『あたりのキッチン!』第2話に登場する料理を紹介します。

10月21日(土)、桜田ひよりさん主演の土ドラ『あたりのキッチン!』(東海テレビ・フジテレビ系)が放送されます。

<試写室 もう面白いんだか、おいしそうなんだか、泣いてるんだか、お腹鳴ってんだか、メンタルフィジカルともに大混乱!!!>

本作は、自身の味覚に絶対の自信があり料理が得意なものの、コミュニケーション能力ゼロの大学3年生・辺清美(あたり・きよみ/桜田)が主人公。

「就活を前に自分を変えたい!」と定食屋さんでアルバイトを始めたことで、料理を通じて周囲の人たちと気持ちを通わせていくハートフル“グルメ”ドラマです。

清美が働く定食屋さん「阿吽」の店主・中江善次郎を渡部篤郎さんが、善次郎の一人息子で、父親に素直になれずお互いに壁を感じている高校生・中江清正を窪塚愛流さん、清美と同じ大学に通う医学生・鈴代桜を工藤美桜さんと、華やかなキャストが作品を彩ります。

左から)中江善次郎(渡部篤郎)、辺清美(桜田ひより)

第1話では、故郷を離れ仕事に邁進していた関西出身の客の心と身体を、「鶏みぞれうどん」であたためた清美。

放送後には、「単なるグルメドラマではなく、作り手の思いが料理に込められている」「料理って、言葉以上のコミュニケーションかも」「清美と善次郎が、意外といいコンビ」といった視聴者の声が、SNSにあふれました。

第2話では、食に無関心な鈴代桜(工藤)のために、清美がサバの味噌煮を作ります。

そんなドラマに登場する料理のポイントを、放送に合わせて毎週紹介!

ドラマの料理監修を担当しているのは、東京・恵比寿の名店「賛否両論」の笠原将弘さん。笠原さんならではのアドバイスも加わった、ここでしか見られないレシピです。

第2膳 こってり味が定番なのにさっぱり食べられる「サバの味噌煮」

お手ごろ価格で食卓に登場する機会も多いサバ。特有の脂や臭みがあるためか、苦手という人も少なくありませんが、実は鉄分などさまざまな栄養分が摂れる優秀な食材。

今回、清美と善次郎が考えるのは、サバの脂や臭みを抑えると同時に、従来のこってり味ではなくさっぱりとした味つけの味噌煮です。

ポイント① 皮目を焼く

従来はサバの切り身に熱湯をかけて霜降りにしてから煮ていきますが、善次郎は、まず皮目から焼くことで余分な脂を取ることを提案。焼いた香ばしさでしつこさを、脂を落とすことでサバ特有の臭みを抑えることができます。

ポイント② 隠し味は酢

若い人にも食べてもらいたいと善次郎が考えるのが、赤味噌だけではなく、白味噌を4分の1程度加えることで、こってり味を抑えるというアイデア。

さらに清美が思いつくのが、そこに酢を少々加えること。これにより、さっぱりとした、最後まで飽きずに食べられる味つけになります。

レシピの詳細は、番組サイト公式Instagramで。

笠原将弘のもうひと手間!

サバの味噌煮には、白髪ネギをトッピングすると味のアクセントになるし、見た目もよくなりますね。

「阿吽」では、小松菜のおひたしを添えていますが、ワカメなども合うと思います。味つけをサッパリさせる方向ではなく、パンチをきかせたいのであれば、コチュジャンを加えるのもアリですね。

ちなみに、サバを煮る前に皮目から焼く、隠し味にお酢を加えるという手法は、 私も店でよく使っています。

笠原将弘

見ればお腹がすくドラマ、土ドラ『あたりのキッチン!』第2話は、10月21日(土)23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系で放送されます。

<第2膳 あらすじ>

料理の腕はピカイチだがコミュ力ゼロの大学生・辺清美(桜田ひより)は、キャンパスで医学部生の鈴代桜(工藤美桜)と顔見知りになる。

勉強にしか興味がない桜は、昼食も栄養バーだけで済ますほど食に無関心で、清美とは真逆のタイプだった。

「阿吽」の店主・中江善次郎(渡部篤郎)に相談すると「気になるなら何かしてあげれば」とアドバイスを受ける。

清美は弁当を作ろうと思いつき、意を決して桜に手渡そうとするが…。

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