THE RAMPAGEの藤原樹さんが、舞台「カストルとポルックス」に主演します。
本作は、西暦2045年――地下シェルターで肩を寄せ合って生活する、ケンカばかり繰り返す兄(藤原樹)と、心優しい弟(新谷聖司)の逃れられない宿命を描いた物語。
藤原さんが初めて主演を務めるほか、俳優やアーティストとして活躍する佐藤流司さんが、原案・脚本・演出を務めることも話題です。
稽古真っ最中の藤原さんに、座組を引っ張る心境や稽古場の様子、さらに、気になるプライベートを聞きました。
<【写真13枚】この記事の写真を見る>
<藤原樹 インタビュー>
――初主演舞台への意気込みを聞かせてください。
昨年、一昨年と「REAL RPG STAGE『ETERNAL』」という作品で舞台に立っていますが、今回はまた違ったプレッシャーと責任を感じています。
でも、映画「HiGH&LOW THE WORST X」(以下「ハイロー」)で共演した流司くんや、うちのTHE RAMPAGEメンバーの龍もいるので、緊張感はあるものの、心強い現場です。
僕は皆さんから少し遅れて稽古に合流したので、既にいっぱいいっぱいな部分はありますが、激しいアクションもふんだんに登場しますので、ケガや事故が起きないようにまわりを見ながら、よい作品にしていけたらと思います。
――前回は共演者だった佐藤さんと、主演俳優と演出家として接することも新鮮ですね。
流司くんとは「ハイロー」で共演しているものの、普段の活動の場が違うので、最初はどう接したらいいのかわからなくて、壁みたいなものを感じていました。
でも、今回ご一緒するにあたり、初めて食事に行ったところ、一見、怖そうな雰囲気なのに実はとても気さくで、実際の“お兄ちゃん”のような感じだったんです。猫好きという共通点もあるので、さらに仲良くなれそうです。
――猫トークはしましたか?
流司くんが飼っている猫ちゃんの写真を見せてくれて、「今度、会いに来て」と言われました。
――演出家の佐藤さんと普段の佐藤さんとは違いがありますか?
稽古場での流司くんは、お酒の席とはまた全然違って、締めるところは締めてくれますし、みんなと一緒になってふざけるようなフレンドリーさも持ち合わせている。多くの舞台に立ってきた流司くんだからこそ、演者の気持ちもわかってくださいますし、安心してついていける演出家さんです。
注目は、クライマックスの決戦シーンで披露する“熱さ”
――そんな佐藤さんの思いがつまった脚本を読んだ感想を聞かせてください。
舞台って、作品によっては難解な内容や、観終わった後にどこかすっきりしないものもある中、流司くんが描く世界はとてもストレート。だけど、その中にも伏線が張られていて、何度も観たくなるような、そして、流司くんならではのスパイスが効いた物語になっていると感じました。
――脚本には佐藤さんが受けた藤原さんの印象も反映されていると聞きましたが、総司との共通点はありますか?
熱くてまっすぐなところは似ていると思います。意外ですか?普段の僕は、それを出さないだけ。でも、内側の部分はめっちゃ熱いです。なんせ九州男児なので(笑)。
――総司の熱さが最も表れるのはどういう場面ですか?
クライマックスの決戦のシーンですね。詳しいことは明かせませんが、何十人を相手に戦って、何度殴られても立ち上がっていく。そのシーンでの熱さに注目してほしいです。とても激しい立ち回りゆえ、稽古は毎回ヘトヘトで、直後はいつも抜け殻になっています。
――役を離れた藤原さん自身が熱くなるのはどういう瞬間ですか?
やっぱり、ライブでステージに立っているときですね。パフォーマンス中は熱くなりますし、どんな時間よりも「生きてる!」と実感します。
底抜けに明るい役柄に「やっと普通の役がきた(笑)」と歓喜
――稽古の手ごたえを聞かせてください。
連日、昼から夜までみっちり稽古をしていて、やらなければいけないことが多すぎて、頭がパンク寸前です(苦笑)。体力的な疲れはありますが、シーンが進んでいくごとにやりがいを感じています。
――やらなければいけないことの中で、特に苦労しているのは?
立ち回りです。前回の舞台では剣を使った殺陣がメインだったのですが、今回は拳(こぶし)だけのアクションです。殴り合いの演技は「ハイロー」でもやりましたが、向こうは映像なので細かく割って撮っていました。それが、舞台だと一連の動きになるので、段取りを覚えるのが大変で。映像とは違う、舞台ならではのアクションを教わっているところです。
――総司をどんな人物だと捉えていますか?
総司は、とにかく弟のことが大好きで、その存在が生きがいになっています。弟はある複雑な事情を抱えているのですが、総司はそれを理解したうえで彼を守ろうと、強がって生きている。ケンカがある意味、愛情表現のようなもので、頼もしくカッコいい、男なら誰もが憧れるようなキャラクターです。
これまで冷徹な役を演じる機会が多かったので、総司を演じると決まったときは、「やっと普通の役がきた」とうれしくなりました(笑)。
僕自身、普段からはっちゃけるタイプではありませんが、総司は底抜けに明るくて、ずっと飛び跳ねているような性格なので、楽しみながら演じることができそうです。
――THE RAMPAGEメンバーの舞台出演が続いていますが、励ましの言葉などはありましたか?
エールなどはなかったです(笑)。ここのところ、まこっちゃん(長谷川慎)が「ロミオ&ジュリエット」、岩谷翔吾と武知海青と鈴木昴秀が「PICK☆3」、陣さんは一人芝居の「Slip Skid」、RIKUさんと浦川翔平が「フィーダシュタント」、山本彰吾くんが「正偽の芸能プロダクション」と、連続で舞台に出演しているので、みんな見る目が肥えてきていると思うんです。
メンバーが出演する舞台の最後を僕と龍が飾るので、この強力なキャストと作品なら絶対に楽しんでもらえるという自信がありますし、見せつけてやりたいです!
国民的アーティストになる、スターになるという夢が生きがい
――総司の生きがいは弟ですが、藤原さんの生きがいは何ですか?
愛猫のマースです。他には、THE RAMPAGEとして、そして、藤原樹個人で叶えたい夢がたくさんあるので、それを叶えるために頑張っています。
――夢について教えてください。
THE RAMPAGEとしては国民的アーティストになって、ドームツアーをやり、世界へ飛び出すこと。個人では、スターになることが夢です。
――稽古で忙しくしていると思いますが、今の癒やしは何ですか?
美味しいごはんです。ずっと忙しくて現場で食べる弁当や、もしくは、食べる暇すらないという日々が続いていたのですが、最近はデリバリーで、いつもよりちょっといいやつを頼んで食べています。
――普段、料理はしますか?
自粛期間は自炊していましたが、最近はほとんどしてないですね。去年の秋にリリースした写真集「MYSTERIOUS」の撮影前は、身体をつくるために鮭や鶏肉を焼き、栄養価の高い野菜を摂るようにしていました。最近は玄米や高タンパクのものを好んで食べています。
――マイブームはありますか?
サウナへ行くことかな。結構前からハマっていたのですが、ついこの前まで金髪にしていて、金髪でサウナに入ると傷んじゃうし、色落ちしちゃうし、シャンプーを持っていくことも面倒で、なかなか行けなかったんです。髪を黒に戻してから、また通うようになりました。
――金髪がとても似合っていて、こちらに見慣れていたので、黒髪が新鮮です。
金髪にしてから、ドラマや写真集など仕事をたくさんいただくようになったんです。でも、その前はずっと黒髪だったので、僕としては黒のほうが落ち着きますね。
――こだわりのサウナグッズはありますか?
サウナハットはかぶっています。そのままだと髪も傷みますし、肌にもよくないので、ハットは欠かせませんね。あとは、防水のイヤフォンを購入しました。流行っている洋楽をシャッフルしながら聴いています。
――「カストルとポルックス」は星座の名前ですが、星にまつわるエピソードがあれば聞かせてください。
地元の北九州にいたころは、見上げれば当たり前のようにあったので気にする機会はありませんでしたが、東京だと星がクリアに見えることが少ないので、地方へ行くと空を見上げるようになりました。星を見たいと思うようになった自分に対して、「大人になったんだなぁ」と感じています。
――時間ができたら、やりたいことはありますか?
星を見るために地方へ行くのもいいですし、海外旅行に行きたいですね。今年は絶対にハワイへ行くという目標を立てたので、これは必ず実現させたいと思います。
――公演を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
がむしゃらに生きる総司や弟、その仲間たちの姿を見て、前向きな気持ちになっていただけたらうれしいです。多くの方に刺さる物語になっていますので、ぜひ劇場でご覧ください。
「カストルとポルックス」
3月24日(金)~4月2日(日)
東京・品川プリンスホテル ステラボール
原案・脚本・演出:佐藤流司
出演:藤原樹 (THE RAMPAGE) /新谷聖司・田村升吾・山﨑晶吾・うえきやサトシ/龍 (THE RAMPAGE) /中村誠治郎/北園涼/佐藤流司
*3月24日(金)18:00公演、4月2日(日)13:00公演、千穐楽4月2日(日)18:00公演をシアターコンプレックスで配信。詳細、購入はこちら。
撮影:河井彩美
ヘアメイク:oya(KIND)
スタイリスト:村留利弘(Yolken)
衣装協力:コート ¥82500(税込)、パンツ ¥29700(税込)/meagratia、その他スタイリスト私物
潮風が薬味に!桜島フェリーで食べる「やぶ金うどん」を松岡修造が堪能するも「もう到着しちゃった!」短い船旅に大笑い
2024年12月22日 |
17:30
なにわ男子・道枝駿佑が京都の紅葉2大スポットを3つの視点から徹底調査!京グルメ×足湯さらに夜はライトアップを満喫
2024年12月22日 |
16:00
ダッフィーたちのかわいいグッズ新登場!ディズニーシー新イベントでぬいぐるみコスチュームやスペシャルメニューが盛りだくさん
2024年12月19日 |
19:38
【大盛況】広がりを見せる「シニア向け食堂」 91歳女性も通う“おなかもこころも満たされる”理由とは?
2024年12月18日 |
17:09
【奇祭】「ばかやろう!」天狗に“悪口”で御利益願う「悪態まつり」に密着 のどかな茨城の町に飛び交う罵詈雑言の嵐
2024年12月16日 |
16:09
これだけで1日の野菜摂取量の半分!簡単にできる「野菜たっぷりお好み焼き」に松岡修造が「鮮やか!」と太鼓判
2024年12月15日 |
17:30