3月8日(日)、フジテレビ系『R-1ぐらんぷり2020』が放送され、 お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが優勝、第18代王者に輝き、賞金500万円と“ピン芸人ナンバー1”の称号を手にした。

今回は、 新型コロナウイルス感染拡大予防のため、敗者復活ステージ、決勝戦ともに一般客の来場が取りやめに。そんな中、 「お茶の間d投票」 (データ放送によるdボタン投票)と 「R-1 Twitter投票」 (Twitterでの投票)が行われ、視聴者&審査員の票が合算されて、優勝者が決定した。

敗者復活ステージ1位を含む、全12人の中から、野田(Aブロック)、すゑひろがりず南條(Bブロック)、 大谷健太(Cブロック)がファイナルステージに進み、最終決戦を争った。

番組終了後には、2532人の頂点に立った野田が、記者会見に臨んだ。

< 野田クリスタル インタビュー>

――まずは、ご挨拶をお願いします。

M-1グランプリ(2017年)、キングオブコント(2018年)ともに決勝に出られたんですけど、どちらもクソみたいな結果に終わってしまったので、優勝できてよかったです。もう、解放されました。最高です!(優勝の実感は?)めちゃめちゃあります!こんなに記者がいたら(笑)。

――決まった瞬間はどのような気持ちだったんですか?

やっぱり、報われたなって思いました。頑張ってきたのでよかったです。

――決勝に賭ける思いは?

優勝しないと来年、再来年と優勝から遠のいていく気がしたので、今年優勝できてよかったです。全員ぶっ潰してやろうと思いました。

――審査員の言葉で印象的だったのは?

何にせよ、怒られなくてよかったな、っていうだけです*。今回、(桂)文枝師匠あたりから(クレームが)くる可能性があるな、と思っていたんですけど、文枝師匠が僕に入れてくれていたんですよ。まさかと思って。ゲームのネタに一票入れてくださったので、そこから「これは(勝機が)あるかも」と思いました。

* 2017年のM-1グランプリで、審査員の上沼恵美子に「好みではない」と酷評されたことがあった。

――無観客でのステージでしたが、やりにくさはありましたか?

僕は、無観客のほうがやりやすいのかな、と思いました。今回は、スタッフさんがいましたが、完全なる無観客でやるネタ番組もあって、そういうので鍛えられたので。『あらびき団』っていうんですけど(笑)。あれに比べれば全然ましです。

――今回の優勝で、(上沼が司会を務める)『快傑えみちゃんねる』への出演の可能性も高まったと思いますが、そのあたりはいかがですか?

(賞金の)500万円を使って何かを献上しようと思います。

――上沼さんにはどのようなご報告を?

「恵美ちゃん、やったよ!」って。

――賞金の実際の使い道は?

もう、雑に使おうかなと思っています。旅行とか、(ゲームの)課金とかに。

――相方の村上さんに賞金を分けるということはないのですか?

死んでもありません。

――今後、ピン芸人でやっていくというお考えはありますか?

まったくございません!

――今回の優勝の勝因は何だったと分析しますか?

リアルに言うと、ネットの投票が強めに集まったからかな、と。ネタの内容がゲームだったので、ネットの方々の支持を得たのかな、と。真面目な分析ですみません。

――これからオファーも増えると思いますが、出演してみたい番組はありますか?

番組ではないのですが、全YouTuberに自分の作ったゲームをやってもらいたいです。実際にダウンロードして遊べるんで、自由にやってください!勝手にやってください!

――今回の優勝で、かねてからの目標にあげているトリプル(M-1、キングオブコント、R-1)チャンピオンに近づきましたけれども、残りふたつのショーレースについて教えていただけますか?

トリプルチャンピオンにリーチかかっているのが(霜降り明星)粗品なんですね。粗品をとりあえず、殺すしかないなって(笑)。今年、キングオブコントに出られたら危ない気がするので、今粗品が、トリプルチャンピオンになると僕の影が薄まると思うので、すいません、殺します!

――今、こういう状況で外にせられない子供も多いと思いますが、メッセージはありますか?

せっかく家にいるんだし、たくさんゲームやってください。ゲームやってほしいです。

<会見の動画はこちら!>