9月4日(土)、舞台「少年たち 君にこの歌を」の公開稽古・初日前会見が行われ、ジャニーズJr.のHiHi Jets(髙橋優斗、井上瑞稀、橋本涼、猪狩蒼弥、作間龍斗)と、美 少年(岩﨑大昇、佐藤龍我、那須雄登、浮所飛貴、藤井直樹、金指一世)が登壇した。

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この作品は、1969年の初演以来、上演のたびにアレンジを加えながら進化を遂げ、「少年たち」シリーズとして歴史をつないできた。Kis-My-Ft2、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、SixTONES、Snow ManらがかつてジャニーズJr.時代に出演していたことから、この作品は若手の登竜門的存在となっている。

公開舞台稽古終了後に、HiHi Jetsと美 少年が記者からの質問に答えた。

公演初日を迎える感想を髙橋は「舞台の主演というのは初めてなので、どういう思いをお届けできるのか、不安はありますがワクワクしています。このご時世の中で公演させていただけるということに感謝しながら、毎日公演をしていきたいなと思います」と語った。

岩﨑は、「やっと来たかと…。公演の発表はすごく早くて、その時は『まだ先の話かな』と思っていたんですが、あっという間に初日まで来てしまいました。今日、公開稽古をさせていただいたんですが、実は、通して舞台をやったのは初めてだったんですよ。明日から初日で、まじ最高だなという気持ちです。明日から頑張っていきたいなと思います」とコメント。

通し稽古が初めてだったということに対して、髙橋は「(岩﨑が)もう言っちゃったからね。グループ別でやったりとか、誰かいない状況では、通し稽古はしていたんです。今日、全員で最初から最後までやったのは初めてですね。やってみて、楽しいなと思いましたし、早く皆さんにお届けしたい」と明かした。

新橋演舞場での公演に対して井上は、「滝沢歌舞伎とかでもこの舞台には立たせていただいていたんですが、いざ自分たちが座長という立場でステージに立たせていただくと、また違った景色が見えて、気が引き締まる思いです。主演で立つのは責任感が違ってきますし、皆さんに喜んでいただけるように精一杯頑張ります」としみじみと語った。

那須は、「僕たちは新橋演舞場は初めてなんです。いつも見学席で見ていたので、改めて立ってみると、きれいだなと。それぞれの劇場のよさはあると思うのですが、偉大な雰囲気があるなと思います」と感想を述べた。

浮所は、「僕がジャニーズ事務所のオーディションをした日に、ジャニーさんに『今日、滝沢歌舞伎の公開稽古があるから見に行きなさいよ』と言っていただいて。ちょうどこの新橋演舞場に見に行っていたんです。それを滝沢くんに聞いたら覚えている、と。そんなステージに立てていることが、すごく感動的でうれしいです。歴史のある景色だなと思います」と振り返った。

「本作に出演しているジャニーズの先輩は全員CDデビューしている」と聞かれると、髙橋は「ジャニーズJr.として活動していく中で、デビューは1つの目標でもあります。なので、常にどん欲に追いかけていきたいと思います。歴史ある舞台を引き継がせていただいたことも、これからの活動の自信につながると思います。ただ、それだけではなく、美 少年とこの舞台を成功させて、ファンの方に『また会いたい』と思ってもらえるようなものにしていきたいなと思います」と希望を語った。

岩﨑は、「劇場入りして、『あぁ、これでデビューか』と…。(先輩たちがデビューしている)こういうジンクスがあるからこそ、そこに乗っかって…というか、つなげられるように頑張っていきたいです」と話すと、周囲から「そんな風に思っていたのかよ」と突っ込まれ、会場を笑わせた。

「舞台に立って(主演を演じるという)、実感というものはつかみましたか?」と聞かれると、質問の意図を勘違いした岩﨑は、「デビューのですか?」と聞き返し、猪狩は「新橋演舞場に入ったからといってデビューではない」と指摘し、さらに会場を笑わせた。

<ストーリー>

ここはとある少年刑務所。
犯罪に手を染めた少年たちは、様々な事情を抱えて“赤”と“青”2つの房に収監されていた。
少年たちはお互いの房に住む相手をライバル視し、やりきれない思いに身を任せ、日々喧嘩に明け暮れる。
ある日、心臓病を患う少年の弟が危篤であると連絡が入る。
少年たちは看守に一時外出許可を願い出るが、かたくなとして受け入れられない。
やりきれない思いは怒りに変わり乱闘が起こるが、その時、少年は叫ぶのだ。
「脱獄しよう」と。

最新情報は、舞台「少年たち 君にこの歌を」の公式サイトまで。

「公演製作 松竹株式会社」