＜コラム＞誰にとっても大切なキッス♡を…ああ、真尋くん、マジのマジでごめん！ | めざましmedia

＜コラム＞『全ラ飯』第8話

前回あまりに興奮したうえで今回を迎えたせいか、序盤の“何見させられてるの感”はとてつもなかったよね…

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いやだって、いくら“隣の部屋で劉さん（フィガロ・ツェン）が寝てる”とか、“真尋くん（ゆうたろう）の気持ちを考えてない”とか、諸々の何かがあったにせよさ、一条（近藤頌利）はさ、“キス”、しようとしてるわけじゃん？キス＝嫌いな人とはしない、わけじゃん？ましてや、同性だよ（これまで一条は異性と恋愛してきた）？マジのマジで、嫌いじゃないとそういうことにはならないわけじゃん？

いくら“もう一度キスをして自分の気持ちを確かめたい！”とかなんとか、よくわかんない理由があったにせよさ、それってもうさ、誰にでもわかりきってる…キス＝好き、なわけじゃん？？っていうか、しゃらくせー！！キスしちまえよ！！じゃん？（口悪い！）だってさ、これさ、ドラマじゃん？フィクションじゃん？（それを言ったらおしまいよ）いや、性別も何も関係なく、好きなら、好き同士なら、もうさ、しちまえばいいわけじゃん？？

もうさ、こっちはさ、見てる視聴者はさ、全員さ、二人は好き同士♡ってわかってるわけ！！で、あいつらはさ（あいつら言うな！）、好きなの？嫌いなの？とか言ってる次元じゃないの！！キッス♡直前、までいってるの！！！だったら、もうさ、こっちはさ、しゃらくさいわけ！！もう、しちまえよ！！！なわけ！！もっかい言うけど、もう！！！し・ち・ま・え・よ！！なわけ！！！（口悪すぎ！）

誰だって、好きと言われる前はネガティブになっちゃう…恋に臆病になってる真尋くん♡

…って、そんな感じになってたらさ…。

（食材を届けてそのまま帰ろうとする真尋）

一条「行くなよ！！真尋と一緒に作りたいの！！それじゃダメか！？」

（結局、仲良く料理し始める一条と真尋）

真尋「汁なしは、“スキヘーン”（タイ語）♡」

一条「“へーん”なの♡」

……

…え？？何？？

一体何を、見させられてるの？！！？

俺たち、今、何を、見させられてるの！？！！？

なんで、もう好きに決まってる二人の、チマチマとした、まわりくどい、“確かめ合い”を、見させられてんの？？いや、見せつけられてるの？？？なんなんだよ！！もうしちまえよ！！（再び口悪い！）もう、キッス！！しちまえよ！！！！！好き同士なんだから、もう、キッスを、し！ち！ま！え！よ！！！！！って、結局のところ鼻息荒く、興奮してたら…

（ひとまず料理完成）

（再び向き合う二人…）

一条「（キスして）確かめたかったんだよ！！」

真尋「確かめて、それで違うってなったら、そんとき、お前、俺に何て言うつもりだったの？」

……

……ぐうの音も出ねぇぇぇぇぇ！！！！！

さっきまで、しゃらくせー！キスしちまえよ！！とか言ってた俺、ぐうの音も出ねぇぇぇぇ！！！真尋くん、マジでごめん！！そらそう！そらそうだわ！！お互い好き同士って知ってるの、こっち側（視聴者）だけってのはもちろんだし、好きって本人から言われる前に、キスしてきて、あ、やっぱ違うってされた場合の、真尋くん、どうしてくれんの？ってことだよね？？っていうか、誰だって、好きと言われる前はネガティブになっちゃう…恋に臆病になってる真尋くん♡っていう、そういう、そういうことだよね？（俺、誰？）

そんなことすら、考えられてなかった俺、マジで反省！！リアルでもフィクションでも、誰にとっても大切なキッス♡を、いくらレビューだからって、しちまえよ！！！とか言っちゃってた、俺、マジで反省…。ああ、真尋くん、マジのマジでごめん…ってなってたら…（でもいきなり、好きな相手に“お前”呼ばわりする、真尋くん、マジ怖すぎな！）

全裸演出の“向こう側”へ突入しちゃってる『全ラ飯』のすさまじさよ！

（怒って出ていく真尋）

（CM）

（CM明ける）

（完成した“鍋”アップ）

それを、全裸で立ち食いする一条

（切なげなピアノBGM）

……

笑！！！！

笑いが止まらねぇ！！マジで、笑いが止まらねぇ！！なんで、序盤に、散々、キスをすることに対する二人の思い…つまり、二人の恋物語をとてつもなく繊細に、これでもかってくらい描いて、結局、思いが通じませんでした～♡っていう、その、その顛末（てんまつ）の画が、“全裸で立ち食いする一条”なんだよ！！しかも、全裸×立ち食い×切なげなピアノという、その3要素どれもが、このドラマ以外では決して交わることのない、異次元のアンサンブル！！！！

当然、僕も、視聴者も、このドラマは『全ラ飯』＝全裸で飯を食う話（ざっくりまとめすぎ）だってわかっているわけだし、飯が完成したその暁には、一条の全裸が待ち受けている…そんなことはわかりきってるし、いつ全裸になるかのかを待ち構えてさえいる…いや、むしろ、すべての“飯”が伏線なわけで、“飯”のあとには“全裸”があるわけだから、そんな飯→全裸を、ここまで散々見せつけられてきたというのに、今回の、 “鍋”アップ（＝飯）、その後には、つまり、全裸、って、十中八九、決まってるはずなのに、案の定やってきた“全裸”で、こんなにも衝撃を受けてしまうとは！！

で、しかも、前々回まで、散々、全裸前の“儀式”…ボタンとったり、ワイシャツ脱いだりっていう、そういう“儀式”を経ての“全裸”だったのに、前回は、その“儀式”なしで、即全裸。通称“雑全裸”（通称てなんやねん！）で爆笑をかっさらった！！があっての、今回。そっからもう一段階、さらなるエッセンス加えまくりの、儀式なしの“雑全裸”でもって爆笑をかっさらってしまう、『全ラ飯』のすさまじさよ！！！

全裸バリエーションが豊富どころじゃない、全裸演出の“向こう側”へ突入しちゃってる、『全ラ飯』のすさまじさよ！！！！！あぁ、ありがとう『全ラ飯』！！！俺たちの『全ラ飯』！！

劉さんと真尋くんの姿に嫉妬する一条…からの小町ちゃん参戦…からの春日かっくいぃ…最高すぎる！

って、おいおい、ここまで、今週の“雑全裸”の衝撃を、遠慮なく伝えてたら、こんな文量になっちまったよ！！だけどだけど、これだけは言わせて！！（まだある）

今回作った料理「スキナーム」（甘辛ソースの“ナムチムスキー”を使った鍋料理＠タイ風）に使用したナムチムスキーの瓶…“SUKI”という文字を見て、SU・KI？…す？き？…真尋が…好・き！！！…からの、“やっぱ好っきゃねーーーん！！！”って、一目散に走り出す一条、マジ最高！！！からの、劉さんが真尋くんを抱きしめてなぐさめる姿を目撃して嫉妬する一条…これって、恋愛ドラマでよく見かける風景だけど、こういう“SUKI”の使い方もあるのね！