『わたしのお嫁くん』第10話完全版

速見穂香(波瑠)と山本知博(高杉真宙)が暮らすマンションで、餃子パーティが開かれる。

参加したのは、速見の親友・高橋君子(ヒコロヒー)と山本の同期・赤嶺麗奈(仁村紗和)。山本は、最近一緒にいすぎという理由から、餃子の下ごしらえだけして1人で映画を見に行っているらしい。

「推しの餃子パーティにお呼ばれした」とはしゃぎ、早々に酔い潰れてしまう赤嶺。すると君子が、同棲していた恋人と結婚することになったと速見に報告する。

速見は「山本くんとはそういう話になったりしないの?」と問われるが、現実感がなく…。

<ドラマ『わたしのお嫁くん』これまでのあらすじ完全版>

別の日、家に忘れた弁当を山本から受け取る場面を佐々木克典(伊藤正之)と春日亮(佐伯大地)に見られてしまった速見は、交際を2人に報告。そのついでに、弁当を作っているのも山本だと打ち明ける。

佐々木は2人の交際を祝福すると、めでたいついでにと言って、管理職にキャリアアップしてはどうかと持ちかける。

一方、赤嶺は、「ラクーン・エレクトロニクス」にはカップルや夫婦は同じ部署にいてはいけない、という暗黙のルールがあることを思い出す。

赤嶺からそれを聞かされる速見と山本。しかも、2人のケースでは、営業部のエースである速見ではなく、山本が異動になるというのだ。

もともと商品開発部志望だった山本には、異動も悪い話ではなかった。

だが、すでに山本のスキルに気づいた総務部が彼に目をつけているらしい。速見は、自分のせいで山本が異動になるかもしれない、と責任を感じる。

すると山本は、希望する部署に自らを売り込み、面接を受けることができる社内フリーエージェント制度を利用して、企画開発部に挑戦すると言いだす。

速見は、そんな山本を頼もしく思い、面接の準備に集中してもらうために彼を実家に帰し、家事から解放することにする。

赤嶺は、速見と山本が離れている今こそがチャンスだと考え、古賀一織(中村蒼)をたきつける。

古賀を連れてブライダル相談会に参加した赤嶺は、勝手に速見と古賀の結婚式のプランを立て始めた。

ところがそこで、速見と弟の結婚式を用意してあげようとやってきた山本家の長兄・正海(竹財輝之助)と次兄・薫(古川雄大)と出くわした赤嶺は、速見の結婚相手の座を賭けたウェディングプランバトルを始めてしまう。

その挙げ句、山本の等身大パネルに婚姻届を貼り付けて、速見に送る正海たち。「妻になる人」の欄には山本の名前が書かれていた。

兄たちからそれを聞かされた山本は頭を抱え…。

そんな中、速見は、古賀が福岡に設立される、調理家電の開発に特化した新会社に移籍することを知る。営業部からはもう1人、新会社に行く予定になっており、その人選も古賀に任せられているのだという。

同じころ、山本は企画開発部のFA面接に臨んでいた。面接を終えた山本の前に現れた赤嶺は、古賀が新会社に移籍することを伝えると、彼は速見を福岡に連れて行くつもりだと告げる。

赤嶺は、推しの速見に会えなくなるのはつらいから、といって全力で速見を引き止めるよう山本に命じた。

その夜、山本の元へ、FA面接の結果が届く。結果は不合格。山本はそれを速見に告げ、総務部に行くことにすると続ける。

以前速見は、お互いがやりたい仕事をやって、家に帰ったら好きな人がいて、「仕事頑張った!」と買ってきたビールとピザで乾杯するだけ最高だ、と山本に言っていた。

山本は、その言葉を持ち出し、この先も妻として速見を待っていられる存在でありたいと告げ、プロポーズしようとする。

ところが速見は、山本の言葉を遮り、「ちょっと距離を置いたほうが良いかも、私たち」と言い残して家を出て行ってしまった。

ショックを受け、リビングに座っていた山本は、速見が残していった袋に気づく。その中身は、ビールとピザだった。

家を出て速見の後を追おうとする山本。するとそこに、古賀がやってくる。

「俺んとこ、嫁に来ん?」。古賀は山本にそう告げて…。

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