ルイ・ヴィトン ジャパン株式会社

(C)Chelsie Craig

ルイ・ヴィトンは、伝統的な手動旋盤で彫られるギョーシェ装飾の技巧を讃える新たなタイムピースを通じて、ウォッチメイキングの装飾におけるサヴォアフェール(匠の技)の洗練された世界へ、さらに奥深く踏み込みます。

(C)Piotr Stoklosa

LVMHウォッチウィーク2025でデビューを飾った、「タンブール コンバージェンス」コレクション。
その発表からちょうど1年を経て登場する第3弾となるのが、「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」です。製造、組立て、仕上げまでのすべてを、ジュネーブに構えるウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が担い、メティエダール(芸術的な手仕事)を表現するキャンバスであり、本コレクションの特徴である、ダイアルを覆うプレシャスなプレートの使用がさらに追求されています。

型破りな時刻表示
2025年の「タンブール コンバージェンス」コレクションの発表は、メゾンにとって時計製造におけるマイルストーンとなりました。「コンバージェンス」という名は、この画期的な出来事の性質を暗示し、ジュネーブの「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」内のあらゆるアトリエを統合する美的言語に則って構想・製造された、初のコレクションを讃えます。先に発表された「タンブール コンバージェンス」の2モデルには、メゾンの時計史における先駆者とも言える、類い稀なキャリバーLFT MA01.01を搭載。これは、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」が設計・構想を完全に手掛けた初の自動巻きムーブメントです。

「タンブール コンバージェンス」のデザインは、時の流れとさまざまな要素の融合というテーマを深く掘り下げ、極めて視覚的かつダイナミックな時刻表現を採用。回転する2つのディスクに記された数字が、スカラップ縁の付いたアーチ型の窓に表示され、彫刻されたダイヤモンド形のマーカーによって直感的な時刻の読み取りを可能にしています。

ルイ・ヴィトンのヘリテージからも着想を得ており、とりわけ、ダイアル上の窓の形状は、アニエールに構えるヴィトン家の邸宅のインテリアを想起させます。これは過去と現在の融合を表現し、このタイムピースの時刻表示を縁取ると共に、伝統を讃えながらも未来を見据えるルイ・ヴィトンの姿勢を物語っています。

概念的、機械的、そして美的にも、コンバージェンス──融合というコンセプトは、本コレクション全体に反映され、「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」にその新たな表現が結実しています。

卓越した手仕事の証
手動旋盤で彫られた2種類のギョーシェ模様があしらわれた「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」は、ウォッチメイキングのメティエダールにおける自社の卓越した技術をさらに発展させていくという、ルイ・ヴィトンのコミットメントを受け継いでいます。光の輪のように広がる同心円状の波紋がローズゴールド製ケースの上面を彩り、プレシャスなプレートには新たな立体感が。ウォッチの中央には、時刻表示窓から広がる波打つ放射状の線が連なり、わずかにドーム型を帯びたケースに一層の深みと質感を添えています。

中央のギョーシェ模様は、時刻表示窓の形状に関するオリジナルのデザイン理念が表現されたものの1つで、太陽光が差し込む雲の金色の縁を想起。窓のメタライズド仕上げの外縁と、サファイアクリスタルのエッジでの光の屈折によって、この効果はさらに際立ち、ギョーシェ模様の放射状の線が、この情感豊かな装飾の魅力を一層高めています。

精緻を極めるギョーシェ加工
「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」のギョーシェ彫りは、近年、メゾン内で強化が図られてきた、緻密で非常に専門性の高い職人技の結晶。この装飾効果を生み出すため、メゾンがメティエダールの専門技術を結集する「ラ・ファブリク・デ・ザール」では、19世紀半ばから20世紀初頭のアンティーク機械の修復が行われ、機械1台につき約1年もの期間を要しました。

職人たちはこうした機械を使って、複数の感覚を同時に研ぎ澄ますことが必要とされる、高度な作業を行います。視覚を頼りに、金属表面の微細な変化を読み取りながら彫り進め、切削刃がゴールドを適切な深さで刻んでいるかを絶えず監視。また触覚も大切で、旋盤を通して指先に伝わる微妙な振動から、1つ1つの模様が理想とするギョーシェ模様を正確に刻んでいるかを確認しています。

曲面にギョーシェ加工を施す場合は、こうした繊細な感覚の使い分けはさらに重要に。「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」は実にさまざまな段階で、こうした挑戦に取り組んでいます。ローズゴールド製ケースはわずかにドーム型を帯びているため、彫刻を施す工具を複雑な立体的輪郭に沿って動かさなくてはならず、切削工具の下で表面が起伏する場合も一貫した幾何学形状を維持するよう、ギョーシェ職人はカットの圧力と深さを絶えず調整しなければなりません。誤差があるとカットがずれ、模様の視覚的調和を損なう可能性があるため、これらの作業には素材と機械の双方に対する深い知識と、並外れた集中力が必要に。こういった資質はすべて、「ラ・ファブリク・デ・ザール」のアトリエ内で培われ、練磨されています。

表現の調和
このウォッチの二重の模様を実現するには、2つの異なる手動操作旋盤を必要とします。1つは、伝統的なロゼットが取り付けられた1850年製のローズエンジンで、外周に沿って同心円状の波紋を描き出します。1回の旋盤加工で、古典的なギョーシェ彫り特有の柔らかくクリーンな線が生まれます。もう1つの機械は1935年製の直線エンジンで、このウォッチの中心にある模様などの、直線的モチーフ専用。この機械のために「ラ・ファブリク・デ・ザール」は、放射状の線のなめらかな起伏を生み出すための特製のカムを開発。ルイ・ヴィトンの職人の厳しい基準を満たすだけでなく、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のアーティスティック・ディレクター マチュー・エジの求めるデザイン面での期待に応えるため、線と光の調和が完成するまでに、6ヶ月の開発期間中、20回以上の試作が行われました。

2つの技法の調和の取れた組み合わせを実現するために、数ヶ月にわたる試行錯誤と改良を要しました。さらに、「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」におけるエングレービングの深さは、従来のダイアル・ギョーシェ加工のほぼ3倍に達します。プレートの最終的な手作業による研磨は手彫りのギョーシェ装飾を施した後に行われるため、ギョーシェ職人はより深く彫ることで、線のシャープさと明瞭なエッジを保ち、その結果として、際立つコントラストと全体的な質感の豊かさが生まれます。

「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」1本につき必要なエングレービング作業の時間は、約16時間。その間、ギョーシェ職人は高いレベルのパフォーマンスと絶え間ない集中力を維持しなければなりません。このウォッチの装飾における表現は、ゴールドそのものに由来。また波紋、放射状の線、反射面は、経験と何世紀にもわたる知識を通じて具現化されています。

最後の彫り込みが完了する頃には、ケースは単なる装飾用の面という存在を超え、メティエダールを現代のウォッチメイキングのビジョンに完全に組み込むというメゾンの情熱の証となっています。

(C)Piotr Stoklosa


(C)LOUIS VUITTON

優美なフォルム
自動巻きキャリバーLFT MA01.01を搭載した「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」の外観と内部の両方を特徴付けているのは精度と均衡。この自社製ムーブメントは、可変慣性ブロック付きの4 Hz(28,800回 / 時)フリースプラングテンプによって、揺るぎないクロノメーター性能を発揮します。45時間のパワーリザーブは18Kローズゴールド製ローターによって絶えず補充され、ローターの重量と形状は日常での使用における最適な巻き上げを実現するよう調整されています。

サンドブラスト仕上げのブリッジとマイクロサンドブラスト仕上げのエッジ、ローズゴールド製ローターのV字型の切り込みが入った外縁部、そしてポリッシュ仕上げのベベルは、ギョーシェが施された外観の装飾的な華麗さに対し、洗練された対比を成しています。

ムーブメントの石は、伝統的なルビーレッドカラーではなく透明で、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の現代的なシグネチャーを表現。細部のディテールにいたるまで再考を重ねただけでなく、「エスカル」および「タンブール」コレクションのキャリバーLFT023で導入されたデザイン言語も反映し、メゾンのムーブメント全体にわたる、繊細でありながらも有意義な連続性を生み出しています。

この機械的なコアを囲むのは、ルイ・ヴィトンを象徴するシルエットを洗練されたかたちで進化させた特徴的な「タンブール コンバージェンス」ケース。直径37 mm、厚さ8 mmの控えめなサイズで、優美にカーブした側面は自然な変曲点に向かって緩やかに細くなることで、ウォッチが手元に優しくフィットし、スリムな印象を叶えます。再設計されたラグが、「タンブール コンバージェンス」を現行の「タンブール」コレクションと一線を画す特徴となっています。調和の取れた、建築的かつ視覚的にも簡素なこれらのラグは、ポリッシュ仕上げの表面と、中空でマイクロサンドブラスト加工が施された側面とのバランスを取り、ケース全体にわたる光の相互作用を増幅させます。

サヴォアフェールとモダニティの融合
「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」は、ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングのエスプリを牽引する絶え間ない進化のスピリットを体現しています。つまりそれは、メティエダールと、現代工学、そしてジュネーブの「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のアトリエで生まれた独特の美的言語が融合した、伝統によって形作られながらも革新によって定義されたオブジェなのです。

メゾンが装飾的な工芸の習得を推し進め、本格的なマニュファクチュールとしてのポテンシャルを強化する中で、「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」は、メゾンの力量の証であると共に、これからの歩みへの誓いでもあります。それは、今日の芸術的交差の瞬間を捉えたクリエーションであると同時に、ルイ・ヴィトンのウォッチメイキングの旅の未来を見据えています。


(C)LOUIS VUITTON

「タンブール オトマティック コンバージェンス ギョーシェ」
W9PG21
価格:8,965,000円(税込)

ケース:
・ 18Kローズゴールド
・ ケース径:37 mm
・ 厚さ:8 mm
・ 手作業によるミラーポリッシュ仕上げとギョーシェ仕上げを施したケース、
 外側にミラーポリッシュ仕上げと内側にサンドブラスト仕上げを施したラグ、
 サテン仕上げのケースサイド、ポリッシュ仕上げのリューズ
・ 反射防止コーティングされたサファイアクリスタル
・ スケルトンケースバック
・ 防水:30 m

時分ディスク:
・ 4Nメッキ処理を施した手作業によるサテン仕上げの真鍮製ディスク
・ 転写プリントされたブルーの数字とインデックス

ムーブメント:
・ キャリバーLFT MA01.01:自動巻き機械式ムーブメント
・ 機能:連続回転移動式の時、分
・ 18Kピンクゴールド製のローター
・ 部品数:201(時分ディスク含む)
・ パワーリザーブ:45時間
・ 振動数:28,800回 / 時
・ 石数:26

ストラップ:
・ ブルーカーフレザー、ブラックカーフレザーライニング

バックル:
・ 「LOUIS VUITTON」のシグネチャーが刻印された18Kローズゴールド製のピンバックル

ルイ・ヴィトンについて
1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的である、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家やアーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ&ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。

詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。
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