8月18日(水)、「田原俊彦 初のオールタイムベスト発売記念、Simeji コラボイベント」に、自身初のベストアルバム「オリジナル・シングル・コレクション 1980-2021」の発売をした、田原俊彦が登壇した。

MCから呼び込まれると田原は、「元気ですか!」と声を張り上げ、元気よく登場。今回のベストアルバムについて田原は「初めてのオールタイムベスト、デビュー曲の『哀愁でいと』から最新曲の『HA-HA-HAPPY』まで79曲ほど集まってると思いますけど、ご存知の曲もあれば「えっ」って曲もあるかもしれませんが、僕の41年の歴史が詰まったアルバムになっております」とアピールした。

「こうして若かりし頃から続けてこられたのは、皆さんの協力もあって楽曲をひとつにまとめることができて、このアルバムは歴史であり財産です。これからも歌って踊って、この財産をつないでいきたい」と抱負を語った。

さらに、79曲のタイトルを全部言おうとするも、10曲ほどで言葉に詰まり「もうね、覚えられないのよ」とぼやいた。そんな田原にMCから「円周率みたいですね」とツッコミが入ると、「上手いこと言うね」と笑顔を見せた。

また、「スタートがジャニーさんの『哀愁でいと(NEW YORK CITY NIGHTS)』から始まって、いろいろな作家陣に提供していただいて、その時代時代で田原俊彦を作ってもらって。昭和、平成、令和と1年も穴をあけずリリースして、ライブやディナーショーもやってきたので。ずっと支えてくれたファンの皆さんだけでなく、僕を知っている世代、知らない世代が出てきても、SNSやインターネットを通じて見せられる場面も出てきたので、便利な良い時代になったなと思いますね」としみじみ語った。

MCから「思い出深い曲」について聞かれると、突然「NINJIN娘」を歌い出す田原。しかし「…じゃないですよ(笑)」と、とぼけた。続けて「歌的には『君に薔薇薔薇・・・という感じ』、マイケルジャクソンを意識した感じでダンサーをつけて踊ったりね。『どうする?』では、アダルトな雰囲気の曲調にチャレンジしたり、『教師びんびん物語』(フジテレビ)の『ごめんよ涙』とか、いろいろありますね。良い曲いっぱいありますね、自分で言いますけど(笑)」と振り返った。

デビュー42年目が話題に上がると、田原は「終わってしまえばすべていい思い出です!あっという間です。あっという間のようであっという間でない…」と声を張り上げた。「42年も続けられると思ってましたか?」という質問には、「思っていませんでした!」とボケるも、記者からのリアクションが薄かったため「今日、人少ない?コロナ禍だから、笑えない?」と不安そうな様子を見せた。

「THE アイドルとしてやってきて、他のことができないですから」と語る田原に、「田原俊彦としてやってこれたのは、ファンやスタッフの思いやりの大きさなんだろうなと感じています」と伝えるMC。すると田原は「いや、そんな大してないんですけど」とやんわり否定。「自分が大好きですから。この世界、弱肉強食なところもありますから、そういう気持ちは誰よりも。負けたくないという気持ちを重ねた結果、今がありますからね」と自信を見せた。

最後に、「昨今のSNSには付いていけない。ガラケーを5年前まで使ってました(笑)」と笑いながら悩みを打ち明けるも、還暦からTikTokを始めたことを明かし、「みんなフォローして!」と呼びかけた。