日本の音楽カルチャー史上、一番POPで、一番難解で、一番「いけない男」の全貌は、明かされることになるのか。
近田春夫とは何なのか?小泉今日子が本人に聞き、秋元康と川崎徹が語り、藤原ヒロシと石野卓球と高木完が定義する。
『近田春夫論2021-近田春夫とは何なのか?-』(11月20日放送/BSフジ)は、近田春夫の生誕70年、音楽生活50年を記念し、「近田春夫とは何か?」という ワンテーマで送る特別番組。
近田春夫。公式プロフィールでは――
慶應義塾大学在学中から、内田裕也のバックバンドでキーボード奏者として活躍。
1972年に「近田春夫&ハルヲフォン」を結成。
音楽活動と並行して、1978年から1984年にかけて、雑誌「POPEYE」に伝説的なコラム「THE 歌謡曲」を連載。
1978年には、早すぎた歌謡曲カバーアルバム「電撃的東京」をリリース。
1979年には、アレンジ・演奏に結成直後のイエロー・マジック・オーケストラを起用したソロ・アルバム「天然の美」をリリース。「エレクトリック・ラブ・ストーリー」、「ああ、レディハリケーン」では、漫画家の楳図かずおを作詞家として起用。
1981年には、「近田春夫&ビブラトーンズ」を結成、アルバム1枚とミニアルバム1枚をリリース。
1985年からは、ファンクやラップに注目、President BPM名義で活動。自身のレーベルBPMを率いて、タイニー・パンクスらと日本語ラップのパイオニアとも言える活動を行う。
1987年には、「バンド形式によるヒップホップ」というコンセプトでビブラストーンを結成。
現在は、元ハルヲフォンのメンバー3人による新バンド「活躍中」や、OMBとのユニットである「LUNASUN」でも活動。
2018年10月31日に、ソロ名義としては38年ぶりとなるアルバム「超冗談だから」をリリース。
文筆家としても、20年以上に渡り連載中の週刊文春名物コラム「考えるヒット」だけでなく、2019年1月からは、ミュージックマガジン誌で「近田春夫の 帯に短し襷に長し」を連載開始。
2019年2月27日には、最新ベストアルバム「近田春夫ベスト~世界で一番いけない男」をリリース。
――とある。
音楽のジャンルだけでも、ロック、GS、歌謡曲、パンク、テクノ、ファンク、ヒップホップ、ハウス、トランス、CM音楽…と、近田春夫はこの50年を最先端で駆け抜けてきた。その上に、批評、執筆、プロデュースなどなど、多岐にわたりすぎる活動は、とても一言では言い尽くせない。
近田春夫とは、一体なんなんだろう?
「近田春夫とは何か」を問うことは、
「ポップとは何か」
「音楽とは何か」
「芸能とは何か」
「トレンドとは何か」
「最先端とは何か」
「文化とは何か」
「作るとは何か」
「考えるとは何か」
「我々とは何か」
「未来とは何か」
を問うことと同義である。
近田春夫とは何か?2021年、この混乱と不安定の世の中に、この問いを問いかける。
<番組内容>
10月16日(土)に開催された、近田春夫を祝うパーティ「B.P.M. Syndicate」。その配信映像もフィーチャーしつつ、2つの観点から「近田春夫」に迫る。
まずは、近田を敬愛する各界の識者が「近田春夫とは何か?」を語り、定義する。日本のカルチャーを代表する面々は「近田春夫」を一体どう表現するのか。このエポックメイキングで大き過ぎる存在を語り、言い当てることは可能なのか。
そして、インタビュアー・小泉今日子が、「近田春夫」本人から、昭和・平成・令和をまたぐポップスターの歴史の真実を聞き出すことに果敢に挑戦する。果たして、その結果とは…。
<出演>
近田春夫
川崎徹 秋元康 小泉今日子 藤原ヒロシ 高木完 石野卓球 OMBほか多数
『近田春夫論2021-近田春夫とは何なのか?-』は、11月20日(土)25時より、BSフジで放送される。