寺島しのぶさんが、共演者をめぐる夫との衝撃のエピソードを披露しました。

11月18日(金)、『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ)が放送されました。

今回のMCは、松本人志さん、アンタッチャブル(山崎弘也さん、柴田英嗣さん)。

ゲストには、朝日奈央さん、井戸田潤(スピードワゴン)さん、井上咲楽さん、寺島しのぶさんが登場しました。

コンビのズレ対処法  井戸田潤「相方を大御所女優のように扱う」

井戸田さんは、苦手な人との付き合い方について問いかけました。

井戸田さんは、ある番組でMCを担当した際、自由な振る舞いをする相方の小沢一敬さんについて、「それが良さではあるんですけど…邪魔だなと思ってしまったことがある」といいます。

「それが個性だから、活かそう」と思った井戸田さんは、小沢さんを“大御所女優”のように扱ったところ、「いてくれるだけでありがたい」と思えたそうで、そこから「仕事が好転した」と語りました。

井戸田:コンビ間(の話)が知りたくて。長年やってると「今しんどいな」という時期もあるじゃないですか。

松本:もちろんある。

井戸田:それを、どう乗り越えたのか…。

山崎:私は、“10年会わないというのが一番良かった”かもね(※)。

(※)アンタッチャブルは約10年間、コンビでの活動がなかった。

柴田:時間がかかる対処法だよね!

一同:(笑)

山崎:最初は、照れくさいのはありましたよ。だから「イチ共演者だと思おう」と。10年ぶりで、慣れないから。

柴田:俺は「ありがとうございます」っていう感じ。積極的に絡んでいこうと思って。

松本:おもしろいねぇ。

井戸田:ダウンタウンさんは?

松本:うちは、本当に不思議で。スタッフに「浜田(雅功)さんが難色示してます」って言われたときは、あんまり使わないんやけど「『松本が(OKと)言ってる』って言ってくれ」って。何年かに1回くらい、それ言う。

一同:おー!

松本:それで「NO」ということは本当になくて。たぶん、そのカードを出すと、あいつは何でもやるのよ。

山崎:素敵!

松本さんは「俺は、あいつに対してなんの信頼感もないけど」とボケましたが、普段聞けない話にみな興味津々。

さらに、松本さんと浜田さんが2人きりになったときのエピソードも明かされました。

松本:『ガキの使い(やあらへんで!)』(日本テレビ)で、浜田ががんばらないといけない企画があったのよ。たぶん、あいつの中で(いろいろと)思ってたんやろうけど、山崎(邦正/月亭方正)とかココリコがおるときにはそんな空気出せへんのやけど、スタッフとか出ていって、ロケバスで2人きりになったとき…。

一同:えぇー!?

松本:2、3個。「結局、あれとあれは任せといてええやんな」って(浜田さんが聞いてきて)。「ええんちゃう?」って言ったら、それであいつは「わかった」って言って、グッて入るのよ。

一同:えー!!

朝日:すごーい!

山崎:確認したいことがあったんですね。

松本:2、3、確認があってん。それさえ俺に伝われば。「わかった」って。

井戸田:「頼むわ」「ありがとう」とか言うんですか?

松本さんは、しばし考えてから「…金のときだけね」と答え、笑いを誘いました。

寺島しのぶ“苦手”な人とのラブシーンは「首から上を好きな人に変える」

山崎さんが、女優である寺島さんに話を振ると「ラブシーンの相手だと困っちゃいますよね」とコメント。みな「あー!」「すごい話!」と興味を示しました。

松本:その前に、なんとか好きになろうとは?

寺島:もちろんします。いろいろ歩み寄るけど、やっぱり人間だから、絶対に合わない人はいますよね。

一同:へぇー!

寺島:そういうときは、こっから上(首から上)を好きな人に変えます。

朝日:こっから!?

寺島:ベッドシーンとかでここ(上)に男の人がいたら、その顔を変えて…。私の好きな人に…。

寺島さんが、上にいる男性の頭を横に動かして“取り替える”ジェスチャーをすると、松本さんは脱力して大ウケ。みな「すごーい!」(朝日)、「そんな能力あるの!?」(山崎)と驚きました。

山崎:その人に見えてくる?

寺島:そうですね。それで、たまに旦那も変えます、とかいって。ウソです。うふふ。

おちゃめな表情で冗談を言う寺島さんに、「寺島さんっ!」(山崎)、「バカ言っちゃってる!」(井戸田)と、ツッコミが飛び交いました。

松本:めっちゃ好きになることもあります?

寺島:もちろん、あります!あのね、本当に好きになっちゃうんですよ。現場って魔物だから。寝ても覚めても好きになっちゃうんですよ!

舞台共演者を「1回、猛烈に好きになったことがある」という寺島さん。当時、夫とバイクに二人乗りしていたときに、そのことを打ち明けたことがあるといいます。

寺島:背中向きのときに、真実を言ったほうがいいかなと思って。

山崎:向き合わないから。

寺島:はい。「ちょっと私今、ものすごい好きな人が舞台でできちゃって。どうしたらいいのかわからない。戻ってこれなくなっちゃうかもしれない」って言ったときがあって。

一同:えぇー!

寺島:それは、さすがに「バイクから今すぐ降りろ」って言われましたけど。

柴田:なんちゅうオチが待ってたんですか!

松本:これは、予期せぬオチちやったね!

柴田:やさしく受け入れてくれるのかと思ったら(笑)。

寺島:千秋楽までは(思いが)止まらないんですよ。なんですけど、千秋楽、カーテンコールのときには、全部、冷めてるの!

一同:うわー!

井上:すごい!

寺島さんの女優ならではの話に、「プロなんですね」(山崎)、「役が抜けてないんでしょうね」(柴田)とみな感心。松本さんも「いや、いい話を聞いたといいますか。聞き応えのある話」と唸りました。

井上咲楽が「苦手」な雑談を克服するため…

一方、井上さんは「雑談が苦手」であることを切り出しました。

中学生の女の子との雑談で「何時に寝るの?」と聞いて「12時半」と答えられたときに、そもそも興味がないため「ああ」って言ってしまったそうで、「どうやって盛り上がればよかったのだろう」と、語りました。

柴田さんは「地元で有名なものあったりするの?」などと、地元の話なら相手は「熱を持って話してくれる」とアドバイス。

山崎:朝日ちゃんとやってみたら?

井上:わかりました!(朝日さんに向かって)地元で有名なものとかあるんですか?

柴田:いやいや、地元(がどこか)から聞こうよ!

一同:あはははは!

「咲楽ちゃん!?」(山崎)、「しっかりして!」(松本)とエールが飛び交うなか、仕切り直し。

井上:地元、どこなんですか?

朝日:地元は、埼玉県の…。

井上:あー!埼玉県!

松本:一緒やないか!寝る時間(聞いたとき)と一緒やないか!興味ないのが、バレてるのよ。

柴田:(井上さんが番組MCを務めている)『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)の感じでやったら?

松本:井戸田に聞いてみる?

井上:(井戸田さんに向かって)じゃあ、お名前とお年をどうぞ!

一同:(!?)

井戸田:ちょっと待ってくれ!それは知ってるだろ!同じ事務所じゃないか!

一同:あははははは!

井戸田:(仕切り直して)井戸田潤、49歳です。

井上:家では、どんなイチャイチャしてるんですか?

井戸田:名前呼びあったりとかして。

井上:なんて呼ばれてるんですか?

井戸田:「潤さん」とか。甘えてくるときは「じゅんきち」って呼ばれたり。

井上:(大げさに)じゅんきち!(続く言葉が出ず)へー!!

松本:興味ねぇなー!

またしても興味なさそうな対応をしてしまい、みな大ウケ。井上さんはほろ酔いの表情で「えへへ」と笑顔を見せていました。