役所広司 柳楽優弥とのCM初共演に「どんどんいい俳優さんになっていきますよね」
役所広司さん、神木隆之介さん、安藤サクラさん 、柳楽優弥さんが出演するサントリーコーヒー「クラフトボス」の新TVCMが、9月18日より放映開始されます。
この新TVCM「意外な天職」篇は、ハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズさん扮する宇宙人ジョーンズが登場する「地球調査シリーズ」の「ボスと外へ!」というコンセプトで描く最新作。
役所さん扮する駐車場の誘導員が、職場の同僚(神木)から 「友達や仕事など世界が広がるかも」とマッチングを勧められたことをきっかけに、映画のキャスティングに携わる女性(安藤)と遭遇。
ひょんなことから、 新人エキストラとして出演した柳楽さん主演の時代劇で頭角を現すと、数年後には大規模スタントもこなす役者へと成長するストーリーです。
役所広司のスタントシーンに安藤サクラが大興奮!
役所さんが、猛スピードで飛行するセスナの翼に絶叫しながら必死にしがみつくスタントシーン。
なかなか体験できないアクロバティックなアクションに、役所さんも大興奮。轟音とともに吹きつける強風を全身で浴びながら、セスナの翼にしがみつき、ひたすら絶叫し続ける役所さんのコミカルな姿に、安藤さんも手を叩いて大笑いしていました。
神木さんが役所さんにマッチングを勧めるシーンでは、監督から「かなり軽い感じでお願いします」とオーダーがありました。
ファーストテイクこそ年上の役所さんに対する言い回しに戸惑ったものの、回を重ねるうちに慣れてき た神木さんを見て、監督が再び「まったく興味がない役所さんと目を合わせて、ニヤニヤする感じで」とさらに軽いノリの演技を要求。
それに応えて目の合わせ方や表情に工夫を凝らした演技を見せると、監督も「面白い!」と絶賛し、見事OKを獲得しました。
現場入り早々、子どもの頃から見知った顔を見つけるやいなや、「役所さ~ん!」とうれしそうに駆け寄ってきた安藤さん。
久々の再会を喜ぶと、二人で公園の ベンチに腰掛けて、さっそく近況報告に花を咲かせました。その後、スタンバイの合図がかかり、役所さんが本番用の度が強いメガネを掛けると、普段見慣れない顔を見た安藤さんが「役所さんのソックリさんみたい」「ちょっと違う感じですね」と指摘。
役所さんも「サクラちゃんの顔がすごくちっちゃく見える」と応じ、二人で大笑いするひと幕がありました。
柳楽優弥 迫真の殺陣シーンと役所広司の豪快な斬られっぷり
時代劇映画の主役を務める柳楽さんが、背後から斬りつけてきた野盗役の役所さんの気配に気づき、後ろも見ずに刃を突き刺すカット。
豪華な顔ぶれと迫力満点の殺陣(たて)に、スタッフの皆さんの視線も釘付けという状態でしたが、その中で誰よりも楽しそうにしていたのが役所さんと柳楽さん。
毎回、柳楽さんが、倒れた役所さんの手を取って起こす度に、二人から自然と笑みがこぼれ、斬られ役を嬉々として演じる役所さんが、断末魔の叫びとともに崩れ落ちるプレイバックを見ては、仲良く破顔大笑する姿が何度も見られました。
大の親日家で、伝統芸能や映画への造詣も深いことから、これまでのCMシリーズでも、日本の伝統的な衣装を着て演じる際には、自然と力が入っていたジョーンズさん。
本CMで演じる野盗もお気に入りの役に該当するため、黒頭巾に眼帯、長いあごひげ姿でニコニコしながら現場入り。
しきりに刀や衣装に触れ 、興味深く眺めては、休憩中に珍しく「私の姿を撮ってほしい」とリクエストし、時代劇のセットで記念写真を撮るなど、いつにも増してテンションが上がっていました。
<役所広司、安藤サクラ、柳楽優弥 コメント>
――撮影の感想を聞かせください。
役所:30秒の作品じゃあ、もったいないぐらいの豪華な俳優さんたちと共演できて、短い時間でしたが、本当に楽しかったです。
安藤:役所さんは憧れの大先輩ですし、柳楽くんも同世代の中で憧れている存在なので、お二方と同じCM、一つの作品に出ることができてとてもうれしかったです。
これをきっかけに、いつかお二人と映画でもご一緒したいですし、この短い一日の出会いが、私にとってすごく良かったなと思っています。
柳楽:今回初めて役所さんと共演させていただいて、本当に光栄でした。刀で刺して、刺されてという 3カットの中でも、監督にいろんなバリエーションをこだわって撮っていただけて、短いシーンですけど、いろいろお話しもできて、とても貴重な時間になりました。
役所:サクラちゃんはもう、赤ちゃんの頃から知っているので、昔から知っているような気持ちになっちゃいますし、この業界で仕事を始める時から、女優さんとしての作品はずっと見ています。
柳楽くんは年を重ねるごとに、どんどんいい俳優さんになっていきますよね。作品をやる度に、はじめましてという人は必ずいますが、これで一度は二人とご一緒したので、また次に会った時も楽しく仕事したいなと思います。
――先日行われた「第76回カンヌ国際映画祭」授賞式後のインタビューで、役所さんが語った「やっと柳楽くんに追いついたかな」というコメントを聞いて 、気持ちはいかがでしたか?
柳楽:そういうおめでたい場で、名前を呼んでいただけただけでとても光栄でしたし、僕は本当に役所さんの映画が好きでたくさん見ていたので、素直に「おめでとうございます」と、日本から勝手に祝福していました。
役所:その時のことはこの機会にちゃんとお伝えしたくて。「柳楽くんにやっと追いつきました」と言ったところだけが出ていますが、その前に「柳楽くんも大人になって、素晴らしい役者になりました」という話をしていたんですよ。
ただ、それはほとんどカットされているので、なんかオヤジがちょっと上から目線で嫌な感じだなというふうに思われているんじゃないかなと思って。すみません。
柳楽:いえいえ、ありがとうございます(笑)。
安藤:私は 役所さんの授賞式を生で見ていて、もう誰よりも大きな声で「ブラボー」って叫びまくって、大興奮していました。
――マッチングから意外な天職が見つかるCMのストーリーにちなんで、意外な出会いや、やってみたら意外とよかった経験などありましたら教えてください。
安藤:私は結構、意外な出会いがちっちゃい時から好きだから、そういうのをチョイスしがちなんですよね。だから、やってみると自分のスタンダードになっていくことが意外に多くて。
最近だと、うちの子が冷やし中華に、マヨネーズとケチャップとねりごまとポン酢と、あらゆる調味料を入れて作ったんですけど、これが意外とおいしかったんですよ。
自分が意外だと思って組み合わせるよりも、人が作った意外な組み合わせの方が新鮮に感じるかもと思いました。
柳楽:意外な出会いというと、味噌ですね。
3年前ぐらいに、最初はノリで作り始めたんですど、ずっとハマっていて、今でも半年か10ヵ月ぐらいの ペースでマイ味噌を作っています。
――役者としてさまざまな役柄を演じる中で、ご自身に向いているなと感じた経験や、意外にも上手にできたことで「もしかしたら天職?」と思った職業は?
役所:天職かどうかはわからないですけど、一日中やっても飽きないのは植木屋さんかな。
剪定が上手いとかではないんですけど、外で野良仕事をするのは好きです。最後に葉っぱで焚き火をしたり、焼き芋を焼いたり、一年中季節によって風景も変わりますしね。
そういう意味では、才能はないかもしれないけど、植木屋さんだったら長続きするかなと思いました。
安藤:料理をするのが好きなんですけど、レシピとか苦手で、目分量とか適当なんですよ。
だけど、ファミレスの調理場でバイトしていた時があって、調味料の量とか全部決まっているじゃないですか。
そこでマニ ュアル通りにやって、いかに早く料理を作っていくかというのは、普段自分ができないからこそ好きでしたね。向いているかどうかわからないですけど、いろいろなバイトをした中で、調理場が一番長かったかなと思います。
柳楽:この前、おばあちゃんから「耳がちょっと凝ってるから、マッサージして」とお願いされて、やってみたら、すごくスッキリしたと言ってくれて。
僕自身、マッサージを受けるのも好きなんですけど、マッサージをするのが得意かもしれないと思いました。
<神木隆之介 コメント>
――マッチングから意外な天職が見つかるCMのストーリーにちなんで、意外な出会いや、やってみたら意外とよかった経験などありましたら教えてください。
テニスですかね。中学の時は卓球部に所属していたんですけど、なぜテニスをやることになったのかといいますと、卓球部の先輩に卓球をやっていた人はテニスができない、テニスをやっていた人は卓球が上手いと言われて。
その先輩曰く、ネットの高さも、距離も何もかも違うし、特に卓球は打つ時に手首を捻る動きがある分、その感覚に慣れているとテニスはできない、と。
そんなことはないだろうと思って、逆にやってみたら、意外とコツをつかむのが早かったと思います。
テニスをやっていた姉も「教えてあげるよ」と言ってくれて、最初こそうまくできませんでしたけど、徐々に来る玉を返せるようになって、「あっ、楽しい」と思いました。
その時に、先輩はもう卒業していましたが、「先輩、卓球から入ったらテニスができないなんてことはないですよ」と。
そんなことを思い出しながら、今でもたまにテニスをすることがあります。
――役者としてさまざまな役柄を演じる中で、ご自身に向いているなと感じた経験や、意外にも上手にできたことで「もしかしたら天職?」と思った職業は?
いろいろな役を経験させていただきましたが、その役の先生や、実際にその職に就いている方から習うこと、覚えることが多くて、すべてが難しかったですし、どれもゼロから始めるのは難しいなと思うので、今まで演じた役の中から天職は見つけられないなと思います。
ただ、弊社の売り物の魅力を、どういうふうに先方へ伝えたら契約していただけるのかということを考えるのは好きなので、もしかしたら営業系は得意分野かもしれません。今後やってみたいですね。
――職業としてやってみたいものは?
イヤホンやヘッドホンが大好きなので、それで音楽を聴いた感想のブログを書く仕事をしてみたいです。他に自分が得意と言えるものって、実はあまりなくて。
中学の時にギターを弾いたり、ドラムを教えてもらったり、それこそテニスもそうですが、長続きしたことがないんですよ。
唯一お琴だけは3年間授業で習って、文化祭で披露したこと も あります。
――読書の秋、運動の秋などさまざまな定番の秋がありますが、今年はどんな秋にしたいですか?
本当に両極端ですけど、二つやりたいことがあります。一つはゲームの秋。
大好きなオンラインゲームをずっとやり続けたいと思う一方、秋といえば紅葉がきれいじゃないですか。
観光地に行けば、色とりどりの、その時にしか見られない色や光景があるので、いろいろなところを巡って、ちょっと冷たい、冬が近づいてきたなという風を浴びて季節を感じながら、大好きな写真を撮りたいという気持ちもあります。
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