船越英一郎さんが、仕事がなくなった2時間ドラマの帝王役を演じます。
6月3日(土)スタート!の土ドラは、船越英一郎さん主演『テイオーの長い休日』(全8話)が放送されます。船越さんは、意外にもフジ系連ドラ初主演。
このドラマは、仕事がなくなった“2時間ドラマの帝王”が、ある事情を抱えた
女性マネジャーとともに、人生のリベンジに奔走するヒューマンコメディです。
2時間サスペンスが作られなくなり、“2サスの帝王”と呼ばれた男は、テレビから消え、この 1年まったく仕事がない状態でした。
まさに、長い休日の真っただ中!そんな彼の前に、「あなたを絶対、再起させます!」と、一人の女性が現れます。彼女は、ある事情で業界を追われた元敏腕マネジャー。
3人の子どもを抱え、復職するものの、かなーり偏屈な元2サスの帝王に振り回されまくり…年齢も性別も違う凸凹コンビがぶつかりあいながら、再起をかけ、世間という荒波に再び乗り出していきます。
定年、失業、卒婚、子どもの巣立ち…どんな人にも人生の長い休日は突然やってくきます。人生100年時代、抗うのか、受け入れるのか!?
『テイオーの長い休日』は、6月3日(土)スタート!毎週土曜23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系で放送されます。
<役どころ紹介>
熱護大五郎(あつもり・だいごろう/62)…船越英一郎
元2時間ドラマの帝王。ドラマ出演は、300作を超える。時代の流れとともに、テレビ局が2時間ドラマ制作から撤退し、現在、1年以上仕事がない状態。
担当していたマネジャーが逃げ、現在は営業をかける人間もいない。性格はよくいえば生真面目。普通に見れば、かなりの偏屈。自分ルールを曲げられず、時代に取り残されている。
新しくやってきた女性マネジャーとの出会いで、はたしてスターに返り咲けるのか!?
<船越英一郎 コメント>
「船越英一郎で、どんなドラマを作ったら面白いだろうか」。2人のプロデューサー(※)が、“船越ありき”で作り出してくれた作品で、その2人からの熱烈なラブレターとして、受け取らせていただきました。
(※)松本圭右(東海テレビ)、井上竜太(ホリプロ) (敬称略)
熱護は、一言でいえば「不器用で可哀そうな初老の男」です。本当は、すごく純粋で、情に厚くて、涙もろくて、俳優としての矜持、あるいはルールを自分の中にたくさん作り上げている。
なんでそんな不器用な生き方をするんだろうか、と思うのですが、自分でルール、“足枷(あしかせ)”をたくさんつけて追い込むことで、俳優という表現者にとって最もふさわしい生きざまを貫いているんです。
僕、船越英一郎の中に、熱護大五郎が住んでいるようにも思いますし、熱護の中には、僕が住んでいるような気もします。言ってみれば、違う環境で、違う親に育てられた双子、といったようなところでしょうか。
このドラマの一番のテーマは「再生」です。どうしても視線が下向きになりがちな3年間が過ぎて、社会全体が再生のときを迎えているような気もします。そうしたときに、これから未来に向かっていくみなさんの背中をやさしく押すような、そんなあたたかいコメディドラマがここに生まれたと思っています。
お年寄りから小さなお子さんまで、幅広い世代のみなさまに必ず共感していただけると確信しています。今の時代、家族みんなでひとつのテレビを囲むということも多くないかもしれません。
でも、それぞれで、このドラマをご覧いただき、ふっと顔を合わせたときに「こないだの『テイオー』さぁ…」と、話題にして家族の団らんが生まれる。そんなドラマになったら、作り手冥利に尽きます。
『テイオーの長い休日』、明るく、楽しい、そしてちょっぴり泣けるドラマです。ぜひとも、みなさんでご覧ください。
<ストーリー>
元2時間サスペンスの帝王・熱護大五郎(船越英一郎)は、長い休日の真っただ中。もう1年以上、仕事がない。付き人の売れない俳優・萩原匠とともに、自宅で優雅に過ごす日々。
そんななか、3人の子持ちの元マネジャー・吉田ゆかりは、とある事情を抱え、熱護のマネージメントをすることに。しかし、この男かなりの偏屈で、ゆかりは振り回される。一方、熱護は、ゆかりの亡き夫が残した洋食店で起きた不審火騒ぎに興味を持つ。
そして、なぜか2サスの主人公の扮装で洋食店に現れて…プロデューサーに逆らえない新人脚本家、バラエティでくすぶっているドラマ志望の中堅ディレクター、過去に傷を持つ人気俳優…さまざまな人間を巻き込みながら、元2サスの帝王・熱護は我が道を邁進していく。
「自分のやり方が、時代錯誤だということくらい、百も承知だ」。変われない男と、変わりたい女の人生リベンジマッチが始まる!2サスの帝王は、再びスターに返り咲けるのか!?