と学生たちへエールを送りました。

「Dr.コトー」が愛される理由は…再放送?

札幌医科大学のイベント後には、試写会場での舞台挨拶も開催。そこで吉岡さんは、「僕、仕事がないときは、ほどんど北海道にいます(笑)。美味しいものはたくさんありますが、なによりも空気が美味しいですよね」と、コメント。

柴咲さんも「北海道好きが高じて北海道に住むまでになったんですけど、忙しくて全然ゆっくりできていないので、たまには休んで北海道で過ごせたらと思っています」と話し、お互い顔を見合わせて頷き合うなど、北海道への愛を存分に語りました。

“へき地俳優”吉岡秀隆 北海道の医学生へエール「僕もまだ役者の勉強中。一緒に頑張りましょう」_bodies

また、本作が長く愛され続けている理由を聞かれた吉岡さんは、「ちょこちょこ再放送してるからですかね(笑)?でも、ドラマの撮影時から『何年になっても色あせない作品を作るぞ』と監督と柴咲さんと話していたので、16年経った今でもこうして愛して下さる方がいるというのはうれしいですよね」と会場を見渡しながら、感じ入っていました。

一方、柴咲さんは「通常の作品だと、長くても3~4ヵ月で撮影してあっという間に解散してしまうんですけど、この作品に携わっている人たちって本当に親戚みたいにずっと心の中にいるんだなと思います。今回再集結して映画を撮るってなったときに、『懐かしい』という一言では足りないような絆を感じて、そんな感情になったことが自分自身でも驚きました。自分の中で本当に特別な立ち位置の作品なんだなと思いました」と、いちファンだと自負する「コトー」への思いを改めて噛み締めていました。

<映画「Dr.コトー診療所」概要>

ストーリー
日本の西の端にぽつんと在る美しい島・志木那島。本土からフェリーで6時間かかるこの絶海の孤島に、19年前東京からやってきた五島健助=コトー(吉岡秀隆)。以来、島に“たったひとりの医師”として、島民すべての命を背負ってきた。

長い年月をかけ、島民はコトーに、コトーは島民に信頼をよせ、今や彼は、島にとってかけがいのない存在であり、家族となった。

数年前、長年コトーを支えてきた看護師の星野彩佳(柴咲コウ)と結婚し、彩佳は現在妊娠7ヵ月。もうすぐ、コトーは父親になる。二人と共に暮らす彩佳の両親・正一と昌代、漁師の原剛利、元漁労長の重雄や漁師仲間、スナックを営む茉莉子、今も診療所を手伝う和田らが、今日もそこで静かに暮らしている。

2022 年現在、日本の多くの地方がそうであるように、志木那島もまた過疎高齢化が進んでいる。それでも「まあ、コトーがいるから大丈夫だろう」そんな風に、皆心のどこかで思っていた。

コトーも今や52歳。蒼く広がる海や水平線、波の音、夜空の星の輝きは変わらないが、島は少しずつ変化している。そんなコトーの穏やかな日常にもある変化が忍び寄っていることを、誰もまだ気づいてはいない──。

製作 :フジテレビジョン
制作プロダクション :アットムービー
配給 :東宝
Ⓒ山田貴敏 Ⓒ2022 映画 「Dr.コトー診療所」製作委員会
12月16日(金)全国公開

最新情報は、映画「Dr.コトー診療所」公式サイトまで。

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