気づいたら前回の第7話から2週もあいてしまったので、これまでを振り返っておきたい…特に今回は最終回だからなおさら振り返っておきたい…けど、これまで散々振り返りすぎて、いつものコピペになっちゃう…だからそうだ…これまでの熱護大五郎(船越英一郎)キャラコレクションをデータ化(?)して、振り返ってみよう!(なぜ)
第1話「火災調査官・遠藤萌(もゆる)」
服装:ヘルメットに手袋姿
声色:冷静
特徴:遠藤萌です!つって敬礼しがち
目的:マネジャー・ゆかり(戸田菜穂)家のボヤ騒ぎを解決
第2話「闇の外科医・ジャック小笠原」
服装:白衣に聴診器、お医者カバン
声色:不気味
特徴:人に指さしがち
目的:欠陥だらけだった脚本を追及
第3話「プロゴルファー・赤城輝夫」
服装:サンバイザーでポロシャツの上に赤ベスト→直後、青ベストに着替えて青井亘(再現ドラマで演じる役どころ)に
声色:爽やか
特徴:一発でホールインワン決めがち
目的:嫌々ながら再現ドラマに出演
第4話「孤独の料理人・鯵野滑郎(あじの・なめろう)」
服装:ねじり鉢巻きで和装
声色:高め
特徴:「~しやす」とか言いがち
目的:ゆかり家思い出の味、メンチカツを作る
第5話「魂の裁判官・大岡裁(さばく)」
服装:メガネで法服、六法全書持ってる
声色:ささやき系
特徴:メガネ上げがち
目的:後輩の事務所移籍問題を裁判形式で解決
第6話「涙の船長・港航(みなと・わたる)」
服装:マリンハットに船長服
声色:朗らか
特徴:左手を後ろに添えがち
目的:頓挫してしまった超大型映画の企画者を追及
第7話「2時間サスペンスの帝王・熱護大五郎」
服装:グラサンに白T&ジャケット
声色:いつもの船越、いや熱護
特徴:グラサンの柄なめがち、ポーズうざめ
目的:事務所買収危機を自分自身による大芝居によって回避
視線の向け方、目の見開き方、喋りのテンポ、緩急…全部船越なのに、全部違う!!
なんと素敵な熱護コレクション!!いま改めて振り返ってみても、それぞれのキャラたちはすべて船越が演じる(呼び捨てにすな!申し訳ございません)熱護によるもので(そらそう)、体格も髪型も目力も雰囲気も全部一緒!つってもいいはずなのに、それぞれのキャラへの工夫が詰まりに詰まってて、全部船越なのに、全部違う!!視線の向け方、目の見開き方、喋りのテンポ、緩急のつけ方、しぐさ、そして特に、声色の変化が巧み過ぎ!!!
で、やっぱり一番のお気に入りは、なんといっても鯵野滑郎の声のトーン!!なんだけど(絶妙な高さ!)、直前まで鯵野滑郎のその声色に爆笑してたはずなのに、最終的にハートウォーミングかつ超絶感動的な家族の物語へと落とし込んじゃう…コント的な笑いだったはずなのに、知らぬ間にしっかりドラマへ持っていっちゃう、どんな声色だってちゃんと人情へと持っていっちゃう、船越の俳優力よ!!!(だから呼び捨てにすな!)
で、もっかい見返して気づいたんだけど、第3話の赤城輝夫から青井亘への切り替えも素晴らしかった。一瞬で入れ替わっちゃって、それが華麗で、華麗過ぎておかしすぎて…。で、そんなこんなの最終回前の前回も、何を演じるのかな?ってところで、熱護が自分自身を思いっきり演じてしまうという物語の巧みさ!と、“いつもの熱護以上の熱護”を見事に演じてしまう船越ったらね(また呼び捨て!最後まで、本当に申し訳ございません)…。
最後の最後まで、エンターテイメントてんこ盛りで、オチも含めて最高の展開!
って、じゃあ、最終回、船越は、いや熱護は、一体どんなキャラに扮するのか?…ってことであらすじ。
アメリカの超大手配信会社(「ネットスフィンクス」っていうネーミングセンス!)からまさかの超大型2時間サスペンスのオファー(だって日米共同製作だし)が舞い込んでくるんだけど、その主演はオーディションによって決められ、しかもその相手が宿命のライバル・桐林藤吾(大和田伸也)だったもんだからさぁ大変!!という物語。
前回のお話があまりにデカすぎたせいか、最終回だというのに今回はやたらとお遊びが過ぎる…だって、序盤はプライド高すぎなおっさん俳優同士の醜い小競り合い…だったもんだから(いやこれも最高におかしいんだけど)、どうなることかと思いきや、その“お遊び”の真相がちゃんと待ち受けていて、そっから2人の“因縁”の秘密、熱護大五郎誕生のきっかけ、そして誰が主役を勝ち取るのか!?新作2時間サスペンスは無事完成するのか!?結局、熱護はどんなキャラになるのか!?満を持して登場した2サスの定番“崖”で一体!?やんややんや、はたして熱護の長い休日は終わってしまうのか!?あと、よくよく振り返ったら前回背負った事務所の借金はどうなる!?などなど、最終回は“お遊び”が過ぎる!なーんて油断してたら、最後の最後まで、エンターテイメントてんこ盛りで、オチも含めて最高の展開!!なので、ホントに、最終回もお見逃しなく!!
で、当初僕が想像してたドラマよりも笑えて(出オチドラマだと思ってたし…おい!)、だけど毎回ドラマティックで、なんなら泣けて、毎回カッコいい船越様を拝めて…と毎回毎回これでもか!!なエンターテイメントが詰まってた『テイオーの長い休日』。
「土ドラ」って続編作りがち(『さくらの親子丼』『最高のオバハン中島ハルコ』『リカ』とか…)、だから、きっとこのドラマも、続編、いや、ロングシリーズにしてくれるはず!!
だって、だって、そうじゃないと、事務所の壁に貼ってあったポスター『撮り鉄刑事・鉄万次郎』まだ登場してないよ??撮り鉄刑事って何??撮り鉄がナゼ刑事??で、どんな事件解決するの??そして、鉄万次郎って…てつ!?くろがね!?・まんじろうって…雑じゃない??ネーミング雑過ぎじゃない??ねぇ『撮り鉄刑事・鉄万次郎』ってどんなドラマなの?!?!ねぇ、どんなドラマ???続編作ってくんないと、一生モヤモヤするよ!?!!!