「キスマイってブサイクじゃない?」というネット上での陰口を発端に、Kis-My-Ft2メンバーが「誰もが認める真のカッコイイ男になってやろうじゃないか!」と一念発起して“脱ブサイク”を目指すフジテレビの『キスマイ超BUSAIKU!?』。

11月26日(木)の放送は、コント「令和のブサイクな恋」に、久々のガヤ・セロイが登場!「超BUSAIKU!?ランキング」では、抜き打ちクッキングでのメンバーの対応力が試された。

天敵・チャン会長にガヤセロイが土下座からあのポーズ!?

磯部(トリンドル玲奈)がアルバイトをする韓国料理店。瀬尾店長(藤ヶ谷太輔)は、人気韓国ドラマ『梨泰院クラス』の主人公パク・セロイに憧れすぎてヘアスタイルも眉毛も瓜二つ。そこへやってきたお客は、長家(チャンガ)の会長チャン・テヒそっくりな男性。予期せぬ天敵の登場に、目を見開いて驚く瀬尾店長。「あなたは…チャン会長」と声をかけるが「いや、丸山だけど。確かに商店街の会長だけど」とかわされる。しかし瀬尾店長は「タンバムへようこそ!」と威勢のよい挨拶で深々と頭を下げる。

会長からチゲと炒め物の注文を受けると、磯部を制し「待て、俺が作る」と、勇んだ目つきで意気込む瀬尾店長。さっそくチゲを口にした会長だが、「え?マズっ!」と、予想外の感想。瀬尾店長が味見をしてみると…神妙な面持ちで自身の頭を撫でつけ「肉、腐ってる」とまさかの失態を明かす。「『過ちを犯したら、罰を受けるべきでしょう』父にそう言われました」「『人は信念を持って生きろ』そうも言われました」と語る瀬尾店長だが、当然会長はブチギレ。

すると、瀬尾店長は悔しそうな表情でゆっくり片膝をつき、土下座をする…と見せかけて、立ち上がる。再び片脚をついて土下座…はせず、立ってターンしてゲッツ!のポーズを決める。「これが僕の生き方です」と言い放った瀬尾店長だが、会長に思いっきりツッコまれるのだった。

SNSでは「ガヤセロイの精度が格段に上がっている…!」「藤ヶ谷くんやり切ってておもしろすぎる(笑)」「吹き替えで見てる気分ww」と完成度の高さ賞賛するほか「ガヤセロイがきっかけで梨泰院クラス全部見てしまった」との声も寄せられ盛り上がった。

ケチャップ文字で愛を伝える宮田。北山は生焼け肉を出す!?

いつものようにゲスト紹介に入る前に、MCの藤ヶ谷から、千賀健永が体調不良でスタジオ収録を欠席していることが説明された。椅子が1つ少ないだけで「全然違う」と違和感を覚えるキスマイメンバー。藤ヶ谷が「本人は絶対テレビ見てますんで。オンエアで自分のランキングやコメントを知る」と続けると、北山宏光が「いないからって辛辣にしていいわけじゃないですからね」とゲスト陣に釘を刺し、笑いを誘った。

キスマイメンバーが恋愛の難問に挑戦する「超BUSAIKU!?ランキング」の特別編。普段はテーマをもとにメンバー自身でプランを立てて撮影されるが、今回はテーマを伏せた“抜き打ちテスト方式”がとられた。

テーマは「体調の悪い彼女から『10分間で料理作って』とお願いされたときの対応」。彼女のマイコは、体調がすぐれないもののお腹が空いており、冷蔵庫の中にあるもので何か作ってほしいとリクエスト。普段の生活力が試されるこの難問、キスマイメンバーは一体何を作る!?

二階堂高嗣は、鍋に水・コンソメ・鶏ガラだし・醤油を入れてスープを作るが、かなり焦って「これくらい、これくらい」と小声でつぶやく。スープを味見すると「あちっ!」と叫び、電子レンジから温めたご飯を取り出すと「熱い、熱い、熱い」と、慌ただしい。次に木綿豆腐を切るが「沸いちゃってる、沸いちゃってる。落としてる、クソ」と、スープは沸騰するわ豆腐は落とすわでイライラが募る。

続いて、フライパンでトマトとナスをオリーブオイルで炒め、酒・みりん・塩・コショウで味付けするが「ホールトマトあったじゃん。トマト切らなきゃ良かった」と言ってトマト缶を投入。鍋にご飯を入れようとするが、なかなかラップから取れず焦りが募る。急いで鍋をかき回し、反対側の手はクロスさせてフライパンをカタカタゆすり、まるでドラムを叩くよう。最後はフライパンの中身を全て鍋にぶち込み、ギリギリ10分で完成。名付けて「マイコの体を気遣った、トマトとナスのトマトベース茶漬け」。

全力で頑張ったように見えたが、ゲスト陣の評価はイマイチで「厳しすぎるって」と苦笑いの二階堂。 ゲストの山之内すずは「クソ」が気になったと言うと、二階堂は「いきなり(のお題)ですよ!」と必死の弁明。すると同じくゲストの大久保佳代子が「10分でできるものを、まず計算しないと」とお説教。自分は料理ができないと抵抗する二階堂に、「知らないよ」と大久保の容赦ないツッコミが入り、スタジオが笑いに包まれた。

宮田俊哉は、冷蔵庫を覗いて「何かリクエストあります?」と明るく尋ね、迷いながらも「決めた!」と言って卵を溶き始める。手を動かしながらマイコに「卵好き?俺はマイコのことが好きだよ」と話しかける余裕ぶり。「俺は包丁使うと危険だから、包丁は使わないご飯にしようかなと思って」と、フライパンにバターを溶かして卵を流し入れ、スライスチーズとキムチを投入。

焼き上がった卵にケチャップとマヨネーズで何か書くが、首を傾げて頭に手を当て「上手いこといかなかったな」とつぶやく。見事、7分11秒で完成したのは「マイコのことも包み込みたいオムレツ!」「『すき』って書いたんだけどさ、時間なくてにごっちゃった」というケチャップ文字はご愛敬。

山之内は「楽しそうに喋りながら作ってくれてる、その姿が一番いい」と、料理中もマイコを飽きさせない気遣いを絶賛。さらに「上手に書けてない『すき』もいいな」と、隙があるところも好印象だったよう。

ファンからは「宮田くんは即興でもアイドルだなあ」というコメントから「みやっちここはレンジ爆発させて伏線回収しないと」「味濃くなっても水で洗わないでね」と実際、過去に宮田が失敗した料理エピソードを持ち出す声も集まった。

北山は、「え?待って、待って」と突然の要望に挙動不審。「寒かった外?お腹減ってる?どんな気分かな?」と聞くも、冷蔵庫の前でしばらく悩む。ようやく玉ねぎをカットするが、丸い方を下にして危なっかしい手つき。そして生の豚バラ肉に、大量の醤油・生姜チューブ・みりんをぶっかけて濃い目の味付け。玉ねぎと豚バラ肉を炒めると「焼けろ、2分半で焼けろ」と食材に念を送り、残り時間との戦いに。

マイコが残り10秒でカウントダウンを始めると、炒め途中だがお皿に持って無理やり完成。題して「ちゃんと焼けてないかもしれない生姜焼き」。確かに見た目は火が通ってそうだが、定かではない。「ちゃんとお食べ。お残しは許しまへんで」とニヤリと笑った。

総合40点と、43点の二階堂を下回り動揺する北山。ゲストのCrystal Kayは、早く作り始めてほしいと思ったのに加え「余計具合悪くなりそう」と辛口評価。大久保は、豚肉が生焼けの可能性があるにもかかわらず、完食を強要する最後のセリフに「うわぁ〜怖かった!」「何あの関西弁、急に関西弁!」と絶叫してキスマイメンバーを笑わせた。

料理上手はどっち!?腕前発揮の千賀&ルールを変える横尾

千賀は「嘘でしょ、何それ」と言いながらもテキパキ動くが、もやしの袋を開けると、手を腰に当ててフライパンの前で固まってしまう。恐らくとりあえず開けたが、この時点でメニューを考えているよう。

フライパンでもやしと豚バラ肉を炒め、手を動かしながら「嫌いなものとかある?」と聞いてマイコを気遣う。塩・コショウ・ごま油。切った油揚げを入れると、キムチを大胆にも丸ごと投入!さらに納豆を追加すると「これはいいかも」と声を弾ませる。ぴったり10分で完成したのは「マイコの疲れをとる、スタミナ満点豚キムチ納豆、油揚げ添えてみました」。栄養価が高く美味しそうな一品ができあがった。

ネット上では「千ちゃん意外と手際よいぞ」「しっかり料理してる人な動きだけど★」「千ちゃんの美味しそうー!作ってみたい☆」と、パパッと作れて美味しそうな料理に絶賛。

スタジオからも「おいしそう!」「これ男が好きなやつだね」「食べたいわ」と歓声が上がり、総合73点と暫定1位に躍り出た。すると「千賀やったな!」(二階堂)、「千ちゃん1位だよ!」(宮田)と、オンエアを見ているであろう千賀に向かって声をかける面々。

山之内は「スタミナを考えてくれたり、慣れてる感じがいい」と満点評価で、MCの玉森裕太も「お腹も膨れそう」とコメント。そんな様子を見て1人静かに頭を抱えるのは、キスマイの料理キング・横尾渉。「水まわりの横尾でしょ」という北山はじめ余裕だろうと予想するメンバーをよそに、当の本人は諦め顔。その結果はいかに?

横尾は、マイコの「元気出るの(がいい)」というリクエストを受け、にんにく料理をセレクト。フライパンにオリーブオイルを大量に入れて、慣れた手つきで潰したにんにくを投入。「大雑把でいっか、10分しかないもんね」と余裕を見せる。フライパンにベーコンとサバの水煮缶をほぐし入れ、鍋を火にかけるが、すでに残り2分。鍋にトマト缶・コンソメ・塩・コショウを入れると「何もできてないぞ。料理ってね、時間をかけて作るものだから」と開き直り、タイマーが鳴っても「ベーコン焼けてないの」と手を止めず、なんと延長戦へ。

VTRを見ていたキスマイメンバーからは「ありなんかい!」「いいの!?」と大ブーイングだが、横尾は鍋にツナ缶を入れ、カットしてレンジで温めたパンにオリーブオイルを染み込ませ、結局15分40秒かかって完成したのは「さっぱりだと思うイタリアン」。トマトスープ、ベーコンとサバのアヒージョ、アヒージョを乗せたパンと、美味しそうな3品を作った。

ルール破りの延長戦に、二階堂は「いや、0点でしょ」、北山も「抜かれたら意味わかんない」とクレーム。なんとも言えない顔をする横尾だが総合61点で3位につけ、カッコいい第1位の座は千賀の手に。0点評価の大久保は「4人の気持ち(考えたら)、かわいそう。生肉を出した立場になってみなさい」と北山に同情。北山も「あんだけ叩かれて!」とご立腹。

すると横尾は「いや、みんなすごいね10分で作るって」とすまし顔。二階堂の「ルールだったのよ」という言葉に、横尾は何くわぬ顔で「ルールは変えていくものじゃん」と返し、スタジオは大爆笑。玉森からは「ジャイアンだよ」とツッコミが入った。

SNSでは「普通に横尾渉のクッキング」「延長してるけど美味しそうなのよ」という温かい声から「でた!キスマイルール」「キスマイルールならぬ横尾ルール笑」と、バラエティ番組などでたびたび都合よくルールを変える横尾を面白がるコメントも多く寄せられた。

次回12月3日(木)はコント「令和のブサイクな恋」でカップルYouTuber鬼滅のおバカの続編!&「ベンチで待たせた彼女の温め方」が放送される。