2月11日、映画「前科者」の大ヒット記念イベントが行われ、有村架純さん、磯村勇斗さん、マキタスポーツさん、岸善幸監督が登壇しました。
やりたいのは「磯村くんとふたりで戦っていくような物語」
保護司の阿川佳代を演じた有村さんは、「公開から少ししか経っていないですけど、これまでこの映画に出会ってくださった方の声を聞くと、いろいろと考えさせられる話だったのか、いろんな感想を聞くことができました。この作品に参加することができてよかったなと思います」とあいさつ。
佳代の中学時代の同級生で、刑事の滝本真司を演じた磯村さんも「本当にたくさんの方に見ていただき、とても嬉しく思うのと、こうやって舞台挨拶ができるということで、感謝をしています」と続けました。
周囲からの評判も良いという有村さん。さらに笑顔でこう語りました。
「すごく良かったよというのは、自分の知り合いや友達から連絡が来ましたし、素晴らしい演者の皆さんの熱量が、すごく心に届いたと言ってくださるファンの方もいらっしゃいました。やはり心に刺さるような作品が、皆さんに届いたら嬉しいなと思っていたので、もう大満足ですね」
「ひよっこ」に続く共演となった有村さんと磯村さん。
今後、どんな作品で共演したいかと質問されると、有村さんは「バディものとか。磯村くんとふたりで戦っていくような物語がいいですね。弁護士とか」と回答。磯村さんは、「喜劇をやりたいね」と答えていました。
「今は30歳が楽しみ」
2月13日は有村さんの誕生日。イベントでは、サプライズで誕生日の祝福がされました。
磯村さんからは「やっぱり先輩の俳優さんは、人柄がいい人が多くて。そういう人たちが生き残っていると思うんで。心を磨いていけたら。でも架純ちゃんはもう心がキレイなんで、デビルにだけはならないように」とメッセージ。
マキタさんも「本当にまっすぐで綺麗な感じがある人なので、そのままでいてほしいですし、歯と膝を大事にしてください。お金とか愛とかじゃないですよ。歯と膝が大事です」と年長者ならではのアドバイスをしていました。
その言葉を受けた有村さんは、「29歳は、どうしたいというのは考えていないですけど、今は30歳が楽しみなので、そこに繋がる1年になれば」と意気込んでいました。
最後に、有村さんは「まだ公開が続くので。これから新しく出会う方が増えればなと思います。この作品を観ることで、人に寄り添うこと、優しくしたいという気持ちが、少しでも皆さんの中で芽生えてくださったら。まずは身近な人を守れるように、世界が広がるように、皆さんの思いが大きくなってくださったらうれしいです」と呼びかけました。
© 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
配給:日活・WOWOW