東京・恵比寿にある小顔矯正サロン「恵比寿小顔名人」。株式会社HULTYが2014年に創業以来、美容を通じて延べ4万人のお客様と向き合ってきました。


サロン代表の工藤美保は、今も施術者として現場に立ち続けています。その活動はサロンにとどまらず、化粧品ブランド「for Artist」、美容スクール「恵比寿小顔名人アカデミー」、美容コミュニティ「beauty Me.」へと広がってきました。


「美容をもっと、好きになれる場所」。


そんな思いをコンセプトに掲げる「beauty Me.」では、セルフマッサージを一緒に楽しみながら、日頃の美容の悩みを気軽に語り合うオフラインイベントを開催しています。これまで東京で重ねてきた開催回数は6回。


そして2026年10月31日、その活動の場を、工藤の故郷である福島県いわき市へと広げます。東京でサロンを構え、美容の仕事を続けてきた工藤が、なぜ今、故郷でイベントを開くのか。


その答えをたどると、幼いころの記憶や、美容の道を選んだ日の決断、地元の人の温かさがありました。工藤自身の言葉で、これまでの歩みと故郷への思いを振り返ります。



恵比寿小顔名人 代表 / beauty Me. 主宰

工藤美保

母の隣で、人が喜ぶ顔を見ていた

私が美容に興味を持った原点は、母です。母は化粧品を販売する仕事をしていました。いわきで、お客様のお宅を訪問して、パックをしたり、クリームを塗ってあげたり、メイクをしてあげたりする仕事です。


共働きだったので、私は4歳くらいのころからずっと、母について家々を回っていました。美容がずっと身近にあったので、それが私にとっては当たり前のことになっていました。


母の手が、お客様の顔にそっと触れる。クリームを伸ばし、メイクを重ねるうちに、目の前の人の表情が少しずつやわらいでいく。最後に鏡をのぞき込んで、笑顔になる。その光景が、幼い私にはとても素敵に映っていました。


中学生になると、自分でもやってみたくなりました。眉毛を整えたり、メイクをしたり。母がそれを得意にしていたので、友達を家に呼んで、見よう見まねでやってあげていたんです。そうするとすごく喜んでくれたんですよね。


自分がやったことで、目の前の人の表情が変わる。あのときの友達の反応が、今の仕事の出発点になっています。

「勝ったら体育大学、負けたら美容学校」

とはいえ、まっすぐ美容の道に進んだわけではありません。私は小学3年生から高校3年生まで、バレーボールをやっていました。運動神経を買われて始めた競技です。中学で推薦の話をいただいて、スポーツ推薦で高校に入りました。本気で全日本を目指していたんです。



その高校が、とにかく厳しかったんです。男女交際禁止、メイク禁止、眉毛をいじるのも禁止、スカートを短くするのも禁止。髪の毛が耳にちょっとでも、1ミリでもかかったら禁止。


美容が好きな人間が、美容を全部禁止された3年間でした。そして最後の年、春の高校バレーの県予選。決勝まで勝ち上がりました。私は自分の中で、天秤にかけていました。


勝ったら体育大学、負けたら美容学校。


負けてしまったんですよ。あのとき勝っていたら、バレーの道に行っていたと思います。ただ、負けたことで開いた道でした。高校を出たあとは、大手エステサロンの求人を受けるつもりでいました。でも、そちらには進めませんでした。


それなら学校できちんと学ぼうと思って、専門学校に行くことにしました。東北の学校ではなく、メイクアップもエステも両方学べる東京の学校に行きたかったんです。父に相談したら反対されるとわかっていたので、言いませんでした。母にだけ話して協力してもらい、18歳で上京しました。

結果は出るのに、嬉しくなかった

専門学校を出て最初に就職したのは、全国に店舗を持つ別のエステサロンでした。技術は学べました。結果も出ました。でも、ずっと引っかかっていたことがあります。売上をつくることが先にあって、お客様に喜んでいただくことが後回しになっていた。


あるとき、私が担当して契約をいただいたお客様とサロンですれ違いました。そのときに、言われたんです。「工藤さん、全然入ってくれないじゃん。一緒に頑張りましょうって言ってくれたのに。」


効率を重視していて、指名制のないサロンでした。最初に担当した人間が、最後まで寄り添うことはできない仕組みだったんです。そのサロンを辞めたあと、都内のリラクゼーションサロンで働きました。そこは正反対でした。癒しはある。でも、目に見える変化や結果は出ない。


結果は出るけれど癒しは少ない施術と、癒しはあるけれど結果が出にくい施術。その両方を現場で経験したことが、今の技術の土台になっています。私がやっているのは、結果と心地よさを両方ちゃんと置くということです。どちらかを諦めた施術はしたくありませんでした。


看板ではなく、自分を頼ってもらう

2014年に自分のサロンを始めてからは、知り合い以外の方に続けて来ていただくことの難しさに、まず突き当たりました。お店の看板ではなく、自分自身を頼ってもらわないといけない。


来てくださった一人ひとりに心から感謝を伝えること、物の置き方ひとつまで丁寧にすること。そこを積み上げるしかありませんでした。今では、恵比寿小顔名人にお越しいただいたお客様が延べ4万人以上となりました。



そのあとに始めたのが、恵比寿小顔名人アカデミーというスクールです。はじめは2〜3か月の、技術がメインのスクールでした。ただ、ずっともやっとしていたことがあります。卒業して技術を覚えても、接客やその後の働き方が身についていないと、お客様には来ていただけない。リピートもしていただけない。


だから1年かけて、技術だけでなくそこまで伝えられるスクールに作り変えました。独立や開業まで見据えた内容です。コンセプトは「美容で叶える、第二の人生」。卒業してからが本番だと思っています。


正直に言うと、最初は抵抗がありました。自分が苦労して身につけたものを、そんなに簡単に渡していいのかと思っていたんです。でも、私が教えた人がお客様を喜ばせているのを見たときに、その気持ちはなくなりました。自分の手が届く人数には、限りがありますから。


自分より年上の方が真剣に学んでいる姿を見ると、こちらが刺激を受けます。教えるたびに、自分の技術や美容への熱量も深くなっていきました。



今は、化粧品ブランド「for Artist」も手がけています。つくりたいと思ったのは、化粧品の知識がいまほどなかったころです。母が売っていた化粧品を見て育ったので、人によって合う合わないがあることが、ずっと不思議でした。みんなに合う化粧品がつくれたらいいな、と純粋に思っていたんです。


だから、つくるときに大事にしていることは今も変わりません。肌への刺激をできるだけ抑えること。そして、高いものを無理に買っていただくような売り方をしないこと。はじめてつくったフェイスクリームは、毎日続けていただきたいので、手に取りやすい価格にしています。

いわきは、母が美容を届けていた街

サロン、スクール、化粧品と、届け方は増えてきました。でも、届く場所はずっと東京のままでした。いつか、いわきでやりたい。その気持ちはどこかにずっとありました。


その話が実際に動き出したのは、社内のメンバーの「いわきでやるのはどうですか?」という一言からです。ただ、なぜやりたいのかがはっきりしたのは、実際に準備を始めて地元に帰るようになってからでした。


東京には美容のお店も情報も集まっています。帰るたびにその差を感じていました。私自身、東京に出てきて美容で人生が変わった人間です。同じきっかけを地元の人にも持ってもらえたらと思いました。いわきは、母が家々を回って美容を届けていた土地です。私は、その隣を歩いていました。


いわきで開くのは、今回が初めてです。正直に言うと、不安でした。みんな来てくれるだろうか、と。でもありがたいことに、たくさんの方にお申し込みをいただけています。


「beauty Me.」は、技術を教え込む場ではありません。「美容をもっと、好きになれる場所」。それが、この名前に込めた意味です。誰かに評価されるためではなく、自分らしい美しさに気づいて、笑顔で輝いてほしい。そういう場にしたいと思っています。


普段のスキンケアだったり、自分が心地よく楽しくできる美容ケアをすることで、毎日笑顔でいてほしい。カジュアルにみんなで悩みを交換できて、そこに私という美容家が一人いて、いろいろアドバイスさせていただく。そういう場をつくりたかったんです。



10月31日、いわき産業創造館で開く会も同じです。帰り道に、いつものスキンケアをちょっとだけ丁寧にやってみようかな、セルフマッサージをやってみようかな。そう思っていただけたら、それでいいと思っています。


準備を進めるなかで、協力してくださる地元の企業の方や同級生も出てきました。これからは、そういう人たちと一緒にやっていきます。

美容をもっと好きになれる場所を、いわきにも増やしていけたら。そう思っています。

イベント開催概要

beauty Me. in いわき(主宰・工藤美保)

― セルフマッサージ&小顔矯正の実演&美容相談会

日時:2026年10月31日(土)13:00〜15:00(12:50 開場)

会場:いわき産業創造館 会議室1(LATOV 6階)/〒970-8026 福島県いわき市平字田町120番地

参加費:2,000円(税込)※for Artist フェイスクリーム30g 1本付き

定員:30名

内容:工藤美保によるお話/セルフマッサージ講習/小顔矯正の実演/当サロンブランド「for Artist」のフェイスクリームを使った実演/美容相談会

申込:https://forartist.jp/products/event-012 (2026年10月24日〈土〉23:59 まで)

主催:株式会社HULTY/恵比寿小顔名人

お問い合わせ:pr@ebisu-kogaomeijin.jp

会社概要

株式会社HULTY

代表者:代表取締役 小倉雅樹

創業:2014年9月/設立:2017年12月

事業:小顔矯正サロン「恵比寿小顔名人」の運営/化粧品ブランド「for Artist」の企画・販売/美容スクール「恵比寿小顔名人アカデミー」の運営/美容コミュニティ「beauty Me.」の運営・イベント開催

URL:https://hulty.co.jp/




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