滋賀県大津市にある女性専用フェムケア&リラクゼーションサロン「Makana(マカナ)」。ハワイ語で「小さな贈り物」を意味する店名には、自分を大切にする時間を過ごしてほしいという思いが込められています。
代表でありセラピストである奥村侑子さんが、このサロンを立ち上げたのは2019年9月。大学で発達心理学を学び、公務員として約15年働きながら、仕事と3人の子育てに追われる日々に疑問を感じ、悩んだ末に退職。自身の経験から「子どもの幸せを願うなら、まず母親が幸せであってほしい」と、38歳で起業しました。
ハワイ伝統マッサージ「ロミロミ」のサロンとしてスタートした後、フェムケア、リラクゼーションへと施術内容も進化し、2026年11月にはオーダーメイドランジェリーブランド「Makana Tiare(マカナ ティアレ)」を発表。そのすべての根底にある熱い思いをうかがいました。
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新ブランド「Makana Tiare」を立ち上げた Makana代表 奥村侑子さん
●仕事と子育てに追われる中で、自分を大切にする時間と場所の必要性を実感。公務員をやめて起業の道へ
・・・どのようなきっかけで起業されたのですか?
大学で発達心理学を学んでいた時、子どもの自己肯定感や安心感は、母親の心の状態に大きく影響するということを知りました。その後、公務員として働きながら子育てを経験する中で、多くの女性が仕事や家事、育児を優先し、自分のことは後回しにしている現実を目の当たりにしました。子どもを優先することは大切ですが、その前に、母親自身が笑顔で、自分を大切にできる環境が必要なのではないか、その思いが退職と起業の決断につながりました。
当時は、仕事と家事、育児に追われ、自分の時間もなく毎日必死で生きている状態でした。そんな中でも唯一ホッとできる場所が、半年に1回のペースで通っていたハワイ伝統マッサージ・ロミロミのサロンだったんです。「これがあるから頑張れる」というほど支えになっていた大切な場所で、やっぱりゆっくりする時間が必要だなと実感していたんです。
・・・その体験がサロンの開業につながったのですね。
そうですね。仕事に関しても、「何か私にしかできないことを、この一生のうちに自分でしてみたい」という思いがあって。でも最初はサロン開業は頭に無くて、安定した仕事をやめてまで自分が何をしたいのか、何ができるのか、資金もないし、と思いが行ったり来たりして、退職するまで5年ぐらいは悩み続けていました。その中でサロンケアを体感しながら、自分が通いたくなる、私だからできるサロンを作り上げてみたいという思いが強くなり、これを仕事にしようと決心して2019年3月に退職しました。そして通っていたサロンのスクールでマッサージ技術を学び、アパートの一室を借りて「Makana」を9月に開業しました。
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自分のことも大切に扱ってほしいという想いでひとり一人に向き合う奥村さん
●Makanaは女性が「わたしに還る」場所。そのためのフェムケア、ランジェリーブランド事業に挑戦
・・・開業後、新たな気づきや変化はありましたか?
オープン当初は、ハワイアンロミロミサロンとしてスタートしましたが、施術を重ねる中で、サロンでの一時的な身体へのアプローチだけでは、本当の意味で女性の幸せにはつながらないのではないかと感じるようになって。その背景には、心の緊張や自己否定感、自分を後回しにする生活習慣、そして「頑張り続けなければならない」という思い込みがあることに気づきました。そこでサービスの方向性を何度も見直し、心理学の学びも取り入れながら、フェムケアやリラクゼーションへと事業を発展させ、「身体だけではなく、心まで整えるサロン」として現在のスタイルにたどりつきました。
さらに、めざす方向性として、不調を改善することだけではなく、女性が「わたしに還る」ことで、自分らしく生きる力を取り戻してほしい、そんな思いを持っています。
・・・新事業、ランジェリーブランドもその一つですか?
そうですね。Makanaは女性が「わたしに還る」場所、自分を尊重し、大切にしてほしいという思いが根底にあります。あるお客様が施術後に「私って、こんなに大切にされてよかったんだって思えました」と言ってくださったことがあって、私が届けたいのは施術そのものではなく、「自分を大切にしてもいい」と思える体験なんだと改めて確信しました。自分自身をいたわる気持ちを取り戻す、その積み重ねが、女性の生き方そのものを変えていくのだと感じています。この経験から「お客様がサロンだけでなく日常でも自分を大切にする感覚を持てるものを届けたい」と思うようになり、オーダーメイドランジェリーブランド「Makana Tiare(マカナ ティアレ)」の立ち上げへとつながりました。
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体調だけでなく気持ちの変化にも寄り添うMakanaのカウンセリング
●わたしらしさと心地よさを纏うブランド「Makana Tiare(マカナ ティアレ)」
・・・ブランドのコンセプトは?
コンセプトは、「わたしらしさと心地よさを纏うブランド」、滋賀県で唯一、補整もできてデザインも選べるフルオーダーのランジェリーです。補整下着というと、少し窮屈な思いをしてでも体形を美しく見せるためのものというのが一般的なイメージだと思いますが、私たちが提案するブランドは、人からどう見られたいかという他人軸ではなく、自分の好きな色やデザイン、自分の心と身体にぴったりのものを自分軸で作るランジェリーなんです。既製品に自分を合わせるのではなく、自分に合わせて作るということが大切で、その意識改革をめざしています。
「勝負下着」という言葉があるように、下着一つで気持ちにスイッチが入ることがあります。誰にも見えない部分だけれど、だからこそ自分が本当に好きな色とデザインを選び、心地よく包まれる、お気に入りを身につけることができます。その体験によって気分、歩き方、表情が変わり、毎日の選択が変わり、人生そのものが変わっていくと言っても大げさじゃないと思います。そのきっかけになればと考えています。
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女性の身体と心に向き合うことが使命だと話す奥村さん
・・・「わたしに還る」きっかけですね。
はい、私が届けたいのは、施術や下着そのものではなく、女性が「わたしに還る」きっかけです。振り返ってみれば、起業前の私は「なぜあんなに悩んでいたんだろう」と思うほどです。子どもの頃から「こうしなければならない」という思いが強く、好きなことをしている人を見ても、別世界のことで私には無理だと思っていました。
ところが、いざ起業してみたら、意外と私でも出来ている。起業して、自分が好きだと思う施術や商品を取り入れ、ビジネスとしての成功よりも、私が心地よくいられることが嬉しく、自信にもつながっています。人生は一度きり、もっと自由に好きなことをしてもいいと心から思えるようになったのは、大きな変化です。ですから、同じように悩み、もがいている人や、もがく以前に、いまの状況が当たり前だと思って気づいていない人にも、「わたしに還る」きっかけを届けることができればと考えています。
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身体と心を整えるために設計されたMakanaの癒しの空間
●女性が「自分らしく生きる」、その幸せが子どもや家族、そして社会へ広がっていくと信じて
・・・これから先、さらにめざしていることはありますか?
2019年にアパートの一室からスタートしたMakanaですが、2020年に現在地に移転し、リニューアルを経て、新たな歩みを続けています。事業が変化する中でも一貫して変わらない想い、それは、女性が自分を大切にし、「わたしに還る」ことで、その幸せが子どもや家族、社会へと広がっていくということです。
この想いを広く発信していくために、サロン以外にも活動を広げ、フェムケア講座、テレビ出演、SNSやYouTubeなどを通して、「自己尊重」という価値観をより多くの女性に届けていくことに力を入れています。
人に見せるための美しさではなく、自分自身が心地よいと感じられること。誰かの評価ではなく、自分の感覚を大切にできること。必要な時には精神的にも経済的にも自立し、大切な人を守れる強さを持つこと。その積み重ねが、女性自身の人生だけでなく、子どもたちの自己肯定感や未来への希望を育み、家族や社会にも良い循環を生み出していくのではないかと思います。
■Makana(マカナ)![]()
滋賀県大津市の閑静な住宅の中にあるMakanaのサロン
代表 :奥村 侑子
所在地:滋賀県大津市一里山4丁目15-29
TEL :080-1176-0568
URL :https://salon-makana.com/ (Makana)
https://www.makanatiare.com/ (Makana Tiare)
※「滋賀県唯一」はMakanaTiare調べ(2026年10月時点)。滋賀県内に店舗・サービス提供拠点を置く「補整下着」「オーダーメイド下着」「オーダーブラ」「フルオーダーランジェリー」等を提供する事業者について、公式Webサイト等の公開情報を調査。採寸に基づき、一人ひとりの身体に合わせて型紙から個別に仕立て、身体の左右差等にも対応し、かつ補整機能を備えたフルオーダーメイドブラジャーについて、同等のサービスは確認されませんでした。
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