『顔だけ先生』“ズッ友”メンバーの一人！櫻井海音「お芝居は、自由度の高さみたいなものが自分の性に合っている」 | めざましmedia

櫻井海音が、ミュージシャンと俳優、その違いと面白さを語った。

“顔は満点、中身は赤点”のポンコツ教師・遠藤一誠（神尾楓珠）が、菊玲学園高校で巻き起こるさまざまな問題を解決したり、しなかったり…する学園コメディ『顔だけ先生』（フジテレビ系）。

第3話では…10年後、2年B組の同窓会が開かれ、遠藤や亀高先生（貫地谷しほり）も出席する中、市川大輔（櫻井海音）が想像を絶する姿で登場、騒然となる。

仲良し5人組“ズッ友”メンバー（矢吹奈子、綱啓永、小宮璃央、あかせあかり）も言葉を失い、中学から続く友情に亀裂が入ることに…。

大輔を演じるのは、ロックバンド「インナージャーニー」のドラマー・Kaitoとして活動する傍ら、月9『ナイト・ドクター』（フジテレビ）をはじめ、数々の連続ドラマに出演。俳優としての活躍もめざましい、櫻井海音。

海辺のクライマックスシーンは、貫地谷しほりも絶賛

大輔の実家の撮影では、線路沿いに家があるため、遮断機が下りるたびに、櫻井はその音に合わせてリズムを取っていたという。

ハンバーガーショップの撮影でも、店内のBGMに合わせてポテト片手に踊りだすなど、サービス精神を見せた。

海辺のクライマックスシーンでは、神尾の提案もあり、監督と相談のうえ、30分余り収録を中断、その間、イヤホンをして気持ちを作っていたという。

結果、貫地谷も「海辺のシーンの櫻井くんはとても良くて、私も泣いてしまいました」と絶賛。座長の提案と櫻井と監督が共に作り上げた感動のシーンとなっている。

土ドラ『顔だけ先生』第3話は、10月23日（土）23時40分より、フジテレビ系で放送される。

――櫻井さん演じる市川大輔について教えてください。

大輔はクラスの中でも、結構重めの悩みを抱えている高校生。高校生ながら、“大人”にならざるを得なかったのが、せつなかったです。自分ひとりで悩みを解決するという大輔の性格は、僕とリンクすると思いました。大輔を表現するのは、とても難しかったですが、演じていて、とてもやりがいを感じました。

――ドラマ『顔だけ先生』の印象は？

学園モノの連続ドラマは初めての経験で、今までは年上の方と一緒にお芝居をすることが多く、同年代と初めて一緒にお芝居ができるというのがとてもうれしくて新鮮でした。コメディ要素も多いドラマですが、見てくださる方たちに突き刺さるようなメッセージがあって、きっと感動もしていただけると思います。

この作品を同世代の人たちと一緒にできたというのが、今の自分にとって、いい経験になりました。

――櫻井さんが、実際に影響を受けた先生はいますか？

僕のいた学校は、バンドマンやアーティストを数組輩出していて、僕も当時音楽の先生にお世話になっていました。

その先生から、高校3年生のときに「卒業生のアーティストのサポートドラムをしてみないか」という話をいただいて、世に出るきっかけを作ってもらったんです。

いつもフラットに接してくれた音楽の先生に影響も受けましたし、感謝しています。

――神尾楓珠さんの印象は？

初共演ですが、実は知り合いではありまして、たまにフットサルをやったりと仲良くさせていただいています。神尾さん、貫地谷さんと撮影の合間にお芝居の話もさせていただいて、とても刺激を受けました。

――ミュージシャンと俳優、その違いと面白さは？

表現という面では、音楽と一緒だと思っていますが、最近本当にお芝居が楽しいと心の底から思うようになりました。

たぶん、いろいろな要因があるとは思いますが、「ここはこうだったな」とか、「こういう心情だからこういう背景を持っているだろう」など自分自身で考えて描いていける自由度の高さみたいなものが自分の性に合っていると思います。

同窓会の長セリフのシーンも、“あの空間を支配している”という感じが、演じていて気持ち良かったですし、充実した気持ちで終えることができたという感覚はありました。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

学園ドラマであまりないような、闇の深いところにフォーカスを当てたストーリーになっています。

なかなか人に言い出せないことや、打ち明けられない悩みを持っている方も多いと思うので、ぜひ見ていただきたいと思います。

大輔の葛藤に僕自身も考えさせられたと共に彼の成長も感じられ、とてもやりがいのある役を演じることができました。

教室に入ってきたのは、サラリーマン、ユーチューバー、看護師、会社経営者、コック…などになった元2年B組の生徒たち。

2031年――10年ぶりに同窓会を開くことになり、久々の再会を喜び、近況報告をする一同。

そんな教室にどよめきが起こる。遠藤（神尾楓珠）と亀高（貫地谷しほり）が、タイの婚礼衣裳に身を包み、手を組んで現れたからだ。