株式会社 東條會舘
ガラスのこちら側と向こう側−近代以降の「見る/見られる」が形作った世界




東條會館写真研究所では、写真家 鈴木のぞみ による「Looking Through Glass−ガラス越しの眼差し」を開催します。

鏡や窓、レンズ──光を通して世界を映し出すこれらの事物は、私たちの視覚を拡張するとともに、「見ること」と「見られること」を媒介し、人と世界との関係をかたちづくってきました。
鈴木のぞみは本展で、19世紀以降の光学機器や写真に着目し、人々の「見る」という経験がどのように形づくられてきたのかを探究しています。眼鏡や望遠鏡、写真制作に用いられてきた道具、そして窓など、人々が世界に眼差しを向けてきたさまざまなガラスに感光剤を塗布し、そこに像を焼き付けることで、眼差しに潜む歴史や記憶を浮かび上がらせます。

会場となる東條會館写真研究所は、100年以上にわたり肖像写真を撮影し、人々の人生の節目を記録してきた場所です。そこには、日本の肖像文化とともに、一枚一枚の写真に刻まれた、名もなき個人や家族の記憶が積み重ねられています。

「写されること」から始まった日本の写真は、専門的な時代を経て、今や誰でもデータとして残せることが当たり前となりました。
大きな歴史と個人の記憶が交わるこの場所で、江戸後期に蘭学を通して西洋光学がもたらされてから戦後に至るまで、ガラス越しに世界をとらえてきたさまざまな眼差しを作品を通して体感いただき、過去と現在を見つめ直す契機となれば幸いです。







展示概要

展覧会タイトル| "Looking Through Glass−ガラス越しの眼差し"
作家名|鈴木のぞみ (Nozomi Suzuki)
会期|2026年9月4日 (金)-11月8日 (日)
時間|12:00-18:00
Open|金・土・日・祝
Closed|月・火・水・木(祝日の場合Open)
入場料|無料
会場|東條會舘写真研究所(〒102-0083 東京都千代田区麹町1-6-12)
Instagram|@tojo_kaikan_photo_lab

ワークショップイベント_夜空へ「まなざし」を向ける

作家と天体望遠鏡を覗き体験する星空観測イベント
日時|2026年10月23日(金)18:30~
場所|東條會館写真研究所(東京都千代田区麹町1-6-12)
内容|天体望遠鏡を用いた星空観測+作家による作品解説
協力|株式会社ビクセン
詳細・お申し込み|Peatixにて(https://nozomisuzukistar.peatix.com 詳細、申込開始近日)

ワークショップイベント_写真家と暗室を体験する(予定)

作家による暗室作業体験イベント
日時|2026年9月中旬予定(近日公開)
場所|東條會館写真研究所(東京都千代田区麹町1-6-12)
内容|暗室体験+作家による作品解説(予定)
詳細・お申し込み|Peatixにて(https://nozomisuzukidarkroom.peatix.com 詳細、申込開始近日)

アーティストプロフィール_鈴木のぞみ|Nozomi Suzuki


写真:平林岳志(grasshopper)
1983年埼玉県生まれ。2007年東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業。2015年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。東京藝術大学大学院博士後期課程在籍中に、2018年度ポーラ美術振興財団在外研修員として渡英。2022年、同大学
院博士後期課程修了。写真の原理を通して事物に宿る記憶の顕在化を試みている。
主な個展に「Slow Glass-Afterglow: Transmission, Reflection, Refraction」POETIC SCAPE(東京、2026年)、「Slow Glass-The Mirror, the Window, and the Door」ポーラ ミュージアム アネックス(東京、2025年)、「HIRAKU Project Vol.16 鈴木のぞみ「The Mirror, the Window, and the Telescope」」ポーラ美術館 アトリウム ギャラリー(神奈川、2024年)、「Words of Light」第一生命ギャラリー(東京、2024年)がある。
主なグループ展に「潜在景色」アーツ前橋(群馬、2022年)、「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol.14」東京都写真美術館(2017年)、「NEW VISION SAITAMA 5 迫り出す身体」埼玉県立近代美術館(2016年)などがある。2025年「第41回 写真の町東川賞」新人作家賞を受賞。2016年「VOCA展2016 現代美術の展望
―新しい平面の作家たち」VOCA奨励賞を受賞。2022年に作品集『LIGHT OF OTHER DAYS』(rin art association)を刊行。作品は東京都写真美術館、アーツ前橋などに収蔵されている。



セノグラフィ|五十嵐瑠衣
会場施工|三田草平(有限会社スタジオアクア)
グラフィック|上田英司(シルシ SHIRUSHI DESIGN FACTORY)
協力|POETIC SCAPE
主催・運営・企画|株式会社東條會館
お問い合わせ
E-mail   info-photo-lab@tojo.co.jp
Instagram @tojo_kaikan_photo_lab
Web    https://photo-lab.tojo.co.jp/




東條會館について1912年麹町に写真スタジオを開業して以来、株式会社東條會館は、お客様の人生の祝事に立ち会って参りました。現在でも、写真スタジオTojo Photo Studio、ビューティーサロンMaison de Beauteなどを運営し、その時は100年余を数えます。

本会場「東條會館写真研究所」は、その名の通り、写真の制作に必要となる感光材料や印画紙の研究をはじめ、数多くの現像・プリント・修正作業が手作業で行われていた歴史ある建物です。デジタル写真が中心となった今日でも、受け継がれた技術と先人たちの想いを伝えるべく、この場所を基点に、東條会館は活動を続けています。






Tojo Photo Studio東條會館の創業当初から続く写真スタジオ。創業者、東條卯作が常々口にしていた「お客様の幸せな瞬間の唯一の目撃者である」ということを肝に命じ撮影してきた肖像写真は、皇室や政財界でも多くの方にご愛顧いただいてまいりました。人生の様々な記念日をかけがえのない思い出として残せるよう、レンタル衣装、ヘア、メイク、写真撮影までお一人お一人に丁寧にご提案しています。マタニティ、お宮参り、七五三、お受験、成人式、ご結婚等、世代と時を超えてご利用いただけます。また、現在では貴重となった8×10inchの大型フィルムカメラでの撮影も承っております。
https://www.tojo.co.jp/photo-studio


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