歌手でタレントの堀ちえみが、がんやリウマチと向き合った体験を、ロングインタビュー「『リウマチと共に生きる』ということ」で明かした。
インタビューは、関節リウマチに関するサイト「みんなで支えるリウマチのページ『リウマチ Tea room』」サイト内に掲載中だ。
7人の子育てに奮闘。がんやリウマチなど発症し、闘病の日々
堀は、1980年代、トップアイドルとして歌やドラマで活躍。その後もタレント活動、歌手活動を精力的に続けながら、7人の子育てに奮闘。一方で、がんやリウマチなどを発症し、闘病する日々を送ってきた。
そんな堀が今回、リウマチの当事者として、自身の病状、仕事のこと、家族のことなど、さまざまな事柄についてオープンに語っている。
「リウマチの兆候を“あぁ、私もそういうお年頃なのかなぁ”と、更年期に関わる症状だと勝手に思い込んでいた」
「痛みの上に痛みが重なって、さらに痛みが重なって。ずっと痛い。それでも『肩凝りかな』などと考えて、誤魔化していた」と病状について、リアルな体験として語っている堀。
インタビューは全3回の構成で、現在前編が公開中で、今後、中編、後編も公開予定だ。
※本インタビューに記載されている関節リウマチに関する諸症状は、個人の体験談に基づいたものです。これらの症状がみられるからといって、リウマチであると判断はできません。
<堀ちえみプロフィール>
1967年2月15日生まれ。大阪府堺市出身。1981年に行われた「第6回ホリプロスカウトキャラバン」に優勝し、芸能界入り。1982年3月「潮風の少女」で歌手デビュー。1984年に出演したテレビドラマ「スチュワーデス物語」が大ヒットし、トップアイドルの一人として歌やドラマで活躍。現在、7児の母。近年はテレビ出演のほか、教育や食育に関するトークショー、音楽活動など幅広い領域で活動を展開。家庭と仕事を両立しながら、多忙な毎日を送っている。
■関節リウマチとは
関節リウマチは、全身のさまざまな関節に痛みや腫れを生じ、しだいに関節や骨がこわれていく病気です。少し前までは、関節リウマチは一生痛みが続き、関節がだんだんと変形していく病気などと考えられていましたが、今はできるだけ早い時期に治療を開始し、痛みや腫れなどの症状がおさえられ、関節がこわれていかない状態を目指すことが理想的です1)。
■症状1)
①関節の痛みや腫れ
関節リウマチの主な症状は、関節の痛みや腫れです。また、左手の関節が腫れたら右手の関節も腫れた、というように、左右の関節で対称的に症状があらわれることがあります。治療せずに放置しておくと、関節や骨がこわれて変形し、日常生活での動作に支障が生じることがあります。
②朝のこわばり
関節リウマチでは、朝起きてからしばらく手を動かしにくい、足がうまく動かない、ということがあります。これは「朝のこわばり」とよばれる症状です。
③疲れやすい/だるい
関節リウマチでは、疲れやすい、だるいといったからだ全体の症状がみられることがあります。
1)松田剛正他: 関節リウマチのトータルマネジメント.(公財)日本リウマチ財団 監, p20-96, p102-126, 医歯薬出版, 2011
「みんなで支えるリウマチのページ『リウマチ Tea room』」URL:https://www.riumachitearoom.jp/ra/hori_chiemi_01/