“目の保養”となるようなイケメンを紹介する「眼福♡男子」Vol.64は、杢代和人(もくだい・かずと)が登場。

7人組ダンスボーカルユニット、“げんじぶ”こと原因は自分にある。のメンバーとして活動する彼は、インターネットテレビで放送された恋愛リアリティーショーに、史上最年少の16歳で出演。意中の女性へ想いを伝える一途な姿にファンが急増した。

そんな彼が、1st写真集「SPROUT」をリリース。等身大の爽やかな姿や、ティーンとは思えないセクシーな表情を収録した1冊に“追いキュン”する女子が続出しているのだとか。

自身でも120点の出来栄えと自画自賛する杢代に、撮影の裏側やこだわりを聞いたほか、気になるプライベートをインタビュー。“自分のことが大好き”という17歳の素顔に迫った。

カメラを彼女だと想定して「おはよう♡」と語りかけるような気持ちで撮った

――記念すべき1st写真集が発売されたばかりですが、反響はいかがですか?

「ページによって雰囲気がまったく違うから、見ていて飽きなかった」という意見をいただいたり、僕のことは知っていたけれど、ファンではなかったという方にも購入していただけたりで、たくさんの反響をいただきました。まわりの人たちからは「おめでとう」といっぱい祝福してもらいました。

――ご家族の反応はどうでしたか?

お母さんは、“僕の16歳の瞬間”を切りとったメモリアル的なものが相当うれしかったみたいで、「みんなに感謝だね。よかったねぇ」と泣いてました。そして、「おめでとう。(写真集を)ちょうだい」って言われたので(笑)、さっそくプレゼントしました。

――げんじぶのメンバーも「買ってくれる」と話していたそうですが…。

おそらく、みんな“買う買う詐欺”で買ってないと思うので(笑)、僕からプレゼントしようかな。

――ちゃんと買ってくれそうなのは、どのメンバーだと思いますか?

大倉空人だと思います。空人は自分で見る用、家族に見せる用、保管用で「3冊買う」と言っていたので、空人に期待です!

――杢代さんもアイデアをたくさん出したそうですね?

いっぱい出しました。水に濡れているカットや夜景をバックに撮ったもの、ベッドに入っているカットもそうです。僕のアイデアを採用していただきました。

――泡風呂の撮影はスムーズにいきましたか?

パンツを履いたまま、泡風呂へダイブしたのですが、直後に自前のパンツだったことを思い出して、「替えのパンツ持ってない。今日、この後はノーパンか!?」って。スタッフさんに即、パンツを買ってきていただいたのですが、ヒヤヒヤしました(笑)。ついついテンションが上がって、飛び込んじゃったんですよ。

――写真集を制作するにあたって、最もこだわったのはどのような点ですか?

「おはキュン」と呼んでいるカットは、目を覚ましたばかりの僕がベッドからやさしく微笑みかけるものなんですけど、カメラを彼女だと想定して、柔らかい表情を出すことを意識しました。大人っぽいシチュエーションのときは、衣装やその場の雰囲気に合わせるなど、それぞれ表情を変えたところが一番のポイントです。

――「おはキュン」カットはどんなことを想像して、撮影したんですか?

「キュンキュンさせるぞ」と狙うより、撮影をしたのが朝で「うゎ、眠いな」とリアルに感じていたので、あの表情へとつながりました。

――好きな女の子に起こしてもらうなら、どんなふうに起こしてもらいたいですか?

「おはよう」という言葉だけでは起きないと思うので、ハグとかしながら起こしてもらいたいですね(笑)。

――普段の寝起きはいいほう?

好きな女の子が起こしてくれるのなら、機嫌よく対応できると思います。

――お母さんに起こされたら?

ちょっと抵抗したくなっちゃいます(笑)。

――写真集ではいろいろなデートも描かれていますが、理想のデートプランを教えてください。

一番したいのはディズニーデートですね。近くに、ディズニーと提携しているホテルがあるじゃないですか。あそこに泊まると、アトラクションのファストパスも付いてくるみたいなので、それを使ってデートしたいです。

――カチューシャはつけますか?

もちろんつけます!

240万人が見守った大失恋。とても貴重な経験でした

――“キュン”満載の写真集ですが、最近、キュンときたことはありましたか?

メンバーの武藤潤とミュージカルの稽古期間に毎日会っていたのですが、まだ制作途中だった写真集のデータを僕がスマホで確認していると、隣で見ていた潤が「その写真いいね」とか「カッコいいね」と毎回褒めてくれたのはキュンときました。

――では、これまでの17年間で最もキュンきたことは?

えーっ!難しい。小学生のころに好きだった女の子がいて、それがほぼ初恋だったんですよ。僕のほうから積極的にアピールしていたら、向こうから「好きだよ」って言ってくれて、キュンときました。

――初恋からうまくいく珍しいパターンですね。

いっちゃいました(笑)。

――ずーっと、モテっぱなしですか?

だったんですけど…つい最近、人生で初めてフラれてしまいました。内緒ですよ(笑)。もうちょい熟成させてからじゃないと笑えないぐらいのダメージです(笑)。

*杢代は2~5月にABEMAで放送された『恋とオオカミには騙されない』に出演。最終回で大きな失恋を経験した。

――内緒とは言いつつ、電波を通じて240万人が目撃したそうですよ(笑)。恋に破れ、泣いてしまったのだとか?

泣いちゃいました。男の子って、メンタル弱いじゃないですか。失恋ってツラいんだなって初めて実感しました。でも、番組に出演できたことは楽しかったです。相手としっかり向き合うことの大切さ、皆で過ごす貴重な時間…いろんなことを経験させてもらいましたから。今となってはいい思い出です。

――恋愛を通して、学んだことも多かったのではないですか?

自分の気持ちばかりを優先するのではなく、相手の気持ちをくみとった言葉選びと行動をすることが大切なんだって。それって恋愛だけじゃなく、どんな人間関係にも言えることだと思うので、そのことを16歳という年齢で学べたことは大きかったです。

――ちょっと気の早い話ですが、2冊目の写真集を制作するなら「20歳になってからアメリカで撮影したい」と発言していましたね。どんなシチュエーションで撮りたいですか?

ニューヨークにあるガラス張りの高層ビルで、時間帯は夜。バスローブを着て、手にはお酒のグラスを持って、大人の色気をめっちゃ出す。他には、超個性的な服を着て、街を歩いたり、紙袋に入れたサンドイッチを持って食べたり。そういうことをやってみたいです。

――ちなみにアメリカへ行ったことは?

海外自体、まだ行ったことがないんです。でも、パスポートの準備はできているので、行けるように頑張ります。

――写真集発売の会見で、「これまでは右の顔が好きだったけど、左から撮ってもイケメンだということに気づいた」と発言していましたね。左右の顔に違いがありますか?

ありますよ。右の顔が二重幅くっきりのイケメン、左側はちょっとタレ目で可愛い感じ。両方合わせると僕にしかない表情が出せるので、そのことに気づいてからはどっちの顔もいいなって、思うようになりました。

――顔の中で好きなパーツはどこですか?

やっぱり目ですかね。僕、三白眼寄りなんですよ。それがカッコいいなって。あとは幅広の二重と涙袋。涙袋がしっかりクッキリなので、そこが好きです。

――今後は「唯一無二の存在になっていきたい」と話していましたが、自分の持ち味はどんなところだと思いますか?

このルックスで甘えたがりっていうギャップは、僕だけの個性だと思います。そして、自己プロデュースが得意。僕はいい意味でも悪い意味でも自分に自信があるので(笑)、そんな僕を見てみんなが元気になれる、そこは僕のカラーだと思います。

――人たらしですね(笑)。

まわりの方からとても可愛がっていただいていますし、いつも皆さんには本当にお世話になっています。

――そんな杢代さんのコミュニケーション術は?

相手がどんなことを言われたらうれしいかを考えて、発言します。そして、年齢が4歳以上離れている人のことを「兄さん、姉さん」と呼ぶんですけど、そう呼んだら、もうほぼタメ口OKみたいな感じになるんです。相手から「タメ口やめろよ(笑)」ってツッコまれても、「なんでそんなこと言うんですかぁ(笑)」とフレンドリーに返すことができます。

あとは、躊躇しないことですね。聞きたいことはすぐに聞きますし、教えてほしいことは「教えて」と素直に伝える。これが僕なりのコミュニケーション術です。

眼福は“げんじぶ”。メンバーが楽しんでいるところを見ると、幸せを感じます

――普段は、げんじぶのメンバーとして活動していますが、げんじぶってどんなグループですか?

今までにないグループだと思います。ビジュアルやテンション、空気…まったく個性の違う7人が集まり、個性的な音楽を歌って踊ってアピールする。ハマらない人はいないんじゃないかな?曲にもハマれるし、誰か1人を好きになったとしても、それぞれが違うからみんなを愛せる。ずっと一緒にいたいメンバーたちです。

――今、一番楽しいのは何をしているときですか?

友だちと電話で話しているときです。ありがたいことに、ここ最近ずっと忙しくさせていただいてるんですけど、帰宅して、心を許せる友だちと何気ない会話をして盛り上がっているときに幸せを感じます。

――現在の癒やしは?

ファンの皆さんです。SNSなどのコメントもそうですし、先日もオンラインでのイベントがあったのですが、皆さんと話している時間が本当に楽しくて、これからも頑張ろうって勇気をもらえました。

――料理が得意だと聞きましたが、始めたきっかけは何だったんですか?

僕のお父さんは料理人をしているのですが、「自分が食べたいものは自分で作る」というルールがうちにはあるんです。もちろん、日々の食事はお母さんが作ってくれるんですけど、何か食べたいものがあるときは自分で食材を買ってきて作る。料理を始めたばかりのころは男メシみたいなものしか作れませんでしたが、料理サイトなどを見ながら徐々に凝ったものを作れるようになりました。

――ちなみに最近、作ったものは?

先日、久しぶりにオムライスを作りました。卵がトロトロの半熟でおいしかったです。

――そんな杢代さんにとって、眼福な存在は何ですか?

げんじぶのメンバーです。メンバーと過ごす時間は楽しいし、メンバーが楽しんでいるところを見ると僕も幸せな気分になれる。スタッフさんたちが盛り上がっているところを見るのも好きですね。一番お世話になっている方たちなので、毎日笑顔にさせたいと思います。

――今後の野望は?

げんじぶの結成当初から掲げていることなんですけど、東京ドームのステージに立つことです。これは簡単に口にしているわけではなく、いろんなことを積み重ねてドームへ昇りつめる。そのプロセスもきちんと考えています。夢は大きく!ですね。

――俳優としての目標を聞かせてください。

映画やドラマの主演をしたいです。僕は芸能界に入って3、4年なんですけど、最初のころは「お芝居って何なんだろう?何が楽しいのだろう?」とわからないことばかりでした。でも、最近になってやっとお芝居の楽しさが理解できてきて、もっともっと演じたいと思うようになったし、とてもやりがいのあることなんだと気づくことができました。実力をどんどん磨いて、将来、主演作を皆さんへお届けしたいです!

杢代和人1st写真集「SPROUT」発売中。

写真集「SPROUT」最新情報は、公式サイトまで。

撮影:河井彩美