女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。

5月1日(金)の放送では、和泉節子と共に「オンライン帰省、嫁は姑にどこまで気を使うべき?」を討論。ほか、「9月入学制、どう思う?」というテーマについて、MCの設楽統と、千秋、カンニング竹山、熊田曜子、婦人公論元編集長の三木哲男が話し合った。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大型連休は“オンライン帰省”が推奨されているが、困惑している嫁も多いようだ。

紹介されたのは、「夫と子がビデオ通話中、自分はスッピンなので出ないようにしているけど、嫁失格?」と悩む40代女性や、「オンライン食事会中に、姑から子どもの食事のマナーについてオンラインしつけをされた」という30代女性のエピソードだ。

千秋と熊田は、突然のビデオ通話は自分の見た目も自宅も“姑に見せたくない状態”である可能性が高いため、「嫁の参加は必須ではないし、せめて事前に日時を決めて!」と主張。

一方、和泉は「オンライン帰省時に限らず、朝起きたら薄化粧をして髪の毛を整えるべき」「親が普段きちんとしつけをしているかどうかが、出てしまうだけ」と、オンライン帰省も“嫁修行の場”として対応したほうがいいのではないかとアドバイスした。

視聴者の意見を募る「せきらら投票」で、「オンライン帰省、嫁も出るべき?」と問いかけると、「出るべき=24%」「出なくていい=76%」と圧倒的な結果に。

三木は「帰省でもないのに“嫁修行”は勘弁してほしいという嫁の思いが反映したのでは」と分析し、竹山は「孫の顔が見られれば姑は満足なのだから、両親は“ソーシャルディスタンス”を保って見守ればいい」と笑わせた。

また番組公式SNSには「機械音痴の母にオンラインの使い方を教えるのは無理!」など、姑世代がオンラインに対応できていないという指摘も寄せられた。

9月入学制と現在進行系の学習の問題は分けて議論を!

臨時休校が長引く中で、議論が盛り上がっている「9月入学制」についても話し合った。まず、「せきらら投票」で「9月入学制、どう思う?」と問いかけると、「賛成=70%」「反対=30%」と、制度の導入については前向きに捉えている人が多い結果に。

千秋が「オンライン授業が始まっているところもあるけれど、娘は配られた課題をこなすだけ。せめて全国一斉スタートにしてほしい」と不安を口にすると、熊田も同意。実際、テレビやオンラインでの対応が進んでいる自治体もあるが、教育委員会ごとにばらつきがあるのが実状だ。

「投票の結果がもう少し拮抗すると思っていた」という三木も、「仮に6月に学校がスタートしたとしても、1年分のカリキュラムをこなせないという不安が反映されたのでは」と結果を分析した。

グローバル化の視点から、長年検討が続いてきた9月入学制。竹山は「基本的には賛成」と言いつつ、「企業をはじめ、社会全体に影響する問題だから、今年の9月までの4ヵ月間で導入するのは絶対に無理。まずは、学習のスタートが遅れている子たちの問題を検討するべきで、9月入学を議論するのはその後」と熱く主張した。

実際、教育関係者も「今年9月の導入」には決して前向きではないようで、教師の間でも「春に種をまいて、秋収穫する植物の観察などができなくなる」など、様々な場面での影響が懸念されているようだ。

SNSには「海外とのバランスを考えると賛成」「こんな時期でなければ変えられない」という声も上がる一方、「コロナとは関係なく議論するべき」という意見や、「目の前の問題をまず解決して」「9月にコロナが収束しているとは限らない」「オンラインの環境を整える方が先」という声が多く見られた。