出演作が目白押し！注目女優・玉城ティナ「求められればどんな役でもやりたい」

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14 歳で雑誌「ViVi」の最年少専属モデルとなり、最近は映画『Diner ダイナー』、『惡の華』のヒロイン役など、女優としても幅広い活躍を見せる玉城ティナ（21）。今年だけでも映画が4作公開になるなど、勢いが止まらない。

そんな彼女が、10月20日にフジテレビTWOドラマ・アニメ、フジテレビTWOsmartで放送されるドラマ『受験ゾンビ』で主演を務めることに。

本作は、高校生を対象に募集した脚本・演出家才能発掘プロジェクト第6回「ドラマ甲子園」で大賞を受賞した伊藤佑里香さん（18）が手掛けるドラマ。

山奥にある高校を舞台に次々にゾンビ化していく生徒たちを通して、受験に対する悩み、苦しみなどあらゆる感情を切り取った、リアルな現代の高校生たちの人間ドラマを描く。

フレッシュな才能が集結した本作で、刺激を受けた様子の玉城。高校生で監督を務めた伊藤監督をはじめ本作のことや、多忙な合間のリフレッシュ法、今後目指したい女優像などを聞いた。

Q.高校生の伊藤監督が描いた脚本を読んでどんな感想を持ちましたか？

まず『受験ゾンビ』というタイトルが「どういうことなんだろう？」って、すごく興味を惹かれて。読んでみると、高校生の伊藤監督の状況と相まって、キャラクターの描写にすごくリアリティがありました。

Q.演じる野口あかりはどんなキャラクターですか？

あかりはみんなの中心にいて、何事もできるけど、それを自分的にひけらかしているわけではなくて。他のキャラクターはわかりやすい特徴がありますが、あかりは自分から何かを発していくというよりは、周りを見ていてどう動くかを考えている女の子です。

それぞれのキャラクターと会話するときに彼女のキャラクターがより一層際立つので、本読みのときは、会話する相手によってセリフの言い方も変えていました。

Q.伊藤監督の演出はいかがでしたか？

修正するところとそのままでいいところを、毎回、分かりやすく的確に説明してくれていたのが印象的でした。高校生とは思わせないくらいの慣れ方で、キャストとコミュニケーションもしっかり取っていて。「これまでに何作か撮っているんじゃないのかな？」って思いました（笑）。

初日は緊張されていましたが、自然に「これはどういう意味ですか？」とスタッフさんに聞いていて、その素直に聞いていく姿勢がすぐ現場に反映されていて。日を重なるごとに良くなっていく感じが“初心”を思い出させてくれて、私もそういう気持ちでまっすぐ挑まないと…と刺激をもらいました。

Q.玉城さんの“初心”とは？

自分の思いを突き通しすぎないということですかね。現場の雰囲気は作品に出ると思うので、監督や他の役者さんたちに、その時の気持ちを押し付けることはしないようにしています。

私は監督がこうと言ったら、監督に従うタイプの人間で、そこに合わせていきたいなっていう感覚もあって。人の話をちゃんと聞けてなかったりすると、小さいことで誤解が生まれたりするので、特に気をつけています。

Q.最近、息抜きになっていること、ハマっていることはありますか？

ごはんを食べることが大好きなので、撮影が一段落つくと行きたかったお店に予約して行きます。お店の情報収集は記事を見たり、アプリやインスタを利用したり、友達に聞いたり。インスタとかも便利ですよね。最近は焼き鳥にハマっていて、お酒によって「今日はこれかな」という風に、合わせながら楽しんでます。

あと、自宅で料理もします。ひき肉が好きで、ハンバーグや麻婆豆腐などをよく作りますね。20歳を超えて太りやすくなってので、お魚か鶏肉を意識してとるようにしています。

Q.本作では高校生たちの受験のストレスが描かれていますが、ストレスが溜まったときの発散法は？

紙に書いて流します。日記を付けているんですけど、そこだと何を書いても誰にも怒られないし、誰にも見られない。書くことによって、気づいていないストレスにも気づけたりするんです。

日記は10代の終わりくらいから書いていますが、きっかけはノート収集。私、文房具が大好きなんです。旅行で海外に行くと本屋や文房具屋さん、ミュージアムショップとかに行って、その土地の文房具を買っちゃいます。

あと、旅行もストレス発散になってますね。基本的にひとり旅で、最近はタイやベトナム、ラオスなどアジア圏に行くことが多いです。近いのに生活の仕方が全然違うので、それが面白くて。現地のお酒や食べ物は行ったら必ず食べます。

Q.10代の頃から一人旅を？

そうですね。高校卒業してくらいから「一人でも行けるんじゃないかな」って（笑）。高校生のときに沖縄から上京してきたので、普段からご飯とかも一人で大丈夫なんです。

Q.見られるお仕事ですが、美容と健康のために心掛けていることはありますか？

ビタミンを摂取するなど、自分なりに気をつけて毎日を過ごすようにしていたら、体の好不調に気づくようになったんです。寒気を感じたら、早めに対処しておかないと、とか。自分の体と対話することは大事だと思います。あとは、睡眠。最近は寝ないとダメになってきました（笑）。

あとは…とりたてて特別なことはしていないですね。メンテナンスやジムに行くことは習慣になってきているんで、特に意気込んでやるわけでもないですし。

私は自主的にするよりも、自分に何かを課したり、課されたりしたいタイプです。乗り越えるものがあると、頑張れるという。基本は怠け者なので、（課されることが多いと）パンクすることもありますが、怠け者だからこそ、課されないとやれないんです。

パンクした時には、日本から逃げてちょっと旅行して落ち着きます。そういう風に自分を“浄化”させるのは得意かもしれません。

Q.本作や公開中の『惡の華』をはじめ、出演作が目白押しです。今後どんな女優を目指していますか？

今は積み重ねるだけだと思っています。年齢でそれぞれその時期にベストのものがあると感じていて、そのベストなことを、一番は私のことをちゃんと好きでいてくれる監督さんとできればありがたいです。あとは常にみんなが同じ方向を向いている作品を積み重ねたい。

語弊があるかもしれないですけど、私は本当にこだわりがなくて…。作品の中のひとつのピースとして、ちゃんと意味があれば大丈夫なんです。求められればどんな役でもと思っていますし、それで私自身が気づいていない引き出しを開けてもらえるかもしれないですし。このお仕事はひとりではできないことばかりなので、周りの方に覚えてもらえているような女優さんになりたいです。