「伸びしろですね!」。白いスーツにサングラス姿で見せるサッカー日本代表・本田圭佑選手のものまねで有名なピン芸人・じゅんいちダビッドソン。
芸人として活動するかたわら、大好きなキャンプを楽しむ動画を公式YouTubeチャンネルにアップしたり、オンラインサロン「じゅんいちダビッドソンのキャンプ村」を運営したり、“キャンプ芸人”としても知られている。
しかし、自他ともに認める「がさつな性格」だそうで、キャンプでは忘れ物や料理の失敗も多く、いつしか“へたキャンの第一人者”と呼ばれるように…。それでも、自己流でキャンプを楽しむ姿は、キャンプ好きの支持を得てきた。
そんなじゅんいちダビッドソンが、自身初となる著書「へたキャンごはん なんなら全品ベランダでも楽しめますね~!」を5月27日(水)に発売した。
フジテレビュー!!では、自宅でも楽しめるキャンプ飯を紹介する本書の見どころや、キャンプ愛、キャンプ仲間とのエピソードなどをリモート取材。また、2020年1月に独立し社長になったという今後の仕事での展望も聞いた。
「本当にうまい!」自慢のカレーには、おぎやはぎ小木もうなった
――外出自粛期間が続いていますが、日々どんなことをして過ごされていますか?(5月21日時点)
テレビの仕事をリモートでこなしながら、YouTubeでは室内キャンプの動画を撮ったりして、あとは…お酒を飲んでいました(笑)。アウトドアが好きなので、家の中でアウトドアの真似事もしましたが、さすがに飽きてきています。
みんなこの時期に、「何かやるべきだ」と考えたと思うんですけど、僕の場合は、途中から「別に何もせんでええんちゃうか」っていう考えに変わってきて(笑)。結局、新しいことも始めてないですし、近所を散歩していたくらいですね。
――今回、料理本を発売されますが、普段から料理はされていますか?
家では僕がカレー担当になってますね。本の中でも紹介している「手羽元チキンカレー」は本当にうまいんです。ある番組で、いつものように何もできない“へたキャン”キャラでいたんですけど、このカレーを作ったら、おぎやはぎの小木(博明)さんから「じゅんいち、カレーだけはめっちゃうまいな!過去一かも」って言われたくらい。
――こだわりはどんなところにありますか?
手羽元から出汁をとって、カレーのルウを2種類使って、隠し味にチョコレートを入れることですかね。出汁をとる前の手羽元に軽く焼きを入れると、より香りが出て、おいしくなるんですよ。でも、めんどくさかったら、焼きを入れなくても十分!
たまに「自分の作ったカレー食べたいな」と思うことがあって。こんな感覚、あります?それくらいおいしいんです。ただ、カレー以外の料理は結構ミスりますけどね(笑)。
――そんなカレーのレシピも載っている著書の出来上がりはいかがですか?
正直、僕にしては…ちょっとレベルが高すぎるんじゃないかなと思っています。普段、自分で料理を作る時は、そんなに見栄えを気にしないので、カメラマンさんの写真がうますぎたんじゃないかなと(笑)。飾り付け一つにしても、僕やったらメインの料理だけで撮るところを、フードコーディネーターさんが色味を考えて横に野菜を添えたりしていて。
でも、ちょっとハードルが高く思われがちなキャンプ料理が「簡単にできるかも」と思ってもらえるような本にはなっているので、満足しています!
――料理の手順も簡潔に書かれているので、料理ベタでも出来そうな気がします!
そうですね。なんせ、へたな僕の本なので、「簡単に」というのは大事にしました。手が込んだすごくいい料理を作るよりも、簡単に作っておいしいほうがいいですよね。そうすると、いざキャンプに行こうと思った時に入りやすいと思うので。
――各ページに添えられたキャンプ道具のイラストも味があってかわいらしいですね。
このイラストは僕が描いたんですよ!僕ね、イラストもへたなんで、全力で何を書いてもこんな感じになっちゃうんですけど(笑)。これは何かの話の流れで編集の方に以前描いた絵を見せた時に、ゲラゲラ笑いながら「おもろいな」っていう話になって、本の中にイラストを入れることになったものですね。
――帯はサンドウィッチマンが書かれていますが、じゅんいちさんが直接オファーされたんですか?
そうです。サンドウィッチマンとはずっと昔から一緒にやってきていますし、彼らのマネージャーは、僕が最初に組んだコンビの相方で、4人で仲が良いですから。その繋がりもあったし、2人が忙しくて実現していませんが、「(キャンプに)そのうち連れて行きますよ」という話もしていて。
そんな中でお願いをしたら、書いてくれました。やっぱり持つべきは、好感度ナンバーワンの古い友人ですよ(笑)。
雨が降る中でのキャンプに「この世の終わり」を感じ、どハマり!
――そもそも、じゅんいちさんがキャンプにハマったきっかけは?
子どもの頃にやっていましたけど、ハマったのは大人になってからですね。芸人仲間でありキャンプ仲間のヒロシさんとバイきんぐの西村(瑞樹)くんと行った、雨の日のキャンプがきかっけです。
タープ(日差しや雨を防ぐ布)にボタボタ雨が当たっている下で、焚火をしながらお酒を飲んでるだけだったんですけど、それが無性に楽しくて。もともと焚火が好きですし、普段とは違う環境の中で過ごしている贅沢さに惹かれました。感覚的に、この世の終わりみたいな感じだったんですよね。
――そこに、ヒロシさんや西村さんという信頼できる友人がいて…。
そうそう!キャンプをやる芸人友だちが好きだからキャンプをやっているところもあるんですよ。仕事の現場では、ヒロシさんは先輩ですけど、キャンプ中は“友だち”。西村は、昔、一緒にアルバイトをしてたこともありますし。今は、山で会うことのほうが多いので、急にテレビ局で会うとちょっと恥ずかしかったりしますね(笑)。
――キャンプしている中で一番好きな瞬間はありますか?
やっぱり焚火ですね。夜、日が落ちて、だんだん暗くなってきて、焚火の色が映える時間になってきて、焚火を眺めながらお酒飲んでる時間は最高です。
――非日常感があるんですかね。
そうだと思います。あとは、原始時代から人間はずっと焚火をやってきているじゃないですか。そのDNAがうずくんじゃないかと思っています(笑)。
―― “友だち”の皆さんは、今回の本の発売に関して何か言っていましたか?
「じゅんいちが料理本出すんだ…」って言われました(笑)。僕が料理べたなことはもちろんみんな知ってますし、実際、一番キャンプも料理もへたです。でも、本も出しますし、キャンプのコミュニティ(オンラインサロン)も唯一持っているんです。この状況、自分が意図していないのにキャラクターが武器になっている感じがしますね。
――では、“へたキャン”と言われること自体には、マイナスの思いはないですか?
いや、そりゃね、達人みたいな感じで呼ばれたいですよ。ただまあ、しょうがなです。自分が招いた結果なんでね(笑)。
――“へたキャン”というワードは、奥様の発言がきっかけだったとか。
そうですね。僕がキャンプ芸人としてある番組に出た時に、僕のハプニング集みたいなVTRを流していたんですよね。それを見た嫁が、「すごい!あなた、キャンプの新しいジャンルを築いてる!へたキャンってジャンル」と言い始めて。Twitterでつぶやいたら、皆さんが呼んでくださるようになって。
――奥様のワードセンス、すごいですね!
今となっては、この言葉がなければ、本も出せていたなかったでしょう(笑)。
今後の目標は山の購入!?自らキャンプ場を作るために下調べ中
――キャンプ飯は、どんな時にレシピが思いつくんですか?
買い出し中とか、車でキャンプ場に向かっている時に「あれやろうかな」と思いつくことが多いですね。僕、結構「料理するのめんどくさいな」と思うことがあって。手軽にうまく…と考えた時に「これに、これを足したらうまそうやな」とパッと思いついた食材を選んでいます。
感覚的だから、市販品にちょい足しするくらいがちょうどよくて。この感覚のまま手の込んだ料理を作ろうと思ったら、だいたいまずくなりますね(笑)。
――「市販品にちょい足し」は著書でレシピも公開されていますね。
いかにラクして、おいしくするか。僕のレシピはそこから生まれることが多いです。キャンプでも、普段の食事でも大事やと思いますし、そういう意味では、この本はかなり役立つかもしれませんね(笑)。
――今後キャンプでやりたいことはありますか?
山を買って、キャンプ場を作ろうかなと思っています。実は、もういくつかいいなと思う場所は見つけていて。下見に行こうかなと思っている時に緊急事態宣言が出てしまったので、行けていないんですよ。外出ができるようになったら、いろいろと下見に行こうと思っています!
――最後に、2020年1月に独立されたばかりのじゅんいちさんの、仕事に関する展望をお聞かせください。
変わらずお笑いをやりながら、自分で会社もやっているのでその運営もして…というか、基本、楽しければいいなと思ってるんですよね(笑)。
目標から逆算してやるタイプじゃないんですよ。例えば、2年後の大きな目標を達成するために、逆算して「今日はこれをするべきだ」と小さな目標を日々クリアしていく人もいると思うんですけど、僕、1日目にすでにクリアできない自信がありますから(笑)。
本田選手のものまねも、売れる計画を立てた結果じゃないですし。やってみたらたまたまハマって、「こんなネタを作ったら面白いかも」っていうネタ作りの部分だけちょっと頑張って。それがだんだん今に繋がっていった感じ。
だから今を楽しんで、ここぞという時にちょっとだけ頑張る感じで、今後もやって行こうかなと思っています。
インタビュー後編では、「へたキャンごはん なんなら全品ベランダでも楽しめますね~!」で紹介している料理の中から、じゅんいちダビッドソンが“ベランピング”や“ベランダ飲み”におすすめの料理をレシピとともに紹介します!
【誕生】新橋に新スポット「グランハマー」登場!ビル一棟「縦横丁」エンターテインメント満載の内部とは?
2024年11月27日 |
17:35
「えっ!?」鶏肉でプリプリ食感に柔道・角田夏実選手も大興奮!「ジューシーヘルシーギョーザ」【谷原章介のテイバン+】
2024年11月26日 |
14:48
なにわ男子・藤原丈一郎が進化する外食モーニングを徹底調査!SNSで話題の巨大タマゴサンドをわんぱく食い&初体験フルーツ“ピタヤ”で優雅な朝も!
2024年11月24日 |
18:00
サクッ!トロッ!柚子こしょうが決め手の「里芋コロッケ」に松岡修造が「爽やかなねっとり感!」と絶賛
2024年11月24日 |
17:30
鮮度が命の伊東グルメ!濃厚でうまみがすごい「うずわ飯」に松岡修造が「ねっとりだわ~うまいわ~」と大満足
2024年11月17日 |
17:30
ポリ袋とフライパンでパン作り!あまりの簡単さとおいしさに松岡修造が「おめでとうございます」と満面の笑顔
2024年11月10日 |
17:30