~森の整備とデータ化を進め、地域と自然が共に育む新たなグリーンインフラ共創拠点「森側(MORIGAWA)」誕生~
TISインテックグループのTISI株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 社長執行役員:岡本 安史、以下:TISI)は、地域課題の解決と持続可能な地域づくりに向けた取り組みの一環として、埼玉県秩父郡横瀬町が推進するグリーンインフラ施策を支援し、放置されていた針葉樹林を再生するグリーンインフラ共創拠点「森側(MORIGAWA)」の創出に参画しました。住民や企業との共創に加え、データ活用やデジタル技術を取り入れた森林再生プロジェクトを推進しています。
本プロジェクトは、横瀬町のグリーンインフラのアクションプラン第1号事業である「令和7年度 横瀬町グリーンインフラ共創拠点創出事業」として採択された取り組みです。テクノロジーの活用やシチズンサイエンス※1による森の整備とデータ化を進め、放置された針葉樹林の再生と持続可能な地域づくりを支援します。
※1 一般市民が専門の科学者や研究機関と協力して、科学的な研究活動に参加する取り組み

プロジェクトの概要イメージ
背景
近年、森林の管理不足による生物多様性※2の低下や、森林が持つ災害対策機能の低下が課題となる中、生物多様性の損失を食い止め、自然を回復軌道に乗せることが求められています。また、自然本来の機能を社会課題解決に活かす、グリーンインフラの重要性も高まっています。その実現には、従来の地方公共団体による単独の活動だけでなく、民間企業や地域住民との協力体制の構築が必要です。
こうした中、横瀬町は2024年6月に国土交通省の「先導的グリーンインフラモデル形成支援」の重点支援団体に認定され、グリーンインフラの社会実装に向けた取り組みを推進しています。
TISIは2023年から横瀬町と地域森林資源活用プログラム「WOOD DREAM DECK(R)︎」を推進しており、データ共有を活用した地域の木材を現地で加工・活用する取り組みが評価され、「ウッドデザイン賞2023」を受賞しました※3。こうした地域内外の人や企業との共創活動で培った知見を活かし、本プロジェクトに参画しています。
※2 地球上に暮らす多種多様な生きものたちが、複雑につながり合って生きている状態のこと
※3 関連プレスリリース「TIS、「WOOD DREAM DECK(R)」での小屋サウナ製作で「ウッドデザイン賞2023」を受賞」
https://www.tisi.jp/news/2023/tis_info/20231106_1.html
概要
本プロジェクトでは、横瀬町ウォーターパークシラヤマ北岸に隣接する約100平方メートルの針葉樹林を対象に、自然植生を活かしつつ間伐やササなどの耐陰性植物除去を進め、森林の多様性を回復させる共創拠点「森側(MORIGAWA)」を創出しました。
TISIはブランドネーミングからロゴデザイン、SNS発信、森の空間設計、現地調査・計測、3Dデータ化といった幅広い支援を提供しました。参加型のワークショップや地域住民が森の観察・調査に参加する活動を実施し、地域住民・企業が一体となった森づくりの総合的な支援を行っています。
<プロジェクト実証内容>
1.課題の発掘から解決アイデアの実装や、外部への発信までのトータル支援
「森側(MORIGAWA)」ブランド開発からロゴ制作、宣伝・SNSによる情報発信まで一貫して推進。進捗状況を共有する仕組みや、オンラインでも参加者がアイデアや意見を交換できる場の運営により、地域内外の企業や個人による共創関係を構築。
2.3D化した森林データの活用と科学的根拠に基づく森の空間設計
現地調査をふまえ、領域内を5m間隔のグリッド化し、木の配置や、相対光量、植生情報、伐採予定の木などをデータ化。3D森林データ化などの技術を活用し、科学的根拠に基づく持続可能な森林管理計画を策定。自伐型林業※4専門家の助言を得て、森林全体の伐採を避け、枯れた樹木約13本のみを選んで伐採。
3.地域資源活用と参加体験の場づくり
地域内の合板25枚を活用した屋外用の木製家具を設計・製作し、森を訪れた人たちの間の新たな交流促進や身近な自然への愛着醸成。参加型イベントでは子どもから大人まで延べ数十名が植樹やササ刈り体験を楽しみながら自然について観察し、発見し、学ぶ機会を創出。さらに、地域固有の植生遺伝子保全にも注力し、自然と人のつながりを育む関係人口の形成に貢献。

森側の様子と作成したヘキサチェア(組み合わせでさまざまな形に変化できるベンチ)
※4 山林所有者や地域の住民自身が、小規模な範囲の山林を継続的に管理・経営する林業スタイル
今後について
TISIは、ITを活用した地域課題解決と持続可能な地域づくりを重要な社会価値創出領域の一つと認識しており、本プロジェクトにおいてもデータ活用と共創コミュニティ形成の知見を活かし参画しています。手を入れた森の経過観測や新たなデータ測定・実験を行うことで、2030年までに放置林の課題を抱える自治体5地域以上への支援拡大を目標としています。クリエイティブとITを融合することで提供サービスの高度化を図り、地域経済の活性化と環境課題の解決を両立する持続可能なモデルの確立を目指します。
横瀬町からのコメント
TISIのシチズンサイエンスを取り入れた参加型の森づくりのご提案は、本町の自然資源の価値を再発見する素晴らしい取り組みだと感謝しております。「森側」というネーミングには、ワクワクします。地域内外の人々が共に汗を流し、森を再生するプロセスは共創の場として理想的です。この場所が自然と調和した暮らしの定着や関係人口の拡大に繋がり、本町が目指す多様な幸せが花開く、”カラフルタウン”実現の確かな第一歩となることを期待しています。
横瀬町長
富田 能成
TISI株式会社について(https://www.tisi.jp/)
TISインテックグループのTISIは、金融、製造、流通、サービス、公共、通信など多様な業種で培った知見とAIをはじめとする先進技術を融合し、4,500社以上のお客さまと社会変革と価値創出を推進しています。300を超えるサービス・ソリューションを国内外で提供し、業務の効率化・高度化を通じて人材不足などの社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市への集中・地方の衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心としたさまざまな社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
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◆サービスに関するお問い合わせ先
TISI株式会社 ソーシャルイノベーション事業部 クリエイティブデザイン部
E-mail:creative_design@pj.tisi.jp
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