舞台「青木さん家の奥さん」の公開ゲネプロが1月22日（水）、東京グローブ座にて行われ、出演する関西ジャニーズJr.内ユニット・なにわ男子の大橋和也と藤原丈一郎、Aぇ! groupの末澤誠也と草間リチャード敬太が取材に応じた。
関ジャニ∞の横山裕が演出を担当した本作は、酒店を舞台に配達を巡って巻き起こる店員たちのドタバタ劇を描いた即興芝居。設定だけが決められていて、あとはすべて役者たちのアドリブで構成されている。
1990年の初演以降、即興芝居の金字塔的作品としてさまざまなユニットで繰り返し上演されてきた。過去には2002年、バラエティ番組『少年タイヤ』（フジテレビ）内で嵐の大野智、相葉雅紀、櫻井翔が、舞台上演で大野、横山が挑んだこともある作品だ。
いよいよ初日を迎えるが、末澤は「アドリブがほとんどなので、僕らも楽しみながら、観てる人たちにもどこからがアドリブなのか、どこからがセリフなのかを楽しんでもらえたらと思います」とニッコリ。
藤原は「台本は半分以上が“〇×△※”でした」と打ち明け、「『どうしたらいいの！？』と思ったけど、横山くんが『こんな感じでやった方がいい』とアドバイスしてくれて。横山くんも18年前に出演されていたので、当時のことを思い出しながら稽古をやっていましたね」と回顧した。
そんな横山が、この日会場でゲネプロを観ていたと記者から聞かされると、4人は「嘘でしょ！？今日来れへんって言ってたのに」とビックリ。
藤原は「横山くん、そういうとこあるねん」と言い、草間は「（ゲネプロの）本番直前に電話かかってきた」と、告白。続けて藤原が「『通し稽古では言えなかった』というアドバイスをいただいて、最後に『お前ら、自信持って頑張れよ』と言っていただきました」と、電話の内容を披露した。
前日に行われた通し稽古での横山とのエピソードを聞かれると、大橋が「お年玉もらいました」と満面の笑み。しかし、周りから「まずそれなの！？」（末澤）、「『ネタは、こうしたほうがいいよ』とか（言われたエピソードとか）あるやん！」（藤原）とすかさずツッコミが。
それを受けて大橋は、「本番直前で最後のセリフとかが変わりました」と茶目っ気たっぷりの表情でエピソードを変更。丸々変わった部分もあるらしく、藤原は「『あそこ、ああした方がええんちゃうん？』と言いながら、だんだん変わって。最終的に全部変わりました」と苦笑いし、末澤も「オチも変わって。今日の朝の稽古でやり直しましたね」と、こぼした。
今回はそれぞれの個性に合ったキャラ設定で、衣装もそれに合わせたものに。なぜか民族衣装を身にまとうことになった草間だが、その衣装について末澤が「最初はやばかったやん！」、藤原が「俺らだいぶ見慣れたよね」と言うと、草間が「見慣れてないやろ！舞台上で見て笑ってる時あるやろ（笑）」とご立腹。
そんな草間は、足を出す衣装のために「すね毛を染めたんです。プリーチしました」といい、「めっちゃ寒いです」と悲しげな表情に。一方、スーツ姿の末澤が「俺はめっちゃ暑いです」と言うと、藤原は「衣装代、せいやさん（末澤）側にいってるよね…」と、草間に同情していた。
劇中では、“青木さん家の奥さん”に対して、それぞれが妄想を広げていくが、自身が実際に妄想するタイプかを明かすひと幕も。末澤は「ジョー（藤原）は絶対するやろ！変態っす。急に笑ったりする」と即答。
藤原は焦りながら「ちゃうちゃう！想像力が豊かやねん」と弁明するも、他の3人に「それが妄想やん！」と言われ苦笑い。「いろいろ考えちゃう。頭の中でネタ作りとかしてます」と付け加えた。
かつての仲間のデビューに気合が入る！
同日は、同世代のSixTONESとSnow ManがCDデビューを果たした日でもある。Snow manの向井康二は、関西ジャニーズJr.として共に励んできた仲間だが、末澤は「康二も頑張ってますし、僕たちも負けずに頑張らないといけないなと思います」とコメント。
さらに、藤原は「特別な日だから、うれしいですね。正直悔しい気持ちもありますけど、僕らも舞台があるし、ジャニーズ自体が盛り上がってるっていう意味もあるし、いい日になるんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。
＜演出：横山裕コメント＞
2002年に大野智主演の「青木さん家の奥さん」に出演させていただき、今回は“演出”という形で18年ぶりにこの舞台に関わることができ、感慨深い気持ちでいっぱいです。
これからの成長を期待している関西ジャニーズJr.の4人をどう魅せるか、どう個性を活かせるか、まだ見たことのない彼らの顔をどうやったら引き出せるか…とずっと考えてきました。
観に来てくださるお客様には、どこが台本で、どこからがアドリブなのかを見極めながら、未来ある4人の若者の才能をぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。p.s.本当に稽古時間が短かったです。
