橋本祥平さんと梅津瑞樹さんが抜群のかけ合いを披露しました。
舞台「ちょっと今から仕事やめてくる」が4月22日(土)に初日を迎えるにあたり、公開稽古が21日、東京・シアター1010で行われ、橋本さん、梅津さんらが登場しました。
本作は、「第21回 電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”」を受賞した北川恵海さんによる小説が原作で、2017年には福士蒼汰さんと工藤阿須加さんの主演で映画化され、話題に。
ブラック企業に勤め、心身ともに疲弊したサラリーマンの青山隆が、「ヤマモト」と名乗る男との交流を通じて生き方を模索していく物語。
青山には橋本さんが扮し、ヤマモトを梅津さんが演じます。
人生に悲観した男が出会った、同級生と自称する男の正体は?
物語は、青山が所属する営業部の部長から叱責される場面でスタート。彼なりに奮闘するも業績はなかなか上がらず、罵倒されてばかりの毎日。
気力をなくした青山は意識朦朧としたまま、駅のホームへ。無意識に線路に飛び込もうとしたところを、小学校の同級生だという「ヤマモト」と名乗る男に助けられます。
酒を酌み交わし、休日はショッピングへ出かけるなどともに時間を過ごすうち、徐々に心を開いていく青山。ちょっと強引なヤマモトのペースに巻き込まれながらも、そんなふれ合いがいつしか楽しみになっていた青山は気力をとり戻し、仕事にも精力的に向き合うように。
しかし、別の同級生にヤマモトのことを尋ねると、“本物のヤマモト”は海外赴任中と判明。気になった青山がネットでヤマモトの名を検索すると、3年前に激務によって自ら命を絶った男の記事にたどり着きます。
目の前にいるヤマモトは一体誰なのか?そんな疑問を抱えたある日、青山が担当している取引先との間にトラブルが発生。会社から責任を問われ、窮地に陥った青山は…。
あらすじだけでも胸が押しつぶされそうな青山の状況。そんな青山に扮する橋本さんといえば、これまで闊達なキャラクターや、高い身体能力を活かしたエネルギッシュな役柄を多く演じてきましたが、本作では心身ともに衰弱した青山の葛藤を繊細に体現。
生きる気力をなくした佇まいは、見ているほうが苦しくなるほどの悲壮感にあふれています。
特筆すべきは膨大な量のセリフ。青山はストーリーテラー的な役割も担っているため、自身がおかれた状況や物語の流れなどを全編にわたって説明。橋本さんの額に光る大粒の汗に、熱量の高さがうかがえます。
そして、人生を諦めかけていた青山の前に突然現れ、大きな影響を与えるヤマモトに扮した梅津さんは、太陽のように眩しく、ハッピーな役柄を巧みに表現。普段はクールなイメージで、ミステリアスな雰囲気たっぷりの彼が関西弁を操りながら青山を振り回す姿が新鮮で、クルクルと変化する表情にも引き寄せられます。
さらに、主人公のかけ合いに彩りを添えたのはパフォーマーの存在。バイオリンとキーボードの生演奏にボーカルの歌唱とタップダンスが加わり、登場人物たちの心情を時にせつなく、時に激しく描写。視覚はもちろん、聴覚にも大きな揺さぶりをかけます。
そんな作品の演出を手がけたのは、本作が演出作5本目となった町田慎吾さん。緻密ながらも大胆なディレクションは、ヒューマンドラマをよりエンタメ性の高い物語に昇華させたのではないでしょうか。
「しんどいときは“しんどい”と言っていい」「逃げることでは負けではない」――自分らしく生きること、そして、身近にいるたいせつな人たちの存在を思い出させてくれるハートフルな作品です。
最新情報は、舞台「ちょっと今から仕事やめてくる」公式サイトまで。
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