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その末路に涙…葉山奨之は『モンテ・クリスト伯』に続き役が不憫過ぎる!

11月4日放送『シャーロック』第5話

めざましmedia編集部

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今週の第5話にして初めて『シャーロック』を見たという視聴者(友人)からお手紙(LINE)が届きましたのでご紹介いたします。

「このドラマは犯人探すんじゃなくて、犯人わかっててトリックが何かを楽しむので合ってる?」

答え(返信)は、「犯人にビックリ!な回もあるけど、犯人があらかたわかってて、なんで殺したのかな?な回もあるよ」。

その末路に涙…葉山奨之は『モンテ・クリスト伯』に続き役が不憫過ぎる!_bodies

第1話(医師の変死)や第2話(替え玉遺体)なんかは、あらかた犯人が分かりつつその事件の過程を推理するパターンで、第3話(地面師詐欺)や第4話(ボクシング王者の失踪)あたりはミスリードさせる人物を配置して、一体誰が犯人なのかを推理するパターンだったんじゃないでしょうか。

さて、今回の第5話は、いかにも怪しい女性ゲストの登場であらかた犯人がわかってるパターン…だな……。

って、おい!そんなことより!!今回の第5話を見ての感想がえらく冷静すぎる!!!!!

その末路に涙…葉山奨之は『モンテ・クリスト伯』に続き役が不憫過ぎる!_bodies

“トリックが何かを楽しむので合ってる?”うんうん、まさに今回のお話はそういう側面がかなりあったんだけど、とてつもないトリックすぎて楽しめるどころの話じゃないよ!!僕なんてトリック解明のシーンで“ひぇ~!”って声に出してドン引きしちゃったよ。

その末路に涙…葉山奨之は『モンテ・クリスト伯』に続き役が不憫過ぎる!_bodies

いやだって、“スプラッター”と表現された血まみれの部屋のトリックが、元オペナースでドライアイスで、エンバーミング=遺体保存法って、恐ろしすぎる!しかも、字面だけだとかなり荒唐無稽でトンデモドラマになってもおかしくないのに、そのとてつもないトリックを成立させるために用意された動機の背景が短いシーンなのに丁寧に濃厚に描かれているから、ドン引きだったはずなのにちゃんと理解できるっていうか、当然の結果とすら思えてしまう説得力。

その末路に涙…葉山奨之は『モンテ・クリスト伯』に続き役が不憫過ぎる!_bodies

今回は後半のトリックから真相にかけて、僕の心情の振れ幅が一番デカかったですね。だって、“ひぇ~!”ってドン引きした後に、お恥ずかしながら、ちょっと泣いたよね…。2回目見返した後も…やっぱり泣いたよね。

そうか…僕に感想をくれた友人はきっと思考停止しちゃったんだ。あんな壮絶なドラマチックを見せられたら、言いたいことの情報が多すぎて、俯瞰(ふかん)の感想にならざるを得ないよね…しかも初見だし…。とにかく、そんな感想をくれた友人に言いたい!このドラマは、謎解きものとは言え「ドンシンク、フィール!(=考えるな、感じろ!)」。その方が衝撃度がでかくなりますし、何より楽しいですからね。

っということで、今回のお話で個人的に最も不憫だったのは、事件のキーマン乾貴之を演じた葉山奨之くんですよ。葉山くんはこのドラマのスタッフに弱みでも握られているのでしょうか?(絶対違う)2作連続で超不憫な役。

その末路に涙…葉山奨之は『モンテ・クリスト伯』に続き役が不憫過ぎる!_bodies

前作も今作同様、太田P×ディーンさんだった『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』に安堂完治役で登場した葉山くんは、生まれた瞬間に殺されかけて、大人になったら知らないうちに実の母と関係を持ち、ほどなくもっかい殺されかけるという、とても2018年の現代劇とは思えないとんだキャラクター(とはいえ、平成屈指のエンターテインメント作です!見たことない方は是非!!)で、その1作のみで僕の脳裏に“不憫な男”として深く刻まれてたのに、今回はそれに勝るとも劣らない不憫さ。

いや前回は実の母と関係を持つという衝撃はあっても2回殺されかけただけで死んではいないし、最後はハッピーエンド風な結末すら迎えたけど、今回は冒頭のパワハラで人格崩壊していく様から結末の真相まで救いがなさすぎて悲しすぎる。こんな役を葉山くんに2回連続でキャスティングするなんて、どういうことなんですか!?…うん、でも…葉山くん、すごく良かった!!

とはいえ、次回はちゃんと文字通り“生き生きとした役”あげてください!お願いします!!

最後に今回どうしてもツッコんでおきたいセリフが…。

自室を血まみれにされた永井大さん演じる町田卓夫が、その第一発見者である恋人にイチャつきながら放った一言。

「血を見ただけでビックリするような女とは付き合えないなぁ~」

その末路に涙…葉山奨之は『モンテ・クリスト伯』に続き役が不憫過ぎる!_bodies

軽い!軽すぎる!町田はパワハラの張本人で、政治家の息子で、警察にも圧力をかけてくるとんでもないヒールキャラなのに加えて、“スプラッターな”と表現するほど凄惨な血まみれの現場だったのに、それを付き合えるか否かの基準にしてしまうという、人間の底の浅さをこれでもかと表現した見事なセリフでした。ここまで共感できないセリフもすごいなって、妙に感心。

その末路に涙…葉山奨之は『モンテ・クリスト伯』に続き役が不憫過ぎる!_bodies

今回は、パワハラを受けた青年の人格崩壊に、血まみれ部屋の衝撃トリックと、いまだかつてない程“月9じゃない”あらすじでしたが、ご安心あれ。今回、獅子雄がまさか家賃を一切払ってないという事実が発覚!ヒドイ!!とは言いつつちゃんと住まわせてる若宮(岩田剛典)…なんやかんやお似合いでお互い思いあってるだなんて…THE月9!

text by 大石 庸平 (テレビ視聴しつ 室長)

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