上空のブイを見るマルル 提供:熊本市動植物園

上空に吊り下げられた「オレンジ色の玉」を見上げるマルル。

手元のブイを構えるマルル 提供:熊本市動植物園

狙いを合わせたマルルは手に持った「浮き球」を構え…

ブイを投げるマルル 提供:熊本市動植物園

上へ目がけて思いっきり投げ込みます!

提供:熊本市動植物園

剛速球も…惜しい!1投目はわずかに外れてしまいましたが、戻ってきた「浮き球」をすぐさま拾うマルル。

再び上空のブイを見るマルル 提供:熊本市動植物園

ポジションについて再び狙いを定めます。
なぜこの上空から吊り下げられた「オレンジの玉」にマルルが興味を示すのかというと、実は玉の中にはエサのサバが入っているんです。

ブイを構え狙いを定めるマルル 提供:熊本市動植物園

そして、2投目を…投げたっ!!

当たったブイは大きくスイング 提供:熊本市動植物園

見事オレンジの玉にヒットし、大きくスイングします。

ブイの中に入っていた魚が落下 提供:熊本市動植物園

そのまま玉の中に入っていたサバが落下!

魚を食べるマルル 提供:熊本市動植物園

おいしそうに手に入れたサバを食べるマルルでした。

なぜマルルはこんなにもピッチングが上手いのか…実は、野生のホッキョクグマは、自分より大きいセイウチに氷の塊を投げて捕食するという行動を取るそう。
熊本市動植物園ではこの自然界の行動を参考に、2021年頃から、エサを玉の中に入れてマルルに浮き球を投げさせるようにし始めたということです。

「もともと野生動物が持っている能力であるということを来園者にも知ってほしかった」という飼育係の方の思いで投稿されたこのマルルの賢くて力強い様子に「ブラボー」「絶対に私より上手に投げて当てて落とす」などコントロールの良さを称賛するコメントが多く寄せられました。熊本市動植物園は、夏休み期間の土曜は夜間も開園しています。