「落とし穴に落とす側になりたかった」“イジられ芸人”の天才・狩野英孝とEXITが本音トーク！

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りんたろー。さんと兼近大樹さんが、狩野英孝さんと“イジられ芸人”の葛藤について語り合いました。

EXITがゲストとリラックスしたトークを繰り広げる『EXITV～FODの新作・名作をPon！Pon！見せまくり！！～』（フジテレビ）。

2月9日の放送回では、EXITに同じ人からメッセージが送られている件と、「トーク番組への出演はレア」な狩野さんと初のがっつりトークを展開しました。

オープニングトークでは、毎週火曜日『めざましテレビ』内で放送中の「EXITおめざめTALK」フルバージョンとして、「こんな人には投資したくないなぁと思ったこと」をテーマに盛り上がりました。

兼近さんは、「SNS宛にお金を貸してほしいというメッセージがめっちゃ来る」と切り出し、もちろん知らない人には貸さないと前置きしつつも、たまに気になるメッセージがあると回想。

かわいそうな生い立ちをはじめ、行き詰まった状況がつらつらと書かれていたので、気になってその人のアカウントを見てみたところ「ブランド服を見せた自撮り写真ばかりだった」と明かすと、「たぶん、（自分にも）同じ人から（メッセージが）来てる」と、爆笑するりんたろー。さん。

「その人、バーベキューとかしてるんですよ」とりんたろー。さんが続けると、兼近さんも「してた！」と同調。2人とも「実はちょっと貸そうとしちゃってた」と明かしますが、りんたろー。さんが買おうと思っていたけれど諦めたスニーカーを購入している写真が投稿されていたそうで、「騙すならもうちょいうまくやれ！」とツッコんで笑い合っていました。

ゲストコーナーには、“兼近が昔ナメてた芸人ランキング第3位”の狩野英孝さんが登場。

佐久間宣行さんのYouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」にEXITが出演した際に、兼近さんが「素人時代にナメてたけど、今ではリスペクトしている芸人ベスト5」を発表し、その第3位に狩野さんを選出。狩野さんは、そうと知らずに番組を見ていて「え？俺！？」と驚いたと振り返ります。

今では、「イジられる側の技術がめちゃくちゃ必要」と、イジられ芸人の実力を実感している兼近さんは語りますが、狩野さんから「自分の名前がホワイトボードに“かのうえいこう”と書いてあったけれど、“かのえいこう”なのよ」と読み方自体が間違っていたと指摘。「ちょっとまだナメてる」と兼近さんを追及して笑いを誘っていました。

トークでは、狩野さんのもう1つの顔、神主の仕事についても深掘りしました。

「御朱印も書くし、合格祈願とか商売繁盛・厄払いのご祈祷もします」と、神主の仕事について紹介し、髪型も“神社のルール”に合わせて短く整え、「腹をくくってやっている」と真剣に語る狩野さんでしたが、神社が忙しい年末年始は「芸人にとっても仕事が1番盛り上る時期」と寂しそうな表情を見せます。

忙しいお正月の休憩中にテレビを見ると、『新春！爆笑ヒットパレード』が放送されていて、「ちょっとだけジェラシーがある。俺は御朱印書かなきゃ」と本音を明かしていました。

ゲストの“ラブい”FOD作品を紹介する「マジでラブいFOD作品」のコーナーでは狩野さんが、「10回以上は観ている」と語る映画「岸和田少年愚連隊」を紹介。

本作は、映画初主演のナインティナインが大阪の岸和田を舞台に暴れまくる、笑いと涙を爽やかに描いた青春グラフィティ。狩野さんは、この作品の“ラブみ”ポイントを「豪華な芸人エキストラから目が離せない」と、宮迫博之さん、FUJIWARA、吉田敬さん（ブラックマヨネーズ）、宮川大輔さん、野性爆弾などのそうそうたる芸人が登場していると熱弁をふるいました。

がっつりトークはさらにヒートアップしていきます。”イジられ芸人・狩野英孝”の軌跡を振り返るコーナーでは、憧れ続けたとんねるずへの愛を思い入れたっぷりに語る場面も。

そして本来なら、“落とし穴に落とされる側”ではなく、“落とす側”になりたかったと語る狩野さんが、いかに“落とされる側”になっていったのか、イジられることで売れたことへの葛藤を、EXITの2人がじっくりと聞き出していきます。

「そもそもライブシーンでは（トークを）回す側だった」と、未だにイジられることにいまいちピンときていない狩野さんに、兼近さんが「でもネタは、客にイジらせるためのネタをやってる」と指摘すると、しばし考えてから「鋭いっすね」と納得の表情を浮かべていました。

「全力でやるからこそ笑いが生まれる」と気づいたという、狩野流・イジられる側の振る舞い、小道具や衣裳に頼らずお笑いバトル番組に登場した千原ジュニアさんへの憧れ、かつて出演していたコント番組『爆笑レッドシアター』の思い出、目標としていた番組をすべて制覇した感想と、話が進んでいきます。

狩野さんが、吉本興業の芸人の「若手でもレジェンドクラスの芸人にご飯に連れて行ってもらえる境遇」を羨ましがると、兼近さんが、一昨年のクリスマスに松本人志さんとご飯を食べた際に、「M-1グランプリ」で優勝したばかりの錦鯉を呼んで「おつかれさま会」をしたと回想。

松本さんが待つ店への移動中に錦鯉の2人が、「雪が降る中、涙を流してた」そうで、それを見た兼近さんは、「松本さんとご飯を食べるって本当にすごいことなんだ」と、改めて気付いたと振り返り、狩野さんをさらに羨ましがらせていました。

番組後半では、狩野さんの長尺エピソードトークを「何があっても最後まで止めないで聞いてみる」という、トーク実験コーナーも開催。

霊感がないと語る狩野さんが体験した「心霊スポットロケ」をテーマに軽快にスタートします。

他の出演者やスタッフが次々と異変を訴えていく中、自分だけが何も感じない状況に嫌気が差した狩野さんが、「幽霊、俺に来い！」と念じたところ急に体が重くなったと語りだすと、聞いているりんたろー。さんと兼近さんは神妙な空気に。

「足が重いんだけど！」と焦る様子を再現する狩野さんのトークにすっかり引き込まれていくEXIT。そして、足が重いと訴えた狩野さんに霊媒師から返ってきた言葉は――「ここ上り坂になっています」。

噛みもせずにスラスラと「何もなく」オチにたどり着いてしまったことに、大笑いする3人。「何か起きろと下心があると一切降りてこない。欲があるとお笑いはダメ」と狩野さんは天を仰いでいました。

次回放送は2月16日（木）25:25～26:25に放送予定。ゲストには引き続き、狩野英孝さんが登場。人気を博しているゲーム実況の裏話を語ります。

番組の最新情報は、公式Twitterまで。
また、番組を見逃した方は、FOD、TVerで視聴可能。