<コラム>『全ラ飯』第10話
今回も今回とて、“何を見させられてるの感”、とてつもなかったよね…
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・職場でカノジョ(小町ちゃん/片山友希)と手作り弁当を食べる一条(近藤頌利)
・いくら“何もない”とはいえ、真尋くんの青果店へ小町ちゃんを連れて行く一条
・“知らない男”に“マヒロ”呼びされ、過剰に反応する一条
・それが真尋くんの“元カレ”(植村颯太)と聞き、鼻息荒くする一条
・真尋くんと劉さん(フィガロ・ツェン)の“勘違い”に今さら気づく一条
・小町ちゃんが「今回はエジプト旅行か~♡」つってんのに、何も聞いてない一条
・そこへ、元カレと料理しにやってくる真尋くん
・これまでのめくるめく“スパイス”が、元カレの会社のものだと知る一条
・ “出会いの話”から、ナチュラルにイチャコラし始める元カレと真尋くん
・すかさず「この鶏肉は!?(怒)」つってカットインしてくる一条
・その間の小町ちゃん、知ったこっちゃない
・再びナチュラルにイチャコラが始まり、気が気じゃない一条
・イチャコラを気にし過ぎて“コリアンダー”を焦がす一条
・「今朝シャワー浴びたとき、シャンプー使いきっちゃった♡」謎の報告をする元カレ
・一条それに対抗して「小町ちゃんの料理、たのしみだなー(棒読み)」
・散々やんやして料理ができあがったのに、食べないで去っていく元カレと真尋くん
…うん、マジで…、なんなんでしょう?この、“何を見させられてるの感”!!!
だって、休憩室ではない共有スペースで(おそらく)、同僚でありながら、カップルでもある男女が、でっかい弁当箱広げて、箸(はし)をつつき合う…という、“令和の認め合う社会”を体現しているかのような、金融庁のオフィスから幕を開ける(言い方!)、一条と真尋くんの、異常なほど丁寧に描かれる“すれ違い”の数々!!!それってつまり、“何を見させられてるの”??じゃあ、ないですか??!!ねぇ?(誰に!?)
“何見させられてるの感”がとてつもなかったのは、THE当事者・小町ちゃんの方だよね
もうさ、一条と真尋くんは、お互いに“好き同士”だってこと、画面の向こう側、視聴者サイドは、全員知っているわけだから(当然)、すれ違えばすれ違うほど、“何を見させられてるの感”は強まるわけで、特に後半のそれは熾烈(しれつ)過ぎたわけで、元カレと真尋くんとのナチュラルイチャコラ!からの、“シャンプー使いきり”!からの、感情ゼロ “棒読み”!からの、みんなで作っといて食べないで帰る!!には、視聴者全員、ズッコケちゃったよね??帰るんかーーーーい!!って、全員がツッコんじゃったよね???帰るんだったら、最初から来んじゃねーーー!気にするとこ違うやろーーー!!って、つい、視聴者全員が、ツッコんじゃったよね??(だよね??)
もう、誰が、どう見ても、わかりきってるのにさ、一条と真尋くんの二人が、お互いを気にし過ぎてて、だからこそ全力ですれ違っちゃっててさー。こっちはもうクッタクタですよ…。
いや、だけど、そんなことより、こっち側のどうこうより何より、“元カレ”サイドは、公然と「昨日シャワーを浴びた♡」って言える子だから大丈夫そうだけど(何が?)、そのすれ違いっぷりによって、視聴者以上に、 “何見させられてるの感”がとてつもなかったのは、THE当事者・小町ちゃんの方だよね。
だって小町ちゃんってば、ナチュラルイチャコラが始まる、そのはるか以前から(大袈裟!)、料理作る前段階の、皿用意する段階から、もうすでに“目が死んでた”からね。“目が死んでた”まま、洗った皿拭いてんのにさ、真尋くんや元カレはもちろん、カレシである一条ですら、一瞬たりとも目を向けないんだからね。
小町ちゃんの“何を見させられてるの感”山の如しだよね(!?)。小町ちゃんの気持ちになればなるほど、耐えられなかったよね…だからこそ、もう、こうなったら、前回に引き続き、暴力で対抗するほかなかったよね(なぜ)。今回は小町ちゃんが殴れ!!(前回、真尋くんに一条殴れ!って促したのはこの僕です…)一条を殴ってしまえ!!殴っても俺が許す!!だから、一条殴れ!!って、拳握りしめてたら…(俺が)。
小町「(一条にビンタ!)」
小町「人のこと当て馬にして、楽しかったですか??」
マジで殴るんかぁーーーーいぃ!!!!(いや、ビンタだけど…そういう問題じゃない!)
こんなスカッとすることあります??こんな、前回、心の中で殴ってしまえ!って言ってた(俺が)のが、次の週、ホントに叶っちゃう、ホントに殴っちゃう(いやビンタだけど)ドラマ、あります??ねぇ?あります?(だけど、暴力はダメだよ?!)いや、そんなことよりも、恋愛ドラマにおいて、自らを“当て馬”って言う人いる?(いや、このドラマは恋愛ドラマなの…?…恋愛…ドラマでも…?ある!!)だけど、あの状況(=すべてにおいてほったらかし状態)はもう“当て馬”でしかなく、二人の引き立て役でしかなく、つまり、かませ犬でしかなく(全部一緒!)、だからこそ、自らをそう認識し、なおかつ、自分をそう表現せざるを得ないほど、追い詰められていた小町ちゃんよ!!!(涙)殴って当然!!!当然、です!!!いや、だけど、小町ちゃん、もうちょっと、もうちょっと強めでもよかったよ??もうちょっと、ビンタ、強めでも、俺は良かったと思うよ??(そこじゃない)
って、なんの話でしたっけ?あ、そうそう、今回、一条はさすがにビンタ直後だったから脱がなかったよね…(逆にその辺は真っ当だったんだって安心したよね……え?真っ当?何が?)ってことではなく、毎回の癒しにすらなっている今週の春日(岡宏明)でしたね(違う!)。
――天下の金融庁オフィスで、弁当箱をちちくりあう(言い方!)一条&小町カップルに一言
春日「真っ昼間から仲のよろしいこって」
真っ昼間から、仲のよろしい、こって…“こって”!?!?今週も、ごちそうさまです!!(一体何が!?)
このドラマにかかれば、“全裸”なんておてのもの
それはそうと(?)、こんなトンチキドラマ(言い方!)、いやこんな僕的大興奮ドラマを、誰が作ってんの?って、クレジットよくよく見たら(いや、見る前からすでに気づいてた)豊福(陽子)P!!!じゃないですか!!!
豊福Pといえば、2008年の『あしたの、喜多善男~世界一不運な男の、奇跡の11日間~』(関西テレビ・フジテレビ系)は、お話は当然のことサントラがとてつもなく素晴らしいし(今も聴いてる)、2009年の『恋して悪魔~ヴァンパイア☆ボーイ』(関西テレビ・フジテレビ系)は、タイトルはノンキなのに(☆だし)最終回すこぶる泣けるし(これみんなに言ってる!)、2016年の『僕のヤバイ妻』(カンテレ・フジテレビ系)は、今最も売れている脚本家といっていい黒岩勉先生が飛躍した作品だし(今TBSの『ラストマン-全盲の捜査官-』書いてる)、2018年の『僕らは奇跡でできている』(カンテレ・フジテレビ系)は、特に第7話が!!まだそこまで露出が多くなかった松本若菜さんの名演が!!!(脚本の橋部敦子先生にインタビューしたとき、このドラマ自体が奇跡みたいって言ってた…涙)…って、なんの話でしたっけ?(おい!)
(※)関西テレビ=カンテレ。カンテレの愛称は、2015年より統一。
そうそう、つまり、ヴァンパイアものでも泣かせちゃうし、毒入り晩さん会の攻防戦も描いちゃうし(『ヤバ妻』より…これも第7話!!)、“全裸”なんておてのもの!ですよね??(なぜ!?)、視聴者(=僕)を興奮させるなんて、ちょろいもん!!ですよね?(だからなぜ!?)いや、うん、そうじゃない(当然!)、言いたいことは、このドラマ、最後の最後までやってくれるよね!!!(何を!?)来週こそ、一条、脱いで!!(結局そこ)
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