女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。
11月27日(金)の放送には、笠井信輔が生出演。「病気で変わる家族との関係」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋、カンニング竹山、ハイヒール・リンゴ、婦人公論前編集長の三木哲男と共に語り合った。
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ステージ4の悪性リンパ腫から復帰を果たした笠井。昨年の『NONSTOP!』での密着取材は告知を受けた直後だったそうで、「両親にも病気のことを言っていない状況で、取材でも告白できなかった」と当時を振り返った。
入院していたときの家族との関係について、「病人だからと家族にワガママを言い過ぎた」と語る笠井。実際、妻から「ワガママを言うのはいいけれど、荒っぽい口調で文句を言われるのはたまらない」とたしなめられたこともあったという。
元々、家族全員が本音で話し合える関係性だったとはいえ、「ワガママを受け止める家族は、精神的にキツくなる。病人も(家族の心情を)考えなければ」と、笠井は冒頭から病気を機に家族関係を悪化させないためのポイントを語った。
「がんの夫の前でつらそうな顔を見せてしまうと、夫から謝られる。気丈に振る舞うほうがいいのか?」という50代女性のお悩みも登場。そこで、視聴者の意見を募る「せきらら投票」で、家族がガン告知を受けた時に「一緒に悲しむ/気丈に振る舞う」ならどちらの行動を選ぶか、問いかけた。
千秋とリンゴは「最初は泣くけれど、その後は気丈に過ごす」と意見が一致。竹山も「妻が冷静に振る舞ってくれると、自分も冷静でいられる」と語り、投票の結果も「一緒に悲しむ=14%」「気丈に振る舞う=86%」となった。
笠井は「いつも泣き虫の妻が、気丈に振る舞ってくれて助かった。でも、自分が妻の立場なら泣いてしまうと思うし、今は妻に頭があがらない」と自己分析。番組公式SNSにも「妻は気丈に振る舞ってくれた」などの体験談が届く一方、「気丈に振る舞いたいけれど、現実には難しいかも」という声も見られた。
「離れて暮らす母が、がんで通院中。それを機に、母の近くに住んでいる妹から当たられるようになった」という40代女性のエピソードも紹介された。三木によると、近所に住む娘には親もワガママを言いやすく、一番苦労しているのに報われないケースが多いそうだ。
竹山は「父が入院した時に、兄がきょうだい間の役割分担を決めてくれて助かった」と、自らの経験を元にきょうだい関係がこじれない方法を提案。リンゴは「きょうだいでも相手への感謝や気配りが必要」と言い添えた。
笠井家では、家事ができなかった息子たちが、笠井の入院を機に料理に目覚めたという。「がんになるのはもちろん良いことではないけれど、悪いことばかりではない」と笑顔を見せる笠井に、SNSには「自分もがん治療中。笠井さんは希望の光です!」「笠井さんをますます好きになった」という投稿が続々到着した。
がんになる前は、仕事一筋で家族と過ごす時間が少なくても「それでこそ笠井」と思っていたが、「子どもとくだらない話をする時間ができて、これこそが普通の幸せなんだと実感した」という笠井。妻からは、笠井の生き方が変わったからこそ、家族も変わったのだと言われたという。
そんな笠井の体験談を受けて、竹山は「本当の幸せって、そして勝ち組って何だろう?」と思いをめぐらせせた。
また、「がんが発覚した自分のために、娘が転職活動中の彼との結婚を早めると言う。自分は無理をしてほしくないのだが…」という60代男性のエピソードには、笠井は「一時的に『結婚した姿を見せてあげたい』という思いになったとしても、通常通りに生活するのがいいのではないか」「もし自分のことで結婚を早めて、結婚した夫婦がケンカでもしたら、『自分のせいで』と自分を責めてしまうだろう」と、がん経験者の視点からアドバイス。
「施設に入っている母親に、自分ががんになったことを伝えるべきか?」という50代女性のお悩みにも、笠井は「今は通院でがん治療をする人も多い。自分は近所に住んでいるので両親に伝えたが、職場の人にも言わずに治療している人もいる」と、経験を交えて助言した。
100均やコンビニでの無駄遣い、やめる方法はある?
「無意識な浪費」というテーマでは、「100均だからいいか、と思って無駄なものを買ってしまう」(40代女性)、「コンビニのレジ前のお菓子などは無駄だと思わずお金を使うのに、ATMの手数料を取られるのはイヤ」(40代女性)などのエピソードが紹介された。
千秋は「お小遣い帳を付けているから無駄遣いはしない」とキッパリと語り、SNSにも「家計簿で1円単位でチェックするから、無駄遣いはない」という声が。
また、ATMについては竹山を除くスタジオ一同が「無駄」と断言し、「せきらら投票」でも「ATM手数料は無駄だと思う=90%」「思わない=10%」と圧倒的な結果に。
三木は「人間は損することには敏感。でも欲には弱い。100均では欲が欲を呼ぶ」と結論づけた。