最近、個々でドラマや舞台の主演を務めるなど、躍進がめざましいジャニーズWEST。メンバーは今、お互いについてどのような思いを抱いているのか?自分たちは「ジャニーズのアベンジャーズ」と例えたのは、重岡大毅。その言葉の真意は?

12日(金)、フジテレビ『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』は、今年デビュー7周年を迎えたジャニーズWEST特集の第3話が放送される。

<演劇界で躍進する小瀧望にとってジャニーズWESTとは…「久々にメンバーと会った時に求めてたんやって気づく」>

「自分にしかできないことで勝負を」(中間淳太)

今年に入り、グループの冠番組が全国放送、また個々でも活躍しているジャニーズWEST。しかし、最年長の中間淳太は「(デビューから)5年くらいは、なかなかの凪の中にいた。追い風も向かい風もない」と語る。そんな中間は、今年に入りクイズ番組への出演オファーが増えている。「他のメンバーは芝居に興味を持っている人が多いけど、全員がそこに行くと渋滞しちゃう。それやったら僕は、自分にしかできないことで勝負しようって、そっちに振り切っていますね」「学生時代より勉強している」と話す中間のノートは、クイズに備えて自ら調べた偉人たちのエピソードや雑学でびっしり埋まっていた。また、朝のニュース情報番組にコメンテーターとして出演、自らの意見を発信している。中間は「ちゃんと調べて発言もします。僕がいらんことしたら、ジャニーズWEST全体に泥を塗ることになるんで」と、グループへの責任を語った。

今年9月、桐山照史は主演舞台「赤シャツ」に挑んでいた。中間と桐山は、関西ジャニーズJr.時代にふたりで「B.A.D.」としてユニットを組み、以来ずっと活動を共にしてきた。桐山は当時を振り返り「デビューさせてもらうために、ジャニーさんに直談判しにいったんですけど、ダメって言われたら辞めようと思っていた。淳太くんも“俺も辞める”って。淳太くんがいなかったら俺もやる意味ないでしょって」。

「ジャニーさんに直談判しに行った」(桐山照史)

その直談判は、一旦は却下される。しかし、翌朝ふたりは、ジャニー氏による奇跡のような光景を目にすることになる。その時から、桐山は信念を持って仕事に取り組んでいる。「個人の仕事もグループのためにしかやってない。僕が演じたことで“あの子いいやん”と思ってもらって、それがきっかけでジャニーズWESTの曲を聞いてみようかな、と思ってもらうためにやっている」と語る。

またグループセンターの重岡は「メンバーって不思議で、家族みたいな、兄弟みたいな、友達みたいな、ライバルみたいな。漂っているんですよ。いろんな場所を。まあ、どんな場所でも、7人でやってりゃ何とかなるって思いますね」と話す。中間は「ドラマの主演やってるメンバーがいて、舞台の主演やっている奴がいて、クイズやってる奴がいて、歌番組で集まった時に“あ!ここ一緒のグループなんや”ってなる。それぞれがアベンジャーズ、そんなグループになりたいです」と語る。

メンバーたちが共に歩んできた、決して順調ではなかった時代。そして今、それぞれが抱くグループへの思いと目標が、明らかになる――。