山崎育三郎さんが“女優デビュー”しました。
ミュージカル「トッツィー」が1月10日に東京・日生劇場で開幕。公開稽古と会見が9日に同劇場にて行われました。
本作は、演出家やスタッフと衝突ばかりしていた売れない俳優のマイケルが、あることがきっかけでドロシーという女性になりきって、ミュージカルのオーディションに応募。超個性的キャラで瞬く間に人気者になるというストーリー。
主人公のマイケルに山崎さんが扮し、愛希れいかさんや昆夏美さん、キムラ緑子さんら実力派が顔をそろえます。
<山崎育三郎 ミュージカル「トッツィー」で“ドロ三郎”に!プリッとして可愛らしいお尻をアピール>
公開稽古に先立って行われた会見には、メインキャストがそろって登場。本番を目前に控えた心境を語りました。
エハラマサヒロとおばたのお兄さんが山崎育三郎へお笑いを指南
明日、開幕することに山崎さんは「物語はコメディなのですが、初めて本読みをしたときに演出のデイヴ・ソロモンさんが、皆があまり笑っていないことにすごくビックリしていて『これは大丈夫か?不安だ』っていうところからスタートしました」と回想。
続けて、「稽古を重ねて『この作品はイケるぞ、絶対、お客様に楽しんでいただける』という確信に変わりました。実際にお客様が入って完成する作品なので、僕たちが作ってきたものをどんなふうに受け止めていただけるのか楽しみ」と笑顔をみせました。
日本初演にあたり、大変だったことを問われると、「英語をそのまま日本語訳にすると観客には伝わりづらい表現がたくさんあったので、皆でたくさん話し合って、何回台本が変わったか思い出せないぐらい変わりました」と明かし、「ここに日本を代表する芸人の…」と共演のエハラマサヒロさんとおばたのお兄さんへ視線を。
すると、エハラさんが「いえいえ、ミュージカル俳優です。ちょっとユニークなことも言うミュージカル俳優です」と訂正。おばたのお兄さんも「吉本のミュージカル班です」と“自己紹介”し、笑いを誘いました。
コメディ部分の芝居について、山崎さんが「お二人に間のとり方や、お笑いっていうのはこういうふうに作っていくんだという講義もしていただいて」と発言すると、エハラさんが「変なこと言うのやめて」と苦笑い。
それでも山崎さんは「スベったら、この二人のせいです」と主張しました。
エンジンのかかった山崎さんに、エハラさんは「台本はすべて山崎育三郎監修。育三郎さんがめっちゃお笑い好きやから、笑いをとるシーンのプロデュースもちょこちょこやってくれて、そのうちルミネで『山崎育三郎寄席』みたいなのがあるかも」とニヤリとしました。
被災地へ「1日も早く心穏やかに過ごせる日々が」とメッセージ
作品の見どころとして、山崎さんの女装が注目をあびていますが、この日も山崎さんは美しいドレススタイルで登場。
そのビジュアルに女性陣は「キレイですね。艶やか」とべた褒め。愛希さんは「私はマイケルより、ドロシーとして接している時間がほとんどので、女友だちといるみたいな感覚」と表現しました。
女優を演じていることで、日常生活への影響を聞かれた山崎さんは「座っていても、ガニ股じゃいられなってくるというか、最近もあるテレビ番組で気づかないうちにこうなっていた」とドレスの裾をまくり上げて、スレンダーな脚を露出しながら内股の姿勢を再現。
共演者が脚を褒めると、「キレイでしょ?」と報道陣に向かって美脚をさらにアピールしました。
また、劇中では衣装の早替えが30回あり、最も短い衣装チェンジの時間は40秒と驚きのスピード。「ぜひ舞台裏をみんなに見てほしい。まるでF1のピットインみたいで本当に大変」と苦労を明かしました。
最後に山崎さんからメッセージが。
「2024年は年明けから震災が起こり、被災された皆様には1日も早く心穏やかに過ごせる日々が訪れるといいなと祈っております。僕たちは明日初日を迎えますけど、こうやってある日々が当たり前ではなく、1回1回やりきったと思えるような公演を目指して大切に演じていきたい」。
さらに、「『トッツィー』カンパニーでも日生劇場に募金箱を設置いたしますので、少しでも寄りそうことができたら。たくさんの愛とハッピーと笑いを届けますので、ぜひ最後まで応援してください」と能登半島地震の被災地を思いやる言葉を織り交ぜながら、作品の健闘を誓いました。
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