6月5日(土)21時30分より、フジテレビでは、土曜プレミアム『大冒険クラフトバラエティー ゼロイチできんのか!?』が放送される。
昨年末、デイタイムで放送し話題を呼んだ、超過酷なクラフトバラエティ『ゼロイチできんのか!?』。ゼロからものを作るというコンセプトのこの番組は、芸能人がたった1人で、普段何気なく使っている身近なものを素材から全てゼロイチで作る。
前回の放送では、手先が器用な芸人・ハイジが1ヵ月かけて砂鉄収集し、釘や骨組みに。木を伐採して机に、綿を集め、糸を紡いで布団にして、なんと「こたつ」をガチでゼロから作った。
今回は、先日AKB48を卒業したばかりの峰岸みなみ、小島よしお、髙地優吾(SixTONES)の3人がゼロイチに挑戦する。
その様子を見守るのは、チョコレートプラネット、生見愛瑠、本田望結、本田紗来。
峯岸みなみ×イチゴパフェ
峯岸みなみが、本田姉妹のリクエストで「イチゴパフェ」を作る。一見すると簡単そうなミッションに思えるのだが、この番組はそう甘くない。
イチゴパフェの中に入っているイチゴはもちろん、コーンフレーク、アイス、イチゴジャム、などの食材はもちろん、なんとパフェが盛りつけてあるガラスの器にスプーンまで、すべてゼロから作りあげるのだ。
しかも、リサーチから場所のアポ取りまで、すべて峯岸自らが行う。アイスと一言で言っても、牛乳、砂糖、卵で作られており、それぞれすべてを自らの力で手に入れなければならない。牛乳は北海道まで搾りに行き、砂糖は沖縄でサトウキビを収穫。それをミキサーにかけて汁を搾り、湯煎で砂状になるまで練り上げて行く。
あまりに手間のかかる、途方もない作業に涙がこぼれる峯岸――。
さらに、最も大変な作業がパフェ用のガラス器作りだ。なんと、ガラスの材料となるキレイな砂・砕いた貝殻・海藻の灰をたった1人で集めることから始めなくてはならない。
もちろん材料を集めるだけではガラスはできず、そこからいくつもの行程を経て、ようやくガラスを完成させることができる。完成までは想像を絶する道のりだが、総移動距離9702キロ、総制作時間183時間かけて、なんとかイチゴパフェをゼロイチで完成させた峯岸。完成したイチゴパフェの味は…?
小島よしお×カニラーメン
小島が挑戦したのは、こちらも本田姉妹からのリクエストで「カニラーメン」。準備しなければならないのは、カニ、ラーメンの麺とネギ、塩、そしてラーメンを盛りつける器にレンゲだ。
まずはカニの収穫に、福井へ。ところがハプニング発生でカニ漁船が出航できず、スケジュールのない小島にかわり、事務所の後輩のハイジが福井にかけつけ、最高級の立派な越前ガニを3匹ゲット。
続いて麺を準備するが、これが想像以上に大変な作業だった。麺を作るのに欠かせないという「かん水」を手に入れようとするも、普通の人が簡単に手に入れることができるものではないということがわかり、かん水と似たような作用をもつ「木灰汁」を作りに沖縄へと飛ぶ。
そこで待っていたのは、想像を絶する過酷な作業。まずは、巨大な木を数時間かけて伐採。それをまた数時間かけて灰になるまで燃やしていく。生木を燃やすのはそう簡単な作業ではなく、エンドレスにも思える単純作業に、小島の表情がどんどん曇っていく。
木灰汁作りだけでも大変な道のりだが、そこからカニラーメン完成までの道のりはまだまだ遠く…。
髙地優吾×紙エプロン
カニラーメンとイチゴパフェを食べるのに欠かせないのが、洋服を汚れから守る「紙エプロン」。その紙エプロンの制作を任されたのが、髙地優吾。
まずは、必要な材料を調べることからスタート。必要なのは、こうぞというクワ科の植物だとわかり、奈良県まで収穫に行く。早速伐採し、ある程度の量のこうぞを集めたら、さらにそれを数時間かけて蒸し、皮をはぎ、水につけてたたいていく。
その後も数々の行程を経て、ようやく紙状にすることができるという。そんな、とてつもなく手間のかかる工程を経て髙地が1人で手作りした紙エプロンがスタジオに登場する。
普段口にしているもの、気軽に使いまくっているものが、いかに多くの人の苦労と努力の積み重ねで手元に届いているのかを楽しみながら知ることができる、なんとも心洗われる番組。
そして、いつもテレビで見ている芸能人たちが汗を流して作業に没頭する姿、困難に直面した際の涙、限界を迎えたときの姿など、普段とは違う一面を垣間見ることができる。