『自由な女神―バックステージ・イン・ニューヨーク―』のキャストが発表されました。

3月4日(土)スタート!の土ドラは、井桁弘恵さん主演『自由な女神―バックステージ・イン・ニューヨーク―』(全4回/東海テレビ・フジテレビ系)。

地味な田舎女子サチ(井桁)が、伝説のドラァグクイーン・ク―ルミント(武田真治)と出会い、人生が180度真逆に動き始める上京物語です。

<井桁弘恵が土ドラ主演!ドラァグクイーンとの出会いで人生が変わる主人公に>

今回発表されたのは、三浦獠太さん、宇垣美里さん、本多力さん、上村海成さん、小木茂光さん、朝加真由美さん、宮崎美子さん。

<役どころ紹介>

川田篤史(25)…三浦獠太

原作にないオリジナルキャラクター。サチ(井桁)の幼なじみで、地元の町で郵便局員として働いている。サチがひそかに作り続けていた服を、勝手にSNSにアップして、クールミント(武田)とサチが出会うきっかけを作った張本人。

サチに恋愛感情を抱いてはいるが、昔、自分が、「異性だけど親友っていいよな」と言った手前、一線を越えられないでいる。

三浦獠太 コメント>

篤史というキャラクターに対し、僕をイメージしてキャスティングしていただけたことが純粋にうれしかったです。

特に幼なじみへの恋心という設定は、昔からとても憧れがあり、最初に台本を読んだときにとても興奮しました。もう、その瞬間からサチとの恋についての妄想が止まらなかったくらいです。
一つひとつのシーンをどう演じていこうか考えるのが楽しかったです。

篤史は、ちょっとお馬鹿さんな部分はありますが、憎めず、本当に芯が強い男だと思っています。大好きな人のために、真っ直ぐ突き進める強さを持っているのですが、ただ、その不器用さや真っ直ぐさが、人々に誤解を招いてしまうこともあるキャラクターです。

篤史を演じるにあたって、彼がどんな状況であっても「なによりもサチのために」ということを考える男であることを前提に、すべてのシーンに挑みました。僕自身が、篤史のような、不器用だけどとことん真っ直ぐ突き進む男の強さに、昔からとても憧れていたので、その憧れをいい意味で役に反映できていたらいいなと思います。

共演いただいた井桁さんも、武田さんも、いつも明るく人に思いやりをもって接してくださる方たちで、現場は常に2人の温かさに包まれている印象でした。

井桁さんは、どんなに大変なシーンでも、いつも笑顔いっぱいのポジティブさで、そのポジティブオーラにとても救われました。また、武田さんは、本当にザ・エンターテイナーで、常にみんなが笑顔でいられる環境を作って、現場を明るくしてくださっていました。一緒にお仕事をさせていただきとても楽しかったです。

この作品は、本当に前向きでポジティブな作品になっていると思います。その前向きな空気が、多くの人に届いて、みなさんの心を満たすことができたらうれしいです。

もちろん、僕が演じる篤史とサチの恋愛がどのように進展していくのかについても、ぜひともご注目ください。お楽しみに!

マカロン 小室愛華(35)…宇垣美里

テレビをはじめ、マスコミを通じて自己追求を目指す女性ドラァグクイーン。

かつては、同じドラァグマザー(師匠)のもとでクールミントとともに修行していたが、いつしか、互いに反発しあうライバルに。

日々のステージ活動に重きを置き、またそこで絶大な支持を集めるクールミントに嫉妬し、マスコミ活動を始めた。

また、クールミントはジェンダーファックと呼ばれるタイプのドラァグクイーンであるのに対し、マカロンはキャンプと呼ばれるタイプ。そもそもタイプの異なる2人であることも、不仲の原因。

宇垣美里 コメント>

オファーをいただいたとき、そもそもドラァグクイーンの役を女性が演じていいのかな?と疑問に思いました。

でも調べたら、女性のドラァグクイーンもいることがわかり、何より「誇張されたステレオタイプな女性を表現することで、押しつけられた女らしさ・男らしさの固定概念をぶっ潰す」というドラァグクイーンの在り方に大きな魅力を感じるようになりました。

マカロンは、一生懸命で頑張り屋さんで、感情表現が豊かな子なんです。彼女なりのドラァグクイーン像があって、そのためなら誰とだって戦ってやるけど、決して楽な道じゃない。

だから、ずっと尊敬してその背中を追い続けているミントに、本当は認めてほしいし応援してもらいたいんですよね。でも、そのことを素直に表現できなくて、ついついミントに突っかかっていっちゃう。小学生かよ。かわいい!って感じ(笑)。

そんなマカロンを演じるにあたっては、ひとつのセリフの中に高い音も低い音も混ぜ、くるくると印象が変わるような、幅のある話し方を目指しました。ちょっとうるさいな!?となるくらい手先をぴらぴら動かしているのは、鳥っぽさをイメージしています。

どの瞬間も派手に、堂々と、美しく、がテーマです。

私自身も、思い返すとアナウンサー時代も含めて、今までの人生、常に押しつけられる○○らしさ、というものと戦ってきたようにも思います。誰かに認められたいというよりは、好きな自分以外では1秒たりともいたくない、という思いが強いかとは思いますが、それによって誰かの自分らしさを解放できていたとしたら、それはマカロンと同じところを目指しているといえるのかもしれません。

このドラマは、見る人に「本当に自分がやりたいことってなんだろか?」と問いかけ、一歩を踏み出すその背中を、ポンっとやさしく押してくれるような作品です。みんなでたくさん練習したダンスシーンも合わせて楽しんでいただけると幸いです。

五百旗頭純…本多力

本多力

クールミントの元カレ。

「女装する男とはもうつきあいたくない」といって、なかば一方的に別れていったた
め、クールミントからはかなり恨まれている。現在の彼氏・安藤をドラァグクイーンにしたいと、再びクールミントの前に姿を現すが…。

安藤歩…上村海成

上村海成

純の現在の彼氏。クールミントのショーを見て感銘を受け、ドラァグクイーンとして弟子入りすることを強く望む。夢はドラァグクイーンの頂点に立つこと。

本業として探偵をやっていて、のちにそれが思わぬ展開を生むことに…。

渡辺幸平…小木茂光

小木茂光

サチの父親。人生は無難がいちばんと考え、自分が理解できないものはすべて否定する保守的な信条の持ち主。

その影響で、サチは、なかば無意識のうちに「波風の立たない生き方をしなければなら
ない」と、自分を抑えつける性格になってしまっていた。

橘真梨子…朝加真由美

朝加真由美

原作にないオリジナルキャラクター。小さな手芸用品店を営む。

かつてクールミントの衣装を作っていた凄腕の衣装デザイナー。現在は、ステージ衣装作りはやめているが、サチの願いを聞き入れて、服作りを一から教えることに…。「衣装は、人を内側から輝かせることもできる」という名言が、サチの心を揺り動かす。

泉さやか…宮崎美子

宮崎美子

原作にないオリジナルキャラクター。クールミント・成田透の実の母親。生活苦から、赤ん坊だった透を養子に出してしまう。

再婚して、政治家の妻になっているが、透のことが忘れられずにいる。「いまさら会うわけにはいかない」とあきらめていた矢先に…。

土ドラ『自由な女神―バックステージ・イン・ニューヨーク―』(全4回)は、3月4日(土)スタート!毎週土曜23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系で放送されます。

<あらすじ>

「俺ら東京さ行くだ」(吉幾三)のシンクロ率日本一のような、とある地方都市。

地元の工務店で働くサチ。幼いころ、母が病気で亡くなり、父・幸平と二人暮らしをしている。

職場と自宅を往復するだけの地味な毎日。

そんなサチの前に突然現れたのは、超ド派手なメイクと衣裳をまとった、ドラァグクイーンのクールミント。ショーで使う服を探しているという。

「地味な格好しかしないのに、作る服は派手なのね。好きなものを着ないの?」
「中途半端っていうか、誰のためでもない服って感じがするわ」

――この瞬間から、サチの人生は180度真逆に動き始める。

ファッションデザイナーになるべく東京へ出てきたサチ。クールミントの友人で、元サーファーのケン(古川雄輝)も交えた奇妙な同居生活がスタート。

自分が目指す服作りのために、もがき続けるサチ。それを静かに見守るケン。次第に、2人の心が通い始めるが、そこに幼なじみの篤志も加わり…。

「『なりたい自分』が見つからないなら、『なりたくない自分』から逃げ続けなさい。なりたくない自分に捕まらないように全力で走るの」

「1があれば、そこにメイクや衣装をかけて膨らませることはできるけど、0に何をかけても0じゃない?」

次々と繰り出されるクールミント語録。今夜、人生が変わるのは、あなたかもしれない――。