11月20日(金)23時より放送のフジテレビの『全力!脱力タイムズ』のゲストは、赤楚衛二と、小宮浩信(三四郎)。

オープニングでは、小宮が話し始めるや否や、メーンキャスターのアリタ哲平が小宮の滑舌の悪さを指摘。さらに解説員の齋藤孝や出口保行から、「笑いの取り方が古い」「報道番組をなめるな」などと追い打ちをかけられ、小宮は戸惑いを隠せない。

一方、初出演の赤楚が「今、気になっているニュースは、少子化の問題」と話し出すと、出演者一同から賛辞の嵐が。露骨すぎるほどのアウェーな空気に、小宮は早くも不安におののき始める。

特集のテーマは、「激論!令和時代の教育の在り方」。現在、わが国では学校教育のデジタル化が着々と進んでいる。全国の大半の公立小中学校では、今年度中にPCやタブレット端末などが1人1台支給される見通しで、これによって子どもたちは、独自の視点で情報を収集し、それを共有することで多くの知識を得られるようになるという。そこで今回は、これからの教育で養うべき能力について徹底討論していく。

齋藤解説員は、子どもたちが身につけるべき力のひとつとして「検索力」が重要だと主張。それを受けて、スタジオでは、赤楚vs小宮の検索力対決を実施することに。かくして、難しい漢字の読み方や、1枚の風景写真から場所を特定できるかといった問題が出され、2人はネット検索のみで答えを探し、正解するまでの速さを競い合う。

すると案の定、赤楚が的確な検索力を発揮して連戦連勝。小宮は、アリタたちからすっかりポンコツ扱いを受け、過酷な罰ゲームにも挑戦させられてしまう。

しかし、検索力対決で「小宮浩信がテレビで披露したギャグを5つ挙げなさい」とのお題が出されると、何やら怪しい雲行きに。

赤楚が検索中に偶然開いた、とあるネット記事をきっかけに、スタジオがざわつき始め、ついには番組のプロデューサー陣が現れて、出演者を呼び出し…。

そしてここから、小宮が「みんな性根が腐ってるな!」とあきれ返る、悪夢のような番組収録がスタートする。

「THE美食遺産」は、東京・麻布十番にある名店の、今が旬の絶品うなぎ料理を、滝沢カレンがナビゲート。

エンディングでは、アリタの怒号と小宮のツッコミがスタジオに悲しく響きわたる。

<赤楚衛二 コメント>

――赤楚さんは、『全力!脱力タイムズ』の大ファンだそうですね。

はい。本当に大好きで、この番組に出ることが夢のひとつでした。だから今回も、すごく楽しみにしてたんですけど、台本をいただいた瞬間、急に怖くなってきちゃって…。

台本を読んだら、僕が真面目にしっかり話さないと、番組が成立しなくなってしまうような内容だったので、「これは絶対に、セリフをかんだり、言い間違えたりできないな」って。

そんな不安を抱えながらずっと過ごしていたので、収録が終わったときは、ものすごい開放感がありました。「終わったぁ~!!」って(笑)。

――実際に、真面目にしっかり話すことはできましたか?

なんとか役割は果たせたんじゃないかなと。特にオープニングはうまくできたような気がします。

ただ反省点としては、ちょっと固めすぎちゃったというか、臨機応変な対応ができなかったなって。あと、どうしても笑いをこらえることができなくて、そこは報道番組のコメンテーターとして反省しています(笑)。

でも、あれだけ面白かったら誰だって笑っちゃいますよね(笑)?

――出演者として番組に参加することで、何か気づいたことはありますか。

台本にのっとって、しっかり作り込まれていることにも驚きましたし、本番が始まったら、途中で止めずに一連の流れを一気に撮るという、舞台劇みたいな作り方にもびっくりしました。

緊張感だったり、生っぽさだったり、この番組の独特の空気感は、こうやって作られているんだなと。だから僕自身、今後はこの番組の見方が変わるかもしれないです。

また、過去の放送も見直したくなりました。より深く楽しめるんじゃないかと思うんですよね。

――ゲストの小宮さんとは初対面だったそうですね。

はい。以前から、「きっとやさしい人なんだろうな」とは思っていたんですけど、実際にお会いしたら、イメージしていた以上にステキな方でしたね。

本番中も、さりげなく僕のことを気遣ってくださったりして、誠実さみたいなものが垣間見える瞬間が何度もありました。

――では、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

番組の前半、僕が頑張って真面目に話しているところも見てほしいんですが、後半になると、いつもとはちょっと違う僕の表情が見られると思います(笑)。ぜひ楽しみにしていてください!