前田旺志郎 高橋文哉とは「一生付き合っていく」『女神の教室』で運命の出会い？

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前田旺志郎さんが、共演者の魅力をたっぷりと語りました。

月9ドラマ『女神の教室～リーガル青春白書～』（読み：テミスのきょうしつ／フジテレビ）は、未来の法曹界を担う若者たちが通うロースクール（法科大学院）を舞台にしたリーガル＆ロースクールエンターテインメント作品。

裁判官で実務家教員の主人公・柊木雫（ひいらぎ・しずく／北川景子）が「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーに、ロースクールで「法」だけでなく「人」を学ぶ授業を展開。毎週、柊木流の授業を受けて成長していく学生たちの姿にも注目が集まっています。

本作で柊木の授業を受ける学生・桐矢純平（きりや・じゅんぺい）を演じている前田さんにインタビュー。撮影現場の様子、共演したことで感じたキャスト陣の魅力などを聞きました。

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──放送は後半に入りましたが、ここまで撮影してきて、現場の雰囲気はいかがですか？

北川景子さんと山田裕貴さんはすごく気さくに話してくださいますし、学生役のみんな（南沙良さん、高橋文哉さん、前田拳太郎さん、河村花さん）とも仲良くやっていて、すごく楽しいです。

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──北川さん、山田さんとの印象的な会話やエピソードはありますか？

北川さんは主演ということもあって、お忙しいと思うのですが、いつも僕らのガヤガヤしたやり取りを笑いながら見守り、時に会話にも参加してくださいます。

山田裕貴さんは僕たちのことをすごく気にかけてくださっていて。学生が揃って話し合いをするシーンでは、リハーサルが終わった後に「ここはもう少しこういう空気を作ったほうがいいんじゃないかな」と声をかけてくださったんです。

個人的にも「ここの桐矢は、もう少しこういう感じのほうが」というアドバイスもいただいています。細かく見て、声をかけてくださるので、すごくありがたいです。

──学生役の皆さんに話を聞くと、声を揃えて「旺志郎くんが話しかけてくれて助かった」と言っていました。役を意識して声をかけていたのでしょうか？

そうですね…5人の仲の良さや関係性は画面にも出ると思っていたので、とにかく積極的にコミュニケーションをとって、いろんな話をしようと意識していました。

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──改めて、桐矢はどのようなキャラクターと捉えて演じていますか？

僕もそうなのですが、桐矢は“人が好きな子”。人のために何かをするということに喜びを感じたり、楽しいと感じたりする人だと思うんです。

先ほどの積極的にコミュニケーションをとるという話につながりますが、照井さん（南）、真中くん（髙橋）、水沢くん（前田拳太郎）、向日葵ちゃん（河村）、みんなのことを「知りたい」「好きになりたい」という思いが最初から強くあって。そういう役を演じていることもあって、コミュニケーションを多くとるようになったのかもしれないです。

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──「みんなを好きになりたい」という桐矢を演じている前田さんから見て、学生役の皆さんの魅力を教えてください。まずは、南沙良さんから。

沙良ちゃんはホンマに不思議な人。たぶん人見知りで、しかも照井さんという堅いキャラクターを演じていることもあって、最初に話しかけたときは「これから一緒に撮影していけます！？」と思うくらい、あまりいい返しがなかったんです。

でも、撮影を重ねるにつれてピュアなんだということに気づいて。嫌なことは嫌やし、楽しいときは楽しいということを包み隠さず、真っすぐに表現できる強さを持っている人なんです。その強さは魅力の一つですね。

そういう人だから、機嫌がいいときに…例えば廊下ですれ違って「おはよう」と手を振られるとドキッとするというか（笑）。自然とこっちも笑顔になって両手を振りたくなるくらい、うれしくなるんです。僕自身も素直な人でありたいなと思わせてくれますね。

──高橋文哉さんの魅力は？

文哉は、今回ちゃんと話すのが初めてだったのですが、すごく息が合う。これまで撮影期間が終わってからも遊んだり、食事に行ったりするような役者さんは少なかったのですが、文哉はドラマが終わっても一生付き合っていくような気がしています。

「旺志郎と出会えてよかった」とか、ストレートに感謝や自分の思いを伝えてくれるところがすごくいいなと思っていて。僕はそうは思っていても、絶対に言えない。それができる文哉は、すごくステキな人だなと思っています。

──プライベートで遊んだことはありますか？

文哉のおうちによくお邪魔しています（笑）。一緒にドラマの完成した映像を見て、「ここはもう少し、こうできたよな」とか、2人でいるとお芝居の話をしていることが多いですね。

──前田拳太郎さんの魅力は？

拳太郎は、誰に対しても柔らかいコミュニケーションをとる方。だからと言うと違うかもしれませんが、僕より年上なのにちょっと後輩感があるんですよね（笑）。

──河村花さんの魅力は？

花ちゃんは、現場ではいつも不安そうにしていて、僕にもお芝居のことを聞いてきてくれるんです。だから、花ちゃんとのシーンは、より一層力が入るというか、「頑張らな」と思わされます。

──本作に出演して、ロースクールや法律の「面白いな」と思ったところはありますか？

撮影の前に、弁護士の方にお話を聞く機会がありました。そのときに面白いなと思ったのは、劇中の照井さんのように1人で学校に来て、1人で勉強して、帰っていくという人が実際のロースクールにもいるそうなんです。

僕のなかで学生生活のイメージは、みんなと一緒に授業を受けるということが普通だと思っていたので、驚きました。弁護士の方の話によると、入学式後には「友だちと一緒に勉強する派」と「1人でひたすら机に向き合う派」に分かれるそうです。

──前田さんはどちらのタイプですか？

僕は誰かと一緒にやらないと、「明日でいいか」と一生言っているようなタイプです（笑）。

「この日、朝何時に集合」と集まって勉強したり、誰かが絶対にいるであろう自習室に行ったり。そういう勉強する環境に入っていかないと、勉強ができませんでした。

──では、ご自身が学生だったら、柊木先生と藍井先生、どちらの先生の授業を受けたいですか？

ああ、難しいですね…。自分の置かれている状況次第だと思いますけど、僕の性格で桐矢みたいな成績が良くない状態だったら、柊木先生がいいです。絶対に勉強が楽しくなりますし、モチベーションが上がって、「勉強を頑張ろう」という意欲が湧く気がします。

逆にすごく勉強が順調で、ちょっとでも早く司法試験を受けようと思っていたら…柊木先生の授業は「なんじゃ？」と思うんでしょうね（笑）。

──本作のテーマの一つに「効率の良さ、悪さ」がありますが、前田さんは、効率を意識して行動するタイプですか？

自分で言うのもあれですが、たぶん僕、器用で、基本的には効率よくできるタイプだと思うんです。でも、効率が良いことによって失われているもの、近道をした分だけ見えてない景色はたくさんあって。それを意識して、逆に遠回りしてみようかなと思う時もあります。