毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。

6月28日(日)の放送は、先輩、後輩の間柄であるフリーアナウンサーの笠井信輔、小島奈津子、フジテレビアナウンサーの軽部真一がリモートで出演する。

昨年の11月10日(日)、笠井のフリーアナウンサー転身を祝し、3人でこの番組に出演していた。だが、放送直後に笠井が「悪性リンパ腫」と診断を受け、入院。約4ヵ月半の闘病生活を乗り越え、再び3人で集まった形となった。

今の状況を8ヵ月前には想像だにしていなかった

軽部:(前回出演してから)8ヵ月ですよ。

笠井:その時の3人は、7ヵ月後に世の中とか自分たちがこんな風になってるって、想像もしていないですよね。

軽部:ふたつあるよね。ひとつは笠井の病気のこと、もうひとつは世の中のコロナ禍。両方とも、あの時点では想像だにしていないよね。

腰がものすごく痛くて、鎮痛剤で本番を

笠井は、実は、前回の共演時にすでに体調に異変があったことを明かす。

軽部:あのときは、そういう事態になるかもしれない、その可能性は、自分としてはどのくらいと思っていたわけ?

笠井:半々。だってもう、腰がものすごく痛くて。あのときも鎮痛剤飲みながら本番やっていたので。

軽部:なっちゃん(小島)、我々は気づかなかったね?

小島:「あのとき(前回の収録時)どうだったんですか?」って聞いたら「痛かったんだよ」って。

笠井:そうそうそうそう(笑)。

小島:「痛かった」って割には、本当に滑らかなトークだったし、そういうことを感じさせなかったっていう印象があります。

笠井:フリーになったばかりで、ちょっと何かこう“上げ調子”な感じで見てもらいたいじゃない?

小島:辛かったのは、いつぐらいからだったんですか?

笠井:(フジテレビを)辞める直前の9月の半ばくらいから腰の痛みが始まって。がんなんて思いませんからね。ひたすら整体に通い腰の痛みを緩和させていたのだけども。同時に病院にも行っていて、そこでやっぱり「どうも笠井さん、おかしいね」と。

笠井は病気が判明していく過程について詳細に語る。軽部らは「悪性リンパ腫」と診断され、笠井の家族にはどう伝えたのか、どんな反応だったのかなども詳細に聞いていく。

インスタフォロワーは30万人超え コメント欄に闘病アドバイスも

また、300人程度だった笠井のインスタグラムのフォロワーが、病気を公表してから30万人を超えたことにも触れる。

笠井:驚きますよ、それは。病気を公表して、入院したとたんにどんどんフォロワーが増えて。みんないろんなアドバイスをくれまして。

小島:コメント欄を私も拝見してるんですけど、温かいんですよね。「頑張って」というのはもちろんありますけど、「もっとこうしたほうがいい」とか「こういうの良いですよ」とか、励みになりますよね。

笠井は、取材者として感じていた“引き算の縁、足し算の縁”について熱く語り始める。それが「まさか自分に降りかかってくるとは思わなかった」とも。

自らの取材体験と闘病を重ね、インスタグラムや入院4日目から開始したブログへの思いも明かしていく。

そのほか、コロナ禍の自粛期間中に変わったという、生活、働き方、家族との関係などプライベートな話題も展開し、気心が知れた仲ならではのトークで盛り上がる。