台風19号が接近中 すぐできる！意外と知らない防災対策

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“今年最強”とも言われる台風19号が、日本列島に迫っている。

この台風19号は日本列島をほぼ収めるサイズで、気象庁は会見で「昨年度の台風21号と同程度の暴風となる恐れがある。自分や大切な人の命を守るためにも早めの対策をしてもらいたい」と注意を呼びかけた。

台風19号は10日18時45分現在、中心気圧が915ヘクトパスカル、最大瞬間風速は75m/sと非常に強い勢力を保ったまま北上していて、12日（土）には関東から東海にかけて上陸する恐れもある。

台風19号の接近を前に、電車や飛行機などの交通機関ではすでに運休などの計画が進められ、盛り上がりを見せるラグビーワールドカップでも12日の2試合は中止が決定と、3連休の混乱を避けるため次々と対策が取られている。

そんな大型で非常に強い台風に備え、私たちが今すべき3つの対策をまとめた。

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内閣府政府広報オンラインでは「非常持ち出し品の一例」として、リュックサックに以下のものをまとめて、すぐに持ち出せるようにしてほしいとしている。

インターネットショッピングやホームセンターで必要なものがまとめて入っているものも売っている。浸水などの被害で避難所に行く場合は、必ずこのリュックを持ち、サンダルなどではなく、履きなれた動きやすい靴が必須だ。

「救急医薬品」に注目いただきたい。外に出たとき、割れたガラスや壊れた木材などでケガをする恐れもある。絆創膏だけでなく、大きな傷を負って出血してしまった場合に止血パッドが役立つと言われている。

さらに、自宅にも人数分の食料・飲料生活必需品の備蓄が必要だ。

大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされている。

首相官邸のHPでは、飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水のためにも、水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をいつも張っておく、などの備えをしておくべきだとしている。
排水管が壊れると、トイレが逆流することもあるため、非常用トイレがあると心強いだろう。

9月に上陸した台風15号は、千葉県を中心に多くの住宅が被害を受けた。この住宅についても政府広報オンラインがツイートで注意を呼びかけている。

#台風19号 が発生しました。風が強まる前に家の対策を。
・雨戸やシャッター（ちゃんと閉まるか点検補修を）
・窓（ひび割れやがたつきがないか）
・雨戸やシャッターのない窓（割れたガラス飛散防止のためにカーテンを閉めたり窓に飛散防止フィルムを貼る）
・雨どい（枯れ葉や砂がつまっていないか） pic.twitter.com/ltphhPKKqB

— 内閣府政府広報オンライン (@gov_online) October 7, 2019

雨戸やシャッターがない家は、窓ガラスが割れる恐れがある。飛散防止フィルムを貼りたいが、このタイミングで手に入れられない、という人はどうすれば？SNS等で話題になっているのは、養生テープだ。縦、横、斜めという風に貼ると良いとのこと。養生テープは剥がしたときに跡が残らないのがメリットだが、窓が割れることを防ぐためには、どんなテープでも貼らないよりは貼っておいた方が良いかもしれない。

上記以外にも、ベランダに物を置いている人も多いと思うが、これについても注意が必要だ。是非台風が近づく前に家の中にしまっておいてほしい。

気象庁が今回の台風19号と同程度の暴風とした、昨年度の台風21号では、5万軒を超える（「消防庁とりまとめ報」より）住宅に被害を及ぼした。くれぐれも注意したい。

一度は聞いたことがあるハザードマップ。自然災害による被害を予測して、その被害範囲を地図化したものだ。

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このハザードマップは豪雨、津波、火山噴火など、災害の種類によって安全な避難場所が異なることがあるという。

しかし「ハザードマップを見たことがない」という人が多いらしい。自宅のどこに置いてあるか、わからない人もいるのでは？そこで！
国土交通省ハザードマップポータルサイトの「重ねるハザードマップ」や「わがまちハザードマップ」では、パソコンとスマホで簡単にチェックできる。

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「重ねるハザードマップ」では、調べたい場所の災害リスクが高いのか一目瞭然。自治体のハザードマップにリンクが貼られているので、詳しい情報を知ることができるのだ。

この週末にも上陸するとされる台風19号。
気象庁が発表する様々な「防災気象情報」は時間を追って段階的に発表される。「注意報」や「警報」などの防災気象情報を有効に活用し、早め早めの防災行動をとることが大切だ。