もりおか歴史文化館開館15周年記念・企画展第2弾!

江戸時代、南部家が治める盛岡藩領は「比類無き広大無量の御国」(『盛岡藩家老席雑書』天保8年12月5日条)と言われるほど、広範な地域に跨っていましたが、米の生産量を基にした石高は10万石(文化5年以降は20万石)であり、決して裕福な藩ではありませんでした。
石高で経済力が示される江戸時代において、慢性的に脆弱な盛岡藩の経済を支えていたのは、広大な領内各地で産出・生産される様々な品物でした。それらの産物は時に「南部カタクリ」・「南部馬」・「南部紫根」のように、「南部」の名前を冠しながら全国の人々にも珍重され、盛岡藩が誇る名産品として認識されていました。このほかにも領内各地では、今ではあまり知られていない産物も含め、さまざまな品物を産出・生産し、藩内外に流通させていました。本展では、江戸時代の盛岡藩領の特色ともいえる産物について、それらの供給源となった具体的な地域と関連付けながら知っていただくことで、広大な盛岡藩領の実態の一端に触れていただければと思います。
現在でも盛岡では「南部せんべい」や「南部鉄器」のように、「南部」を冠する商品や店を目にする機会が多くあります。これは江戸時代以来の盛岡藩領、すなわち南部家が治めていた地域における諸産業への尽力の歴史と、それに対する地域の人々の誇りが込められているように感じます。本展を通じて、そのような歴史的背景とともに、かつての盛岡藩の産物が持つ魅力や奥深さを感じていただければ幸いです。
d141165-176-3e3bc21e3da84afc63221ed45c14e7b2.pdf
展示内容
広大な盛岡藩領を構成する地域からは、どのような品が産出・生産されていたのでしょうか。そして明治時代以降、産業奨励としてどのような品が作られ続け、また誕生していったのでしょうか。当館収蔵の様々な資料から紐解きます。
「盛岡藩領図」天保12年(1841)・安政2年(1855)写/川井鶴亭

1章「広大な盛岡藩領」より

2章「産物帳の世界」より

3章「盛岡藩領物産展」より

資料「狭布の細布」
関連イベント
1.ギャラリートーク[内容]担当学芸員による展示資料解説
[日時]2026年10月27日(火)、11月28日(土) 各日13:30~14:30
[会場]当館2階企画展示室
[備考]当日自由参加(要入場料)
2.れきぶん講座「盛岡藩領産物帳の世界」
[内容]江戸時代における産物の実態を今に伝える、盛岡藩の各種「産物帳」について、その歴史的意 義や史料的価値についてお話しします。
[講師]熊谷博史(当館学芸員)
[日時]2026年12月5日(土)13:30~15:30
[会場]当館1階研修室
[定員]30名 ※事前申し込み制(往復はがきor応募フォーム)
[締切]2026年11月9日(月)必着
[参加費]無料
3.盛岡藩領物産展Real
[内容]盛岡藩をより身近に、よりリアルに感じてもらうべく、旧盛岡藩領内各地の「現在」の土産や名産を販売します。
[日時]2026年10月3日(土)~12月4日(月)
[会場]当館1階町なか情報センター(ミュージアムショップ)

企画展「盛岡藩領物産展 -南部ブランドの底力-」
【展示期間】2026年10月3日(土)~12月14日(月)
休館日:10月20日(火)、11月17日(火)
【展示会場】2階企画展示室
【開館時間】10月 9:00~19:00(※入場受付は18:30まで)
11月・12月 9:00~18:00(※入場受付は17:30まで)
【観覧料】一般450円、高校生300円、小・中学生150円、団体(20人以上)は各2割引
※2階歴史常設展示室にもご入場いただけます
【主 催】もりおか歴史文化館活性化グループ
【問合せ】もりおか歴史文化館 TEL:019-681-2100 FAX:019-652-5296
もりおか歴史文化館公式ホームページはこちら ( https://www.morireki.jp )
もりおか歴史文化館もりおか・城と城下町フィールドミュージアム
盛岡城跡公園の一角にある町なかミュージアム。1階は無料で、盛岡を代表する祭りや旬の観光情報を紹介。2階展示室(有料)では盛岡藩の歴史や藩主南部家に関わる資料を展示しています。
所在地 〒020-0023 岩手県盛岡市内丸1-50
電話番号 019-681-2100
URL https://www.morireki.jp
もりおか歴史文化館は、もりおか歴史文化館活性化グループ(株式会社乃村工藝社、公益財団法人盛岡観光コンベンション協会)が指定管理者として運営しています。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ