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坂本昌行 桐山照史はライバル「プレッシャーをかけてもらい、僕も成長できる」

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坂本昌行さんが主演を務める、ブロードウェイミュージカル「キャメロット」の製作発表会見が、8月29日に行われ、坂本さん、桐山照史(ジャニーズWEST)さん、唯月ふうかさん、入野自由さん、今井清隆さん、演出の宮田慶子さんが登壇しました。

この作品は、アーサー王伝説を描いた、T.Hホワイト氏の「永遠の王」を原作として、脚本家のアラン・ジェイ・ラーナーさんと作曲家のフレデリック・ロウさんによって書かれたミュージカル。

本公演では、登場人物たちの緻密な心理描写や、セリフの一つひとつへの繊細な解釈を行う演出の宮田さんが、新たなアーサー王の物語を描きます。

主演のアーサー王を坂本さん、円卓の騎士ランスロットを桐山さん、アーサー王の妻グィネヴィアを唯月さん、アーサー王の隠し子で謀反を起こすモルドレッドを入野さん、キャメロットに流れ着いた辺境の騎士ペリノアを今井さんが演じます。

<坂本昌行 “アーサー王”役に苦戦「王って大変なんだな」>

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左から)入野自由、唯月ふうか、坂本昌行、桐山照史、今井清隆

坂本昌行 日本初公演の本作に「我々の伝説を作っていく」

本作のオファーを受けて、坂本さんは「台本を読んで、伝説のお話なので、ファンタジー要素が強いと思ったのですが、2回目読むと、人間ドラマが繰り広げられている作品だと感じました」。

「本作が、日本で初演だというのにびっくりしました。当たり前に昔からあると思っていたので、うれしかったです。今回のお話を引き受けようと思ったのは、台本をぱっと開いて、『演出・宮田慶子』と書いてあったんで引き受けました」と回想。

宮田さんは、「前回ご一緒した『君が人生の時』(2017)では、周りを見守っている役をお願いして、(坂本さんの)包容力に頼らせていただいたんです。今回は、ジタバタしていただこうと思い、悩み狂う姿を坂本さんに見せていただきます、楽しみにしています」と答えました。

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桐山さんは、「(2021年に上演した)舞台『赤シャツ』で、演出の慶子さんからすでに、坂本くんが主演でこのミュージカルをやると聞いていまして、すぐにやりたいと答えました。脚本を読んで、ランスロットを自分だったらどういう風に演じるのかイメージが湧いてきました」。

続けて、「苦労している部分がある」と明かし、「本読みをしたのですが、ミュージカルに出まくっている方の中で、“歌あり”でやったんです。そこでの記憶がないんです。坂本くんが隣にいるし…すごく委縮してしまった」と振り返ると、坂本さんは「彼は今、ハードル下げてますけど、大丈夫ですから」と笑いました。

また、桐山さんは、坂本さんとの共演を熱望していたそうで、「僕がまだジャニーズWESTにもなっていない大昔ですが、坂本くんがラジオで『ライバルは誰ですか?』と聞かれたときに、僕の名前を挙げてくれたんです」。

「自分のことを知っているだけでもうれしかったのに、ライバルと言ってくれた。なので、いつか共演したいとずっと思っていて、この作品でご一緒出来ました」とニッコリ。

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坂本さんは桐山さんについて、「当時、(桐山さんが出演した)作品を見たときに、『素晴らしい後輩だ』と思って。たまたまラジオでミュージカルの話になり、その時は話を膨らませて、ライバルと言ったんです。ごめんね…」と告白し、桐山さんは「えっ!?」と困惑。

坂本さんは、「冗談です(笑)。のちのちライバルになるであろうという意味で、そのときにライバルとして、桐山の名前を出しました」と明かしました。

そして、「自分にとってもライバルは必要ですし、後輩と同じ場所に立ち、いい意味でプレッシャーをかけてもらった方が、僕も成長できる。これからもいろいろな後輩に、舞台やミュージカルに出演してもらい、共演していきたい。桐山くんはライバルです」と語りました。

最後に坂本さんは、「本作は、1960年代に初演を迎えた作品でありまして、日本初演が今回が初めてです。初演を任されたということは、それなりに自分たちに大きなものが課せられたんだと思います。アーサー王伝説を大成功させ、我々の大きな伝説を作っていきたい」と意気込みました。

<ブロードウェイミュージカル「キャメロット」公演概要>

あらすじ
中世イングランドの都キャメロット。

アーサー王(坂本昌行)は政略結婚を嫌がり逃げ出したグィネヴィア(唯月ふうか)と森の中で出会い、互いの素性を明かさないまま、二人は恋に落ちる。

グィネヴィアを王妃として迎えたアーサー王は、戦いが絶えない時世の中でも正義と公正さを信じ、武力ではなく法による統治を目指す。そして、皆が対等に話し合える円卓会議を発案し、イングランド全土から気高き騎士の招聘を試みる。

辺境の騎士ペリノア(今井清隆)は図らずもキャメロットへ流れ着いた一人だが、そんなアーサー王の噂を聞きつけたフランス人騎士ランスロット(桐山照史)も一路キャメロットへ向かい、王に直談判で志願、「円卓の騎士」の一員となる。

アーサー王は極めて優れた騎士道精神を持つランスロットに惚れ込み、全幅の信頼を置くようになるが、その裏でランスロットと最愛の妻グィネヴィアが密かに愛し合っていることを知る。

二人の幸せを願うものの、自身への裏切りを許すことができず、苦悩するアーサー王。そこに追い打ちをかけるように隠し子のモルドレッド(入野自由)が現れ……。

劇作・脚本・作詞:アラン・ジェイ・ラーナー 
音楽:フレデリック・ロウ
演出:宮田慶子
翻訳:高橋亜子
出演:坂本昌行/桐山照史/唯月ふうか/入野自由/今井清隆/ほか

【東京公演】10月7日(土)〜28日(土)/日生劇場
【大阪公演】11月4日(土)〜20日(月)/大阪松竹座

最新情報は、ブロードウェイミュージカル「キャメロット」の公式サイトまで。

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