11月25日(水)、“ひとり芸日本一”を決める「R-1グランプリ2021」の「やります会見」が東京・ヨシモト∞ホールで行われ、かが屋・賀屋壮也、紺野ぶるま、天才ピアニスト・ますみ、パーパー・ほしのディスコ、ぼる塾・きりやはるか・田辺智加、マツモトクラブ、ゆりやんレトリィバァ、レイザーラモンRGなどが登壇。

MCは、前回大会の王者のマヂカルラブリー・野田クリスタルと谷元星奈(カンテレアナウンサー)が務めた。

会見開始早々、プレゼンターとして登場したのはスティーブ・ジョブズに扮したレイザーラモンRG。今大会からの変更点をプレゼンテーション。

「R-1ぐらんぷり」のひらがな表記を改め「R-1グランプリ2021」として開催することや、参加資格が、芸歴10年以内(2010年1月1日以降に活動を開始していること)に変更、アマチュアの大会参加も可能になるなど、新たなレギュレーションを「アメイジング!」「イノベーション!」と叫びながら紹介した。

さらにMCの野田に促され、“「R-1」のあるある言いたい”へ。おなじみの布袋寅泰の「スリル」に合わせて「裸の芸人が活躍しがち」、「ザコシさんのあとにおいでやす小田出がち」と「R-1」ファンなら納得の“あるある”を披露した。

また、今回の新しい応募資格(芸歴10年)によって出場ができなくなった常連のおいでやす小田もステージ上に呼び込まれ、“R-1専属ライター”というタスキをかけて登場。「あかんよ、勝手なルールは!」と不満を爆発させ、どうにかならないのか、と食い下がるも、結局は“ライター”として記者席に移動することに。

ステージ上では野田の仕切りで、今大会への思いをトーク。2015年から2018年まで決勝に進出した常連、ゆりやんレトリィバァは、「優勝候補では?」という野田の質問に「あんまりこんなゆったりした感じで質問されるの初めてなので」と照れつつも「とんでもない『R-1』史上、類を見ないネタ。お楽しみに」と自信を垣間見せた。

また、芸歴10年ということでラストイヤーとなるほしのディスコは「急にラストイヤーになっちゃったんですけど、今年は歌しか歌ってこなかったので、ネタがなくて」と話し不安な様子を見せたが、野田が「俺が優勝したときと同じ状態」と去年の自身の思い出と重ねてコメントし期待を寄せた。

また、上沼恵美子のものまねでブレイク中のますみには「『R-1』に出る時はどんなネタで?」という質問が投げかけられ、「去年はこれ(上沼さんネタ)で出たんですけど、今年はこれじゃない可能性もあります」と話し、どんな勝負ネタをチョイスするのか楽しみになるコメントを残した。

また、ぼる塾の田辺に「ネタは?」と振ると、「私は酒寄(希望)さんが育休にいった時にピンネタを1年ほどやっていたのでそのネタで頑張ります」と話し、「きりやは?」と振られると「ないでーす!」と軽くコメント。記者席から「『R-1』なめんなよー!」おいでやす小田の声が響き、会場が笑いに包まれた。

最後に行われた記者からの質疑応答では、その“専属ライター”のおいでやす小田からも「僕やルシファー吉岡さんとか、『R-1』に賭けてきたピン芸人にひと言」と質問が投げかけれ、ゆりやんレトリィバァが「生きて…」と小さな声で返し、ほしのディスコは「違う楽しみを見つけてください」とコメントし、ZARDの「負けないで」を熱唱、すかさず小田が「もう負けることも許されへんねん!」と自身の境遇を叫び、爆笑の中で会見は終了となった。

終始笑いに包まれた「やります会見」。ただネタの話になると虎視眈々と決勝、そして優勝を狙うメンバーたちの思いが伝わってくる一幕も。新たに生まれ変わる「R-1」、予選は12月27日(日)に大阪でスタート。

決勝戦は2021年春にカンテレ・フジテレビ系全国ネットで生放送される。