女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。
6月19日(金)の放送では、「この言動…人望を失う?」「非接触のマナー」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈アナ、千秋、カンニング竹山、大神いずみ、婦人公論元編集長の三木哲男が徹底討論した。
「この言動…人望を失う?」というテーマでは、職場の上司や同僚への信頼が揺らぐ場面について議論。紹介されたのは、「部長のミスをみんなの前で指摘したら、部長から個室に呼び出されて注意された」(30代男性)、「他人の悪口ばかり言う部長、いい加減自分の人望がないことに気付いてほしい!」(30代女性)など、信頼できない上司に関するエピソードだ。
エピソードを受けた大神は、「人望のあつい人は偉くならない。信頼が置けない人ほど出世するのはなんでなんだろう?」とポツリ。三木は「上司や会社と戦ってくれる人は部下からは人望があるが、上からは疎まれて出世できないケースが多い。そして、出世すると注意してくれる人もいなくなってしまう」と実感をこめて語った。
「2年以上一緒に仕事をしている社員が、パートの自分のことを名前で呼んでくれない。人としてどうかと思う」という40代の女性のエピソードも登場。そこで、視聴者の意見を募る「せきらら投票」で「2年も仕事をしていても名前で呼ばない同僚に、失望する?失望しない?」と問いかけた。
竹山と大神が「失礼だとは思うけれど、なにか理由があるのかも?」と疑問を呈すると、三木は「仕事上あまり接点がない相手は、名前が入ってこないこともある」と社員側の心理を推測。
また三上アナは、「『そこのアナウンサー!』と呼びかけられるよりは、やはり名前で呼んでもらったほうが嬉しい」と意見を述べた。
投票の結果は「失望する=52%」「失望しない=48%」と予想以上に「失望しない」人が多く、「あまり気にならない」と千秋が言うように、仕事上ではアッサリした関係を好む人も増えていることが明らかになった。
また、「出世して傲慢な態度になった同期を注意したいが、自分は立場が下だから言えない」という40代男性や、「前社長の息子が社長に就任。リーダーシップはないのに、ベテラン社員たちが大げさに褒めていて引く」という30代男性のエピソードも紹介された。
同期との関係については、大神が「聞く耳を持ってくれる同期なら注意するけれど、相手の態度次第ではこちらが諦めてしまうこともある」と40代男性に同調すると、三木は「出世して立場が変わると、厳しさを演じなければいけない場面も増える」と上司の立場から反論。
また、社長と部下のやり取りに関しては、千秋が「相手を乗せて仕事がやりやすくなるならいいのでは?」と指摘すると、三木も「こういう人もいないと、会社は回らない。(おべっかを言う役割を)引き受けてくれる人が、大人」と同意した。
番組が紹介した「失望する言動」を受けて、番組公式SNSには「失敗を謝れない人」「保身のために嘘を付く人」「人の悪口ばかり言っている人」「自慢話ばかりする人」など、“人望のない人あるある”が続々到着。また、「ネット時代だからこそ、何気ないひと言で信頼を失うことがある」という鋭い指摘も見られた。
“置き配”は配達員に失礼かもと感じたら、家の中から感謝を!
「非接触のマナー」については、「4歳の子の鬼ごっこを、ママ友が“接触する遊びだから”と止めた。どうするべき?」(30代女性)、「ベビーカーで泣いていた娘をあやしてくれた老婦人から、『触ってしまってごめんなさい』と謝られて複雑な気分」(30代女性)という、ウィズコロナ時代の他者との距離についての悩みが届いた。
竹山は「いろんな情報が乱立しているから、何がよくて何がダメなのか、一度冷静に情報を整理する必要がある」と主張。SNSでは「気にしすぎるとキリがない」「過剰な反応はよくない」という声が上がる一方、「(他者との距離や何気ない振る舞いが)やっぱり気になってしまう」「保育園で鬼ごっこは禁止されている」などの意見も届いた。
ほか、「置き配は配達員に失礼な気がする」という30代男性のお悩みには、配達員のバイト経験があるという竹山が「再配達のほうが手間がかかるから、ぜひ置き配を使ってほしい」と意見。大神は「配達員が荷物を置いていった気配を感じたら、家の中から『ありがとう』と声をかける」と、自らが実践している配達員への配慮の仕方を紹介した。