4月24日(金)放送のフジテレビ『全力!脱力タイムズ』のゲストは、女優の松本まりかと、お笑い芸人・プラス・マイナスの兼光タカシ。

兼光のことを知らないという松本に、全力解説員は兼光がどんな芸人なのかが分かるように説明する。しかし、その説明は、兼光は困惑させるもので…。

特集テーマは、新時代に必要とされる会社でのコミュニケーション術。全力解説員の森井じゅんによれば、会社でのコミュニケーションスキルは芸人から学べるという。

森井は、兼光のモノマネは初対面の緊張した場面を和ませる“アイスブレーク”というテクニックになっていると解説。今回は、会社内で起こる困ったシチュエーションで芸人のテクニックをどのように使って解決すればいいのかを考えていく。

段取りと違う展開に大慌ての兼光

最初に取り上げる事例は、自慢話ばかりする上司への対処法。自慢話をする人は同じ話を繰り返すので、そこにツッコミを入れて笑いに変えれば、スムーズなコミュニケーションになるという。

スタジオでは、居酒屋で自慢話をする上司と、それを聞かされる部下のやりとりを実演する。メーンキャスターのアリタ哲平は兼光に、部下の役でお手本を見せてほしいと頼む。

兼光は自分が本番前に聞いていた段取りとまったく違うことに戸惑いながらも、部下の役を引き受ける。そして、兼光の上司を演じる人物が登場するが…。

困り果てる兼光に松本が追い打ちを!?

次の事例は、すぐ説教する話の長い上司への対応。ここでは松本も、部下にふんして実演することに。うまくできるか自信がないという松本を、兼光がリードしながら実演を進める。

しかし、兼光は、松本の見本となるような芸人らしいテクニックを見せられない。先の読めない展開に、兼光は混乱するばかり。さらに、松本が発揮する魔性の女優魂が兼光を追い込む!?

「THE美食遺産」は、食通も通う中華料理店の看板メニューを滝沢カレンがナビゲートする。

<松本まりかコメント>

――収録は、いかがでしたか?

スタジオに終始流れるひんやりとした静かな緊張感に、これが『脱力タイムズ』かとゾクゾクしました。アドリブの部分が多くて、結構パニックになりましたが、絶対に笑わないぞ!という意気込みでやらせていただきました。とても出演したかった番組なのに、終わった今、恥ずかしくて顔が真っ赤です(笑)。

――平然としているように見えましたが、内心はドキドキだったんですか?

そうですね。何が起きるか分からない上に、自分がやることも間違えられない一発勝負の状況という怖さの中で、ドキドキを隠すためにポーカーフェイスを装っていました(笑)。

――兼光さんを困らせるという役どころをやってみて、いかがでしたか?

“好き”の裏返しで兼光さんを困らせているという設定を自分の中に作って、やっていたんです(笑)。ドラマの役作りみたいな感覚でした。私も、自分も兼光さんの立ち位置ができたら、面白いだろうなと思いました。

――今回、兼光さんは相当追い込まれていましたが、松本さんも追い込まれてみたいと?

兼光さんは大変だったと思います。でも、ギリギリまで追い込まれていく兼光さんが、次第に楽しそうにも見えてきて(笑)。私は仕掛ける側を全うしなきゃと、どんなにおかしくても台本通りにすることと、笑わないことを貫き通そうと決めてきたのですが、兼光さんはすべてアドリブだったので、私も最後はちょっと崩れてしまいましたね(笑)。

――最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

今回のように、役をまとってバラエティ番組に出ることは初めてで、緊張しました。本番中、空気を読みながらアリタさんからのパスを見逃すまいと演じ続けるのはヒリヒリした興奮があり、楽しかったです。視聴者の皆さんには“見てください”って言いたいんですけど…だいぶ恥ずかしいコトになってしまったので、ぜひ見ないでください(笑)。